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【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ

ジャズミュージック、と言われると何となく敷居の高さを感じる……そんな方は結構多いかもしれません。

実は昭和の昔から令和の現在も、ジャズミュージックに影響を受けてJ-POPとして昇華しているアーティストやバンドは多く存在しているのですね。

そこで今回はJ-POPの「バラード」に注目、特にジャズの影響を感じさせるおしゃれで落ち着いた時間を演出してくれる名曲たちをリサーチしてまとめています。

ジャズを日ごろ聴かないという方でも楽しめる内容ですから、ぜひチェックしてみてください!

【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ(1〜20)

ひとひらBlu-Swing

桜が舞う季節を思わせる繊細で美しいメロディが特徴的な楽曲は、Blu-Swingが2011年の東日本大震災後に発足したチャリティプロジェクト「桜作戦」の一環として制作したもの。

生命の儚さと再生をテーマにした歌詞は、透明感あふれるボーカル田中裕梨さんの歌声とともに、深い感銘を与えます。

この楽曲は2019年5月にリリースされたアルバム『BLU-SWING 10th ANNIVERSARY BEST』にも収録され、バンドの代表曲として位置づけられています。

本作は、ジャズの要素を取り入れながらも、J-POPとして昇華した落ち着いた雰囲気が魅力。

静かな夜や穏やかな朝に聴きたい一曲であり、バラードの持つ情感と、ジャズの洗練された音色を求める方に特におすすめです。

時間を名乗る天使Cymbals

都会の風景と時間の流れを詩的に描いた、Cymbalsならではの幻想的バラード。

土岐麻子さんと沖井礼二の重なり合うツインボーカルが、ジャズの要素を感じさせる落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

淡々とした語り口から徐々に感情が高まり、終盤で爆発するような構成が印象的な本作。

2003年5月にリリースされたアルバム『Love You』に収録された曲で、バンド解散前の集大成的な作品として位置づけられています。

スローなテンポと洗練されたアレンジが心地よく、静かな夜や雨の日、一人で物思いにふける時間にぴったり。

シティポップやジャズバラードが好きな方、そして日常に少し詩的な潤いを求める方にぜひ聴いていただきたい珠玉の一曲です。

眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)YONA YONA WEEKENDERS

YONA YONA WEEKENDERS “眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)” Lyric Video
眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)YONA YONA WEEKENDERS

夜の情景を切なく描き出すバラード調の名作。

クラムボンの原田郁子さんをゲストボーカルに迎え、YONA YONA WEEKENDERSのボーカル磯野くんとの絶妙な掛け合いが心に染みわたります。

二人の声が織りなす繊細な表現は、話し足りない思いや過ぎ去った記憶を探す心情を優しく包み込み、ジャズ的な響きが都会的な切なさを演出。

2023年4月にリリースされたこの楽曲は、後に5th EP『into the wind』にも収録されています。

メンバー全員が平日は会社員として働きながら週末に音楽活動を行うスタイルから生まれる、日常に寄り添う心地よさが本作の魅力。

大切な人との時間をもっと共有したいと願う夜に、静かに耳を傾けたい一曲です。

Beautiful Thingorange pekoe

繊細なジャズのエッセンスを感じさせるメロディと、心に染み入るような歌声が印象的な一曲です。

愛や存在の美しさを描いた詩的な歌詞は、静けさの中にあるハーモニーを繊細に表現しており、じっくりと耳を傾けたくなります。

orange pekoeの代表曲として、2002年11月に発売されたシングルで、2008年のベストアルバム『SUN & MOON』にも収録されました。

同アルバムは2019年12月にはアナログ盤として、カンバラクニエ氏による新たな色彩が施されて再リリースされています。

ジャズやボサノヴァが好きな方はもちろん、洗練された大人の雰囲気を求める方にぴったり。

夕暮れ時のリラックスタイムや、大切な人との静かなディナーのBGMとしても最適な本作は、時間を忘れさせてくれる一曲です。

魔法がとけたならモノンクル

繊細なピアノの調べから始まる大人の恋愛バラードで、ジャズのエッセンスが光る一曲です。

雪の音に合わせたメロディや、二人で過ごした静かな時間の記憶を描く物語性豊かな世界観が心に染みます。

ものんくるが2017年12月に配信限定シングルとして発表したこの楽曲は、後にアルバム『RELOADING CITY』にも収録。

吉田沙良の柔らかな歌声と角田隆太のベースが織りなす情感あふれるハーモニーが魅力です。

弦楽器のアレンジも見事で、冬の静寂な景色が目に浮かぶようですね。

2020年7月の無観客配信ライブでも、季節を問わず披露された本作は、穏やかな夜に一人で聴きたい方や、ジャズテイストを取り入れた邦楽バラードに興味がある方にぴったりの一曲です。