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中学生におすすめ!ピアノ発表会で弾きたいポップス曲をピックアップ

「ピアノ発表会ではクラシックの作品を演奏するもの!」といった印象をお持ちの方は多いはず。

確かにクラシックが演奏される割合が高く、クラシックオンリーの教室があるのも確かですが、近年ではピアノを「教養」としてではなく「趣味に近い習い事」と捉えてピアノ教室に通う子供たちが増えており、発表会で演奏される曲のジャンルも幅広くなっているように感じます。

そこで今回は、クラシック以外のジャンルで発表会曲として取り上げられることの多いポップス作品の中から、中学生のお子さんにオススメの楽曲をピックアップ!

アニソンからボカロ曲、最新ヒット曲までたっぷりご紹介します。

中学生におすすめ!ピアノ発表会で弾きたいポップス曲をピックアップ(11〜15)

新時代Ado

【楽譜】『新時代/Ado (from ONE PIECE FILM RED)』ピアノ楽譜 映画『ONE PIECE FILM RED』主題歌
新時代Ado

ノリのいいポップなメロディーが、発表会の会場を明るく照らす、Adoさんの『新時代』。

2022年に配信、そしてアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』に収録されリリースされたこの曲は、映画『ONE PIECE FILM RED』のオープニングテーマに起用されました。

シンセのメロディが印象的な曲なので、シンセの音に負けないような華やかさのある演奏を心がけましょう。

オクターブで演奏するところを多くしてみたり、サビ前などのキメのメロディをしっかり演奏するのがオススメ。

ウタになりきったつもりで、自信を持って演奏してみてくださいね。

花になって緑黄色社会

【ピアノ採譜】薬屋のひとりごと OP / 花になって – 緑黄色社会
花になって緑黄色社会

テレビアニメ『薬屋のひとりごと』のオープニングテーマとして「日陰に咲く花」をテーマに制作された、緑黄色社会の『花になって』。

「日陰だろうがどこにいようが、あなたはあなたのままでいいんじゃない?」と背中を押してくれる1曲です。

日陰というと暗く控えめなイメージですが、この曲はその真逆をいく派手なサウンドが特徴!

アップテンポでビートをきかせ、ノリノリで演奏すれば、発表会で一目置かれること間違いなしです!

組曲「ドラゴンクエスト」より「序曲」すぎやまこういち

ドラゴンクエスト「序曲」 【楽譜あり】4K – Dragon Quest – ピアノカバー – piano cover – 弾いてみた – CANACANA
組曲「ドラゴンクエスト」より「序曲」すぎやまこういち

ゲーム内で使用されている音楽であるにもかかわらず、吹奏楽やブラスバンド、オーケストラの演奏会でも取り上げられ人気を博している『組曲「ドラゴンクエスト」』。

作曲者自身によってオーケストラ版に編曲された組曲の中でも、冒険の始まりのワクワク感を演出する『序曲』は特に人気が高く、ピアノ発表会でもたびたび演奏されています。

この曲は、ゲームが好きな中学生にはもちろん、繊細な演奏より華やかな演奏が得意な生徒さんにもオススメ!

オーケストラ演奏を参考にしながら、スケールの大きな演奏になるよう強弱をたっぷりつけて演奏しましょう。

ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」植松伸夫

親しみやすい中にも荘厳さを秘めた傑作ラストバトルテーマのピアノアレンジが、圧巻のクオリティで蘇ります。

ゲームのCG制作技術で制作された映像作品『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のセフィロス戦でも使用された本作は、クラシックとロックを融合させた斬新な曲調で、合唱とオーケストラの壮大なサウンドをピアノ一台で表現することに成功。

1997年に世に出た原曲の雰囲気を損なうこともなく、むしろピアノならではの繊細さと力強さを加えた素晴らしいアレンジとなっています。

演奏は決して容易ではありませんが、ダイナミックな表現力と華麗なテクニックを存分に披露できる楽曲です。

発表会でかっこよく弾きたい男の子はもちろん、技術を活かした見せ場を作りたい上手な演奏者にぴったりの一曲といえます。

ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁「戦火を交えて」すぎやまこういち

ゲーム音楽の世界で不動の人気を誇る通常戦闘曲が、ピアノ発表会でも映える楽曲となって登場です。

力強い演奏と緊張感のある展開が相まって、男の子たちに大きな支持を集めています。

1992年9月に『ドラゴンクエストV』で公開された本作は、BPM164という速いテンポと4/4拍子のリズムが特徴で、ハ短調の調性が持つ迫力が見事に表現されています。

弦楽器のトレモロや管楽器の濁った和音が生み出す緊迫感は、ピアノ独奏でも十分な魅力を放ちます。

本作は交響曲としても演奏され、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による録音など、数々のオーケストラで取り上げられてきました。

発表会で華やかな演奏を目指す方や、音楽の表現力を高めたい方にぴったりの1曲です。