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【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているであろう名曲。

そんな『カノン』のコード進行が、多くのJ-POPのヒット曲で用いられていることをご存じでしたか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた邦楽の名曲を紹介します。

作曲について勉強したい方も必見です!

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(41〜50)

Love is…河村隆一

河村隆一「Love is…」MUSIC VIDEO
Love is…河村隆一

90年代ヴィジュアル系バンドの最高峰LUNA SEAのボーカリストとして活躍し、その後ソロ活動を開始した河村隆一さん。

1997年10月にリリースされた本作は、彼のソロ活動を締めくくる楽曲として位置づけられています。

切なさと希望が交錯する歌詞と、美しいメロディラインが織りなす世界観は、聴く人の心に深く刻まれることでしょう。

72.5万枚という驚異的な売上を記録し、同年の『紅白歌合戦』にも出場を果たしました。

恋人への強い思いはもちろん、家族や友人への感謝の気持ちを伝えたい時にもおすすめの一曲です。

愛をこめて花束をSuperfly

Superfly 『愛をこめて花束を』Music Video
愛をこめて花束をSuperfly

その小柄で華奢なルックスからは想像もできない圧倒的な声量を生かした歌唱力で数々の名曲を世に送り出してきた音楽ユニット・Superflyの4作目のシングル曲。

テレビドラマ『エジソンの母』の主題歌として起用された楽曲で、結婚式の定番曲としても親しまれていますよね。

Aメロとサビで使われるカノン進行は後半の進行にアレンジが施されており、聴きなじみのある響きの中にフックが組み込まれているのを感じられるのではないでしょうか。

奥行きがありながらもポップ性がフィーチャーされている、心が震えるポップナンバーです。

小さな恋のうたMONGOL800

沖縄県発のロックバンド、MONGOL800の代表曲です。

2001年にリリースされたセカンドアルバム『MESSAGE』に収録されています。

映画の題材になったり、有名ミュージシャンたちによってたびたびカバーされている人気曲です。

バンド経験者の方であれば、コピーした覚えもあるのでは。

カノン進行から少し外れた動きですが、そういうアレンジが効く進行、という見方ができます。

曲作りの参考にしてみてはいかがでしょうか。

少年時代井上陽水

夏の終わりから始まり、盛夏を経て再び夏の終わりへと戻るこの楽曲は、1990年9月にリリースされた井上陽水さんの29枚目のシングルです。

当初は荻野目洋子さんへの提供曲として制作されましたが、同名映画の主題歌に採用されたことをきっかけに、陽水さん自身が歌うことになりました。

シンプルで親しみやすいメロディに包まれたゆったりとしたコード進行が心地よく、聴くと自然と心が落ち着き、懐かしい風景や大切な思い出がよみがえってきます。

ソニーのハンディカムCMにも起用され、幅広い世代に愛され続けています。

ピアノやギターで弾き語りをする際にも素敵な選曲となるでしょう。

時間旅行松田聖子

失った愛を懐かしむ心情を描いた楽曲は、カノン進行を基調とした優美なメロディーが印象的です。

1986年6月にアルバム『SUPREME』に収録された本作は、松田聖子さん自身が作曲を担当。

松本隆さんによる詞と相まって、時を超えた想いを繊細に表現しています。

パリと西海岸という遠く離れた地で、かつての恋人を思い出す主人公の切ない心情が伝わってきますね。

失恋の痛みを抱えながらも前を向こうとする姿に共感できる方におすすめです。

アルバム収録曲ながら、ファンの間で長く愛される一曲となりました。

さくら(独唱)森山直太朗

思わず耳を傾けてしまう強烈なインパクトのフレーズを絶妙に取り入れた歌詞でリスナーの心を震わせているシンガーソングライター・森山直太朗さんの2作目のシングル曲。

J-POPシーンにおける桜ソングの代表格として知られている楽曲で、2019年にはテレビドラマ『同期のサクラ』の主題歌としてアレンジバージョンが起用されたことでも話題となりました。

後半に代理コードを巧みに取り入れたサビのカノン進行は、美しいメロディーとリンクしてノスタルジックな響きを生み出していますよね。

旅立ちの日の尊さや心模様をイメージさせる、シンプルでありながら奥行きのあるバラードナンバーです。

中島みゆき

キーがCメジャーのカノン進行を半音2個分下げてB♭にしたのが、中島みゆきさんの『糸』のコード進行です。

特筆すぎべきはB♭→FonA→Gm→Gm7onF→E♭という低音部が少しずつ下がっていく、いわゆるクリシェと呼ばれる音楽技法が使わていること。

これによって曲の流れがなめらかに聞こえます。

また、サビの中間部で使われるF#dimもFからGmへのコードの流れをなめらかにするスパイスとしてよい働きをしているんですよ!

作曲の際などにぜひ参考にしたいですね。