RAG Music
素敵な音楽
search

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているであろう名曲。

そんな『カノン』のコード進行が、多くのJ-POPのヒット曲で用いられていることをご存じでしたか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた邦楽の名曲を紹介します。

作曲について勉強したい方も必見です!

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(61〜70)

壊れかけのRadio德永英明

『壊れかけのRadio』はカノン進行の切ない雰囲気が存分に活かされた、徳永英明さんの名曲です。

サビの部分で使われているのは、キーがEメジャーのE→B→C#m→E→A→E→A→Bsus4という進行で、4番目にトニックのEが使われているのポイント。

このカノン進行もポップスで登場することがよくあり、作曲を勉強している方はこの進行を知っておくとベタなカノン進行を新鮮にアレンジできますよ!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハナミズキ一青窈

テレビドラマ『火曜サスペンス劇場』の主題歌をはじめ数多くのタイアップを持つ、女性シンガー・一青窈さんの5作目のシングル曲。

反戦と平和という人類の普遍的な祈りを乗せたメッセージが心に刺さるバラードナンバーです。

Aメロで使われているカノン進行はさまざまなテクニックによりアレンジされ、特徴的な響きはそのままによりドラマチックで説得力を感じさせるアンサンブルに昇華されています。

壮大なテーマとコード進行の奥行きがマッチした、幅広い世代のリスナーに長く愛されていることも納得の名曲です。

勇気100%光GENJI

勇気100% (忍たま乱太郎 第1期 OP)
勇気100%光GENJI

1980年代生まれくらいの方であれば思わず懐かしい、と目を細めてしまう名曲ですね!

人気アニメ『忍たま乱太郎』の主題歌として起用された『勇気100%』は、1993年にリリースされた光GENJIの21枚目のシングル曲です。

こちらの楽曲は、他のジャニーズアーティストがそれぞれ同アニメの主題歌として歌い継いでいることでも知られていますね。

ある程度コードを理解している方であれば、サビの部分がほぼカノン進行で構成されていることは聴けばすぐに分かるでしょう。

現在の楽曲はカノン進行をベースとしてひねりを加えた形も多いのですが、このように分かりやすいカノン進行の曲は聴いていると何だか落ち着きますよね。

ハレ晴レユカイ平野綾、茅原実里、後藤邑子

『ハレ晴レユカイ』は、テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディングテーマです。

この曲は、キーがE♭メジャーのカノン進行が使われています。

ポイントは、E♭→B♭→Cm7→A♭→B♭という進行で、カノン進行の中間部を省略したような流れになっています。

このアレンジも聴いていて心地よいですよね!

また、これだけアップテンポなアニソンにカノン進行が使われているというのも興味深いです。

どんな曲にも合うのはまさにカノン進行の魅力だと言えますね!

負けないでZARD

負けないで (What a beautiful memory 〜forever you〜)
負けないでZARD

2007年に急逝してしまったボーカリスト・坂井泉水さんを中心に結成された音楽ユニット・ZARDの6作目のシングル曲。

テレビドラマシリーズ『白鳥麗子でございます!』第1シリーズのエンディングテーマとして起用された楽曲で、現在でも応援ソングの定番曲として幅広い世代のリスナーに知られていますよね。

イントロやサビでカノンコードが使用されていますが、それぞれ代替えコードやセブンスを使った味付けがアンサンブルにカラーを生み出しているのが感じられるのではないでしょうか。

跳躍の多いキャッチーなメロディーと王道コード進行の安心感がマッチした、時代を越えて愛されているロックチューンです。

今すぐKiss MeLINDBERG

元アイドルの渡瀬マキさんが率いるポップロックバンドLINDBERGの代表曲といえば、青春の甘酸っぱさを彷彿とさせるこの1曲。

フジテレビ系ドラマ「世界で一番君が好き!」の主題歌として起用され、1990年のオリコン年間シングルセールスで3位にランクインする大ヒットを記録しました。

平川達也さんによる作曲で、バンド自身と井上龍仁さんが編曲を担当。

朝野深雪さんが紡ぎ出した歌詞は、恋する心の高鳴りを情熱的に描写しており、強い恋心と即時に感じる恋の緊急感を表現しています。

本作は、恋に落ちた瞬間のドキドキする感覚や、愛する人に対する直接的な感情表現が繰り返し強調される、まさに青春ど真ん中の1曲です。

世界には愛しかない欅坂46

2016年にリリースされた欅坂46の曲がこちらです。

舞台のようなセリフと、メロディーが交互に出てくる印象的な曲ですね。

こちらの曲でカノン進行はどこに使われているのでしょうか。

比較的曲の初めのほうで使われることが多いカノン進行ですが、この曲の場合はサビに使われています。

しかも転調した直後に使われることによって新しい世界が広がるようなイメージがありますよね。

このようにいろいろな場所で使えるカノン進行、注意して聴いてみてくださいね。