バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているはず。
そして、そんな『カノン』のコード進行ですが、実は多くのJ-POPヒット曲で用いられていることを、ご存じでしょうか。
本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたものなど、さまざまな作品を紹介していきます。
作曲について勉強したい方は必見です!
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グリーンライツ・セレナーデOmoi

ダイナミックなシンセサイザーロックで人気を集めるボカロPユニット、Omoiの代表曲。
2018年7月に公開された作品で、初音ミク「マジカルミライ 2018」公式テーマソングに起用、アルバム『初音ミク「マジカルミライ 2018」OFFICIAL ALBUM』に収録されたナンバーです。
未来へ向かって進む人々を力強く後押しするメッセージが込められています。
イントロやサビで、ベース音が下降するカノン進行に似たアプローチがとられています。
圧倒的な音圧と親しみやすい響きが融合した、エネルギッシュな曲です!
空も飛べるはずスピッツ

みなさんもよくご存じ、スピッツのこちらの曲はテレビドラマ『白線流し』の主題歌として1994年にリリースされました。
カラオケなどで歌ったり聴いたりした方も多いのではないでしょうか。
こちらの曲がカノン進行、とピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
この曲はサビの部分がカノン進行が倍の速さで展開しているのです。
そんなアレンジがあるだけでまるで違う曲のように聴こえるのが音楽の不思議ですよね。
注意して聴いてみてくださいね。
SpeakingMrs. GREEN APPLE

メジャー1stシングルとしてMrs. GREEN APPLEが2015年12月にリリースした、カノン進行を巧みに活用した楽曲です。
本作はテレビ東京系アニメ『遊☆戯☆王ARC-V』第76話からエンディングテーマに採用され、オリコン週間シングルランキング3位を記録。
歌詞はSNS時代のコミュニケーションに向き合ったもので、画面越しではなく目を見て本音を語り合う大切さをさわやかなメロディーに乗せて教えてくれます。
友だちと深く向き合いたいと感じている人にオススメの1曲です。
ありがとういきものがかり

生活の中に自然に入り込む言葉とメロディーで支持を集める、いきものがかり。
『ありがとう』は2010年5月に発売されたシングルで、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌として起用、オリコンで最高2位を記録しました。
人生をともにしてきた相手への思いを丁寧に描いたバラードです。
Aメロやサビの骨格にカノン進行の要素が使われており、安心感と少し胸が詰まるような切なさを両立させた美しい響きを生み出しています。
普遍的な温かさを持つ本作は、卒業や結婚など、大切な人へ真っすぐ思いを伝えたい場面にぴったり。
なごり雪イルカ

日本のフォークミュージックを代表するシンガー、イルカさんの、1975年11月に発売されたシングルです。
かぐや姫のアルバム収録曲をカバーした作品で、駅のホームでの別れの情景を描いた歌詞が、多くの人の記憶に寄り添ってきました。
サビに向かって下降していくベースラインを含むカノン進行的なアプローチが、過ぎ去る時間の切なさと、新しい季節へ向かう希望を絶妙に表現しています。
世代を問わずオススメできる名曲です。



