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【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているであろう名曲。

そんな『カノン』のコード進行が、多くのJ-POPのヒット曲で用いられていることをご存じでしたか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた邦楽の名曲を紹介します。

作曲について勉強したい方も必見です!

もくじ

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(21〜40)

マリーゴールドあいみょん

あいみょん – マリーゴールド【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
マリーゴールドあいみょん

誰もが共感してしまうテーマを独特のフレーズで表現した歌詞と、アコースティックギターの音色に乗せたノスタルジックなメロディーの楽曲で人気を博している女性シンガーソングライター・あいみょんさんのメジャー5作目のシングル曲。

ストリーミング再生回数が3億回をこえるほどのヒットとなり、幅広い年代のリスナーにあいみょんさんの名を知らしめたナンバーです。

マイナーではなくメジャーを使った代理コードやオンコードこそありますが、Aメロとサビがほとんどカノン進行であることから、どこか安らぎを感じさせる響きになっていますよね。

現代のJ-POPシーンにあっても普遍的な、カノン進行の奥深さを感じさせる作品です。

Dragon NightSEKAI NO OWARI

J-POPシーンにおいてファンタジーの代名詞ともなっている前衛的な音楽性で人気を博している男女混合4人組バンド・SEKAI NO OWARIの通算9作目のシングル曲。

メンバーが出演した映画『TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI』のエンディングテーマとして起用された楽曲で、ポジティブな歌詞と空気感に心が踊りますよね。

Emの代わりにGを使用している以外は間奏も含め曲全体がカノン進行で循環しており、バンドのメロディーセンスやアンサンブルのハイレベルさを感じられるのではないでしょうか。

人類の祈りと普遍性をイメージさせる、王道でありながら現代的なナンバーです。

DANDAN心魅かれてくFIELD OF VIEW

FIELD OF VIEW – DAN DAN 心魅かれてく Recording Studio
DANDAN心魅かれてくFIELD OF VIEW

『DAN DAN 心魅かれてく』は、FIELD OF VIEWの爽やかなメロディーが印象的な歌。

キーがCメジャーなのでピアノの黒鍵を使う半音があまり登場せず、音楽理論の初心者でもコードを理解しやすい曲なんですよ。

サビのコード進行はC→G→Am→Emとなっており、王道のカノン進行になっているんです。

面白いのはEmの次にFに移る前にEを経由している点。

このEのコードをはさむことで、Fになめらかに移行できるんでですよ!

ひこうき雲松任谷由実

松任谷由実 – ひこうき雲 (Yumi Arai The Concert with old Friends)
ひこうき雲松任谷由実

夢への情熱や人生の儚さを象徴的に描いた楽曲が、松任谷由実さんのデビュー作として世に送り出されたのが1973年11月のこと。

透明感のある歌声と繊細な歌詞が織りなす世界観は、多くのリスナーの心を掴んで離しません。

アルバム『ひこうき雲』に収録されたこの曲は、40年の時を経て映画『風立ちぬ』の主題歌として再び脚光を浴び、新たな世代にも深い感動を与えました。

空に描かれる一瞬の軌跡のように、人生の美しさと儚さを感じさせる本作。

静かな夜に一人で聴きたい、心に響く名曲です。

何度目の青空か?乃木坂46

乃木坂46 『何度目の青空か?』Short Ver.
何度目の青空か?乃木坂46

乃木坂46のこちらの曲は2014年にリリースされ、生田絵梨花さんが初めてセンターポジションをつとめました。

こちらの曲のおもしろいところは、カノン進行のマイナーバージョンのような進行から始まり、サビの部分でメジャーのいわゆるカノン進行に変化していくところです。

それが曲のタイトルの青空にイメージも結びついてとても感動的。

シリアスで大人っぽい曲で、かっこいいイメージがあります。

そのあたりに気をつけて聴いてみてください。

小さな恋のうたMONGOL800

沖縄県発のロックバンド、MONGOL800の代表曲です。

2001年にリリースされたセカンドアルバム『MESSAGE』に収録されています。

映画の題材になったり、有名ミュージシャンたちによってたびたびカバーされている人気曲です。

バンド経験者の方であれば、コピーした覚えもあるのでは。

カノン進行から少し外れた動きですが、そういうアレンジが効く進行、という見方ができます。

曲作りの参考にしてみてはいかがでしょうか。