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【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているのでは。

そんな『カノン』のコード進行ですが、実は多くのJ-POPヒット曲で用いられていることを、ご存じでしょうか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた作品を紹介していきます。

作曲について勉強したい方は必見です!

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(21〜30)

PretenderOfficial髭男dism

Official髭男dism – Pretender[Official Video]
PretenderOfficial髭男dism

映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』の主題歌として起用された、4人組ピアノポップバンド・Official髭男dismの2作目のシングル曲。

J-POP史に残ると言われるほどの高い評価を受けた楽曲で、バンドの名を幅広い層のリスナーに知らしめたナンバーです。

サビがカノン進行で制作されており、またAメロもカノン進行に近い構成であることから、誰が聴いてもどこか懐かしさを感じさせるのかもしれませんね。

2023年度の音楽の教科書にも合唱曲として掲載されるなど、今後も名曲として語り継がれていくであろうOfficial髭男dismの代表曲です。

キセキGReeeeN

バロック時代の名曲『カノン』のコード進行をベースに、希望に満ちた前向きなメッセージを届けるGReeeeNの楽曲。

出会いを「奇跡」として捉え、ともに歩んできた時間を「軌跡」と重ね合わせた歌詞は、普遍的な愛のテーマを美しく描き出しています。

2008年5月にリリースされ、TBS系ドラマ『ROOKIES』の主題歌として知られる本作は、第81回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲にも採用。

結婚式や卒業式など、人生の節目となる大切なシーンでも親しまれている、愛する人への思いを伝えたいときや、新たな一歩を踏み出そうとしている人の背中を優しく押してくれる1曲です。

向日葵Ado

テレビドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』の主題歌としてAdoさんがリリースした曲がこちら。

いつものAdoさんよりも落ち着いたイメージの曲といえるのではないでしょうか。

こちらの曲はそのままだとちょっと単純にも感じる、いわゆるカノン進行のコードに少しだけ手を加えることによって、曲に変化と感動を与えています。

カノン進行の曲のアレンジ成功例といえるでしょう。

ぜひどこにアレンジが加えられているか気をつけて聴いてみてくださいね。

マリーゴールドあいみょん

あいみょん – マリーゴールド【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
マリーゴールドあいみょん

誰もが共感してしまうテーマを独特のフレーズで表現した歌詞と、アコースティックギターの音色に乗せたノスタルジックなメロディーの楽曲で人気を博している女性シンガーソングライター・あいみょんさんのメジャー5作目のシングル曲。

ストリーミング再生回数が3億回をこえるほどのヒットとなり、幅広い年代のリスナーにあいみょんさんの名を知らしめたナンバーです。

マイナーではなくメジャーを使った代理コードやオンコードこそありますが、Aメロとサビがほとんどカノン進行であることから、どこか安らぎを感じさせる響きになっていますよね。

現代のJ-POPシーンにあっても普遍的な、カノン進行の奥深さを感じさせる作品です。

チェリースピッツ

「短くてかわいいのに、パンクっぽい名前である」という理由からバンド名が名付けられた、4人組ロックバンド・スピッツの13作目のシングル曲。

ノンタイアップでありながらミリオンセラーを記録した楽曲で『ロビンソン』などと並びスピッツの代表曲として知られているナンバーです。

Aメロのカノン進行に乗せたメロディーがドラマチックで、そこからキャッチーなサビに続いていく曲構成の流れが心地いいですよね。

カノン進行のノスタルジックな響きが楽曲全体に絶妙な浮遊感を生み出している、1990年代を代表するポップチューンです。

菅田将暉

俳優活動において数々の賞を受賞し、音楽活動においても常に話題作を発表してきたシンガー・菅田将暉さんの通算5作目のシングル曲。

3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として起用された楽曲で、大切な人とのきずなを感じさせる歌詞が映画作品ともリンクしていますよね。

サビ前半のコード進行でベースとなっているカノン進行から後半のドラマチックな展開へと進行していく曲構成からは、王道とモダンを組み合わせた壮大さを感じられるのではないでしょうか。

バラードとカノン進行の親和性が再確認できる、コードの響きにも注目して聴いてほしいナンバーです。

Love is…加藤ミリヤ

心に染みる切ないピアノ伴奏と、壮大なメロディが印象的な加藤ミリヤさんのカノン進行のラブバラード。

永遠の愛を誓う決意や、支え合う2人の絆を優しく歌い上げた本作は、2007年6月リリースのシングルで、アニメ『地球へ…』のエンディングテーマに起用され、オリコン週間シングルチャート11位を記録しました。

その後アルバム『TOKYO STAR』や『M BEST』『M BEST II』にも収録され、長く愛され続けています。

生きる意味を見失いかけたときや、大切な人との絆を再確認したいときに聴きたくなる、心温まるミディアムバラードです。