オシャレなヒップホップ!洋楽JAZZY HIP HOPの名盤まとめ
音楽好きの中でも「ヒップホップというかラップは苦手……」といったように、何となくのイメージでそんな風に考えていらっしゃる方、実は多いのではないでしょうか。
好き嫌いはもちろんあるにせよ、入り口を変えてみれば意外とはまってしまうかもしれませんよ。
そんな期待を込めて、今回の記事は海外の「ジャジーヒップホップ」をテーマとした内容です!
文字通りジャズに影響を受けたヒップホップ、海外では一般的に「ジャズ・ラップ」と呼ばれるジャンルで、1990年代に花開いたヒップホップのサブジャンルなのですね。
ヒップホップが苦手な方でも聴きやすい、オシャレなトラックやグルーヴに心も踊る名盤たちをぜひお楽しみください!
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オシャレなヒップホップ!洋楽JAZZY HIP HOPの名盤まとめ(21〜30)
Betty (Get Money)Yung Gravy

独特のスタイルで人気を集めるラッパー、ヤング・グレイヴィーさん。
一般的なヒップホップでは見かけない、独特なチョイスが光るサンプリングが印象的なラッパーですよね。
そんな彼の作品のなかでも、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『Betty (Get Money)』。
リック・アストリーさんの『Never Gonna Give You Up』をサンプリングしたポップなヒップホップで、ラップのスキルよりも全体のパッケージが魅力的な楽曲です。
英語さえ覚えれば誰でも歌えるヒップホップですので、ぜひチェックしてみてください。
My Definition of a Boombastic Jazz StyleDream Warriors

何だかインパクトのあるユニット名で、ホラー映画に詳しい方であれば『エルム街の悪夢3 惨劇の館』を思い出されるかもしれません。
カナダはトロントにて1988年に結成されたドリーム・ウォリアーズは、1990年代のジャジー・ヒップホップの盛り上がりに一役買った存在として知られています。
初期はデュオとして、中期はDJや他のメンバーが加入して4人組のグループとして、後期は再びデュオとして活躍しました。
本稿で取り上げている『And Now the Legacy Begins』は1991年にリリースされた記念すべきデビュー・アルバムで、本国カナダ以上にイギリスでヒットを記録、批評家筋からも高い評価を受けた傑作です。
アルバムの収録曲の中で最も著名な楽曲『My Definition of a Boombastic Jazz Style』は、あの『オースティン・パワーズ』シリーズのテーマ曲であり、日本ではCM曲などで起用されているクインシー・ジョーンズさんの名曲『Soul Bossa Nova』を大胆に引用した名曲中の名曲!
その他にもカウント・ベイシーさんの『Hang on Sloopy』をサンプリングした『Wash Your Face in My Sink』や、サンプリングネタとして大人気のトム・トム・クラブの『Genius of Love』を引用した表題曲など、ジャズからファンクまで見事なスキルとセンスで自身の楽曲へと再構築した楽曲が目白押し。
「ゴールデンエイジ・ヒップホップ」と呼ばれる時期のヒップホップに興味がある方も、ぜひチェックしてみてください!
Take You TherePete Rock & CL Smooth

残したオリジナル・アルバムはたったの2枚、その2作品でヒップホップの歴史において多大なる影響を及ぼした偉大な2人組が、ピート・ロック&C.L.スムースです。
今や超人気プロデューサーとして活躍するピート・ロックさんと、ストイックさと上品さを兼ね備えたラップ・スタイルを持つC.L.スムースさんによるユニットで、冒頭で触れたように2枚のアルバムを残して解散しているのですが、ピートさんの作品にスムースさんが客演したり、折に触れて再結成してライブ・パフォーマンスなどを行うなど良好な関係は続いているようですね。
そんな彼らのアルバムはどちらも甲乙つけがたい作品ではありますが、トータルの完成度という観点からラスト・アルバムとなった1994年のセカンド作『The Main Ingredient』を紹介しましょう。
文句なしのヒップホップ・クラシックであり、洗練を極めたサウンドは芸術的といっても過言ではないでしょう。
ピートさんは「ループにソウルを込める」という名言を残しており、主張するドラムスとウワモノとの絶妙なバランスはまさに神業のような手腕であり、濃厚にジャジーかつソウルフルなトラックを作り上げています。
曲単位でつまみ食いするのではなく、アルバム全体のムードを頭からラストまで楽しみたい作品ですね。
Always ShineRobert Glasper

2000年代以降において、ジャズやヒップホップ、ソウルにR&Bといった分野を自在に行き来する存在として最も重要な人物の一人といえば、ロバート・グラスパーさんでしょう。
幼い頃から教会でピアノを弾くといった経験を積み、ジャズやゴスペルにブルースといった音楽に親しんでいたというグラスパーさんは、同時にヒップホップやネオソウルの才能たちとの交流を深め、双方の架け橋のような存在として当初から自由な活動を続けていた存在です。
ジャズの名門ブルーノートからジャズ・ピアニストとしてデビューを果たしたグラスパーさんは、ロバート・グラスパー・エクスペリメントとして2012年に『Black Radio』を発表。
翌年のグラミー賞における最優秀R&Bアルバムを受賞するのと同時に、Billboard誌ジャズ・チャートの1位を記録するという、まさにクロスオーバーなセンスを持ったグラスパーさんの才能が一気に花開いた作品を作り上げたのです。
そんな『Black Radio』は従来のヒップホップ・アーティストたちが往年のジャズ・ナンバーをサンプリングするという手法とは違って、さまざまな分野から集まったゲスト陣と生楽器による演奏で構成されたサウンドは、まさに2010年代のブラック・ミュージックにおいて新たな幕開けとなったと言えるのですね。
オリジナル曲はもちろん、カバー曲もとにかく秀逸な出来栄えで、とくにラストに収録されたニルヴァーナの名曲『Smells Like Teen Spirit』のカバーは、グラスパーさんのライブでも頻繁に演奏されるほどの人気曲となっていますよ。
おわりに
冒頭でも触れたようにヒップホップに興味のない、もしくは苦手意識があったとしても、今回紹介した作品を実際耳にして驚かれたという方は多いのではないでしょうか。
ラウンジ・ミュージック的にオシャレなカフェのBGMとして使われることもありますから、実は知らないうちに耳にしているかもしれません。
ジャジーヒップホップを足掛かりとして、ヒップホップの世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか!


