洋楽ジャズファンクの名盤まとめ~定番から最新作まで
一口にジャズと言ってもさまざまなサブジャンルがあり、独自の進化をとげたジャンルも多いです。
本稿で取り上げる「ジャズファンク」はその名の通りジャズにファンク的な要素を取り込んだ音楽性を持ち、実際にその名前が定着したのは80年代から90年代以降のこと。
つまり後続のDJやミュージシャンから再発見されて評価を得た作品も多く、ヒップホップにおけるサンプリングソースとしても人気の高いジャンルなのですね。
そんなジャズファンクを知るためにまずは押さえたい70年代の定番作はもちろん、ジャズファンク的な要素を感じる近年の注目作品も含めたアルバムをまとめています。
初心者もある程度知識のある方も、ぜひご覧ください!
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もくじ
- 洋楽ジャズファンクの名盤まとめ~定番から最新作まで
- ChameleonHerbie Hancock
- One and OneMiles Davis
- Virtual InsanityJamiroquai
- GamesDorothy Ashby
- A Chance for PeaceLonnie Liston Smith
- RainmakerJohn Carroll Kirby
- Mister MagicGrover Washington Jr.
- You & MusicDonald Byrd
- School DaysStanley Clarke
- Red, Black & GreenRoy Ayers Ubiquity
- Lift Off (feat. Rocco Palladino)Tom Misch & Yussef Dayes
- Racetrack in FranceGil Scott-Heron and Brian Jackson
- Giulia Mon AmourCalibro 35
- Harlem River DriveBobbi Humphrey
- Root Down (And Get It)Jimmy Smith
洋楽ジャズファンクの名盤まとめ~定番から最新作まで
Giulia Mon AmourCalibro 35

2000年代後半から人気を集め続けるイタリアのファンクバンド、カリブロ35。
彼らのファンクはシネマティックファンクと呼ばれ、名前の通り映画的な雰囲気を感じさせるファンクを得意としています。
そんな彼らの名盤としてオススメしたいのが、こちらの『Traditori di Tutti』。
ジョルジオ・セルバネンコさんによるミラノを舞台とした同名の推理小説がありますが、本作はその小説からインスピレーションを得ています。
映画のように劇的なジャズファンクが多いので、ぜひチェックしてみてください。
Harlem River DriveBobbi Humphrey

現在でも多くのリスナーやアーティストたちからリスペクトを集めているジャズフルート奏者、ボビー・ハンフリーさん。
ボーカリストとしても活躍していたため、彼女の楽曲に聞き覚えがあるという方は多いのではないでしょうか?
そんな彼女の名盤が、こちらの『Black and Blues』。
本作はドナルド・バードさんのアルバムの制作でも知られるマイゼル兄弟とタッグを組み、1973年にリリースされました。
クレジット上ではラリー・マイゼルさんが作曲したことになっていますが、実際はマイゼルさんが考えたコードにアドリブでハンフリーさんがメロディーを乗せていったそうです。
Root Down (And Get It)Jimmy Smith

ソウルジャズやハードバップを主体とした音楽性で人気を集めたジャズオルガニスト、ジミー・スミスさん。
少しでもジャズの造詣が深い方であれば、誰でもご存じだと思います。
そんなジミー・スミスさんの名盤として名高い作品が、こちらの『Root Down』。
マイルス・デイヴィスさんの『On the Corner』と同様に、当時の若者にとってポピュラーだったファンクのエッセンスを取り入れたアルバムで、全体を通して若々しい曲調が多いことで知られています。
おわりに
今回紹介したアルバムをすべてチェックしていただければ分かりますが、ジャズの歴史の中でも重要な作品と言われているアルバムだけではなく、ポピュラー音楽敵に売れたアルバムや一般的な知名度が高いわけではないアルバムも含まれているのがおもしろいですよね。
ジャズファンクの魅惑的なグルーヴにはまってしまった方は、ぜひ深掘りしてみることをおすすめします!