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【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているであろう名曲。

そんな『カノン』のコード進行が、多くのJ-POPのヒット曲で用いられていることをご存じでしたか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた邦楽の名曲を紹介します。

作曲について勉強したい方も必見です!

もくじ

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(21〜40)

チェリースピッツ

「短くてかわいいのに、パンクっぽい名前である」という理由からバンド名が名付けられた、4人組ロックバンド・スピッツの13作目のシングル曲。

ノンタイアップでありながらミリオンセラーを記録した楽曲で『ロビンソン』などと並びスピッツの代表曲として知られているナンバーです。

Aメロのカノン進行に乗せたメロディーがドラマチックで、そこからキャッチーなサビに続いていく曲構成の流れが心地いいですよね。

カノン進行のノスタルジックな響きが楽曲全体に絶妙な浮遊感を生み出している、1990年代を代表するポップチューンです。

菅田将暉

俳優活動において数々の賞を受賞し、音楽活動においても常に話題作を発表してきたシンガー・菅田将暉さんの通算5作目のシングル曲。

3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として起用された楽曲で、大切な人とのきずなを感じさせる歌詞が映画作品ともリンクしていますよね。

サビ前半のコード進行でベースとなっているカノン進行から後半のドラマチックな展開へと進行していく曲構成からは、王道とモダンを組み合わせた壮大さを感じられるのではないでしょうか。

バラードとカノン進行の親和性が再確認できる、コードの響きにも注目して聴いてほしいナンバーです。

空想フォレストじん

じん / 空想フォレスト (IA)【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
空想フォレストじん

1990年北海道生まれのじんさんがプロデュースしたこちらの曲、彼が脚本も手がけたアニメの曲として使われています。

こちらの曲でカノン進行が使われているのはサビの部分です。

あまり激しいイメージのないカノン進行ではありますが、リズムやメロディー次第で盛り上がるサビに使われることも時々あります。

こんな風に穏やかにも激しくも使えるカノン進行ってすごいですよね。

だからこそカノン進行を使った曲がたくさん作られるのでしょうね。

エトピリカ葉加瀬太郎

葉加瀬太郎 エトピリカ【OFFICIAL】
エトピリカ葉加瀬太郎

葉加瀬太郎さんの代表曲の一つであるこちらの曲もしっかりとカノン進行が使われています。

葉加瀬さんはクラシックの出身ですから、もちろんパッヘルベルのカノンは数限りなく聴いたり演奏されたりしておられるはず。

曲のコードはカノン進行を守りながらも、メロディーの音使いやリズムを工夫することによって、アイヌ語でくちばしが美しい鳥をあらわすこちらの曲の情景描写を豊かに表現しています。

ぜひパッヘルベルのカノンと聴き比べてみてください。

クリスマス・イブ山下達郎

榮倉奈々出演、山下達郎「クリスマス・イブ」特別映画版PV
クリスマス・イブ山下達郎

冬の風物詩としてすっかり定着した、山下達郎さんの大ヒット曲。

1983年11月のリリース以来、多くの人々の心に寄り添い続けています。

シンプルなメロディーラインが歌詞の情景を鮮明に描き出し、山下さんの柔らかな歌声が冬の夜空に響きます。

JR東海の「クリスマス・エクスプレス」CMに起用されたことでも知られ、毎年クリスマスシーズンに売上を伸ばすロングセラーとなりました。

山下さん自身も「詞・曲・編曲・演奏・歌唱・ミックス、すべての要素がバランスよく仕上がった」と評価する一曲。

失恋をテーマにした切ない歌詞ながら、温かみと透明感溢れる楽曲は、大切な人と過ごすクリスマスのBGMにぴったりです。

となりのトトロ井上あずみ

スタジオジブリ作品の主題歌を数多く手がける井上あずみさんの代表曲。

宮崎駿監督のアニメーション映画のエンディングテーマとして起用され、1988年3月に発売されました。

子供から大人まで幅広い世代に親しまれる楽曲で、2004年8月には再発売も。

作品の世界観を色濃く反映した楽しくたおやかなメロディーが魅力的です。

井上さんの誠実で温かみのある歌声が、心に染み渡るようですね。

本作は、親から子へ、そして孫へと歌い継がれる楽曲として、長く愛され続けています。

森の中での小さな冒険や不思議な出会いを描いた歌詞は、映画の温かなシーンを彷彿とさせます。