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【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているであろう名曲。

そんな『カノン』のコード進行が、多くのJ-POPのヒット曲で用いられていることをご存じでしたか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた邦楽の名曲を紹介します。

作曲について勉強したい方も必見です!

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(51〜60)

中島みゆき

キーがCメジャーのカノン進行を半音2個分下げてB♭にしたのが、中島みゆきさんの『糸』のコード進行です。

特筆すぎべきはB♭→FonA→Gm→Gm7onF→E♭という低音部が少しずつ下がっていく、いわゆるクリシェと呼ばれる音楽技法が使わていること。

これによって曲の流れがなめらかに聞こえます。

また、サビの中間部で使われるF#dimもFからGmへのコードの流れをなめらかにするスパイスとしてよい働きをしているんですよ!

作曲の際などにぜひ参考にしたいですね。

ハナミズキ一青窈

テレビドラマ『火曜サスペンス劇場』の主題歌をはじめ数多くのタイアップを持つ、女性シンガー・一青窈さんの5作目のシングル曲。

反戦と平和という人類の普遍的な祈りを乗せたメッセージが心に刺さるバラードナンバーです。

Aメロで使われているカノン進行はさまざまなテクニックによりアレンジされ、特徴的な響きはそのままによりドラマチックで説得力を感じさせるアンサンブルに昇華されています。

壮大なテーマとコード進行の奥行きがマッチした、幅広い世代のリスナーに長く愛されていることも納得の名曲です。

恋するフォーチュンクッキーAKB48

【MV full】 恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式]
恋するフォーチュンクッキーAKB48

アイドル戦国時代と呼ばれて久しいJ-POPシーンにおいて絶対的な存在感を示しているアイドルグループ・AKB48のメジャー32作目のシングル曲。

いまやバラエティー女王とも呼ばれる指原莉乃さんがシングル表題曲としては初めてのセンターを務めた楽曲で、1970年代から1980年代にかけてのディスコサウンドをイメージさせるアレンジが高い評価を得たヒットナンバーです。

サビで使われているカノン進行にはシックス、セブンス、代替えコードがかなり組み込まれていますが、王道コード進行の安心感に浮遊感がプラスされた絶妙な響きを生み出しています。

誰もが口ずさめるキャッチーなメロディーが耳に残る、AKB48の代表曲です。

愛のバクダンB’z

ギネス世界記録から「日本でもっともアルバムを売り上げたアーティスト」の認定を受け、J-POPシーンにおける数々の記録を塗り替えてきたロックユニット・B’zの38作目のシングル曲。

音楽番組『JAPAN COUNTDOWN』のエンディングテーマとして起用された楽曲で、一般のバンドでも簡単にコピーできる曲というコンセプトから制作されたナンバーです。

メロディーの雰囲気によって代理コードを使い分けたカノン進行によるアレンジは、前述のとおりどんなバンドでも勉強になる王道のコード進行として機能していますよね。

シンプルでありながらB’zらしい熱さがテンションを上げてくれる、開放感のある爽快なロックチューンです。

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(61〜70)

ふ・れ・ん・ど・し・た・い学園生活部

テレビアニメ『がっこうぐらし!』内に登場する部活・学園生活部による楽曲。

アニメ作品の第12話においてエンディングテーマとして使用された曲で、キュートな曲調でありながら死を連想させる歌詞が強烈なギャップとなっているナンバーです。

セブンスや代理コードこそ使用していますが、サビで聴かれるカノン進行が楽曲全体の聴きやすさを生み出していると言えるのではないでしょうか。

独特な世界観の中にあっても耳に残る、王道コード進行の存在感を再確認させてくれるナンバーです。

さくらんぼ大塚愛

男女混合6人組バンド・Rabbitのボーカルとしても活動し、そのキュートな歌声がファンを魅了しているシンガーソングライター・大塚愛さんの2作目のシングル曲。

音楽番組『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマやバラエティー番組『めちゃ²イケてるッ!』のエンディングテーマに起用された、大塚愛さんの名を広く知らしめたナンバーです。

サビではカノン進行とJ-POPにおける王道進行を組み合わせたコード進行が使われており、そこから生まれたキャッチーなメロディーは誰もが口ずさめるポップ性を持っていますよね。

現在でもカラオケの定番曲として愛されている、ポップチューンの名曲です。

桜坂福山雅治

福山雅治 – 桜坂 (Full ver.)
桜坂福山雅治

福山雅治さんの『桜坂』は静かなバラードに効果的にカノン進行が使われています。

ポイントは、キーがGメジャーのG→D→Em7→Dという進行。

これはキーがCメジャーの場合のC→G→Am7→Gとなり、カノン進行の簡略化したパターンだということがわかります!

また、実際にはCの部分はDの音が加わったCadd9というコード、Gの部分はAの音が加わったGadd9というコードが使われています。

これにより、さらに幻想的な雰囲気の曲調になるんですよ!