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カラオケで1曲歌いきれない!1曲歌うだけのスタミナの使い方

カラオケで1曲歌いきれない!1曲歌うだけのスタミナの使い方
最終更新:

カラオケで1曲歌いきれない!1曲歌うだけのスタミナの使い方

カラオケで1曲歌いきれない!1曲歌うだけのスタミナの使い方

カラオケに行く機会は多いけど、カラオケで全力で1曲を歌いきれない……そんなふうにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

今回はそんなお悩みの解決方法を3つのポイントに絞ってご紹介いたします。

1曲歌いきる前に力尽きてしまう

マイク

https://unsplash.com

1曲を歌いきるためのスタミナの使い方をするには、配分を考えて歌い、緊張を減らし、完璧を目指さず、気を楽にして歌う必要があります。

家ではきちんと歌いきれる曲なのに、カラオケでは曲の終盤には力尽きてしまい歌えなくなる。

家で歌い込んでいる曲でも、カラオケではこのようになってしまう人もいます。

その理由は、無理な力みや緊張などにあります。

スタミナを付けると言うと、スタミナの使い方を考えるよりも、さまざまな筋トレなどを始めなければいけないように思う人もいるでしょう。

しかし、カラオケ初心者などが陥るこのような状態には、筋トレをするよりも、自分の弱点となっている部分を改善する方が良いのです。

具体的には、次の3つを意識すると良いでしょう。

  1. 配分を考えて歌う
  2. 緊張をほぐし、力みを減らす
  3. 完璧に歌おうとしない

ではひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

1. 配分を考えて歌う

歌を1曲歌うだけのスタミナの使い方をするには、全体の配分を考えて歌う必要があります。

人が1日に使えるエネルギーの量は、人によって個体差が大きくあるように思いますが、30分から1時間歩ける体力がある人でしたら、同じくらいの体力の人とのエネルギー量に、大きな差はあまりありません(体力がそもそもない人や体格が違いすぎる場合は、別ですが)。

では、歌を1曲歌いきれないという人と、歌いきれる人とでは、何が違うのでしょうか。

それは、エネルギーの使い方です。

歌うときのエネルギー量が10だったとして、その10のエネルギーを1曲歌うときにすべて使う場合。

歌いなれていない人は、曲の前半で10使いきってしまうのです。

最初にどのくらいの時間をかけておこなうかが分かっていれば、その時間に合わせた配分で、歌を歌えば良いのです。

たとえば、Aメロは1のエネルギーで歌い、Bメロは2のエネルギーで歌い、サビは3のエネルギーで歌う、など、できるだけ全体を通して、大きくエネルギーの配分が崩れないように歌うと良いでしょう。

サビだけ5のエネルギーで歌い、他はすべて1のエネルギーで歌うという方法もありますが、ある特定の場所でだけ、急にエネルギー消費が増えると、疲れやすくなり、全体としてうまく歌うのが難しくなってきます。

そのように歌うと疲れやすくなる理由は、全体のバランスを大きく崩すことにより、崩れたバランスを戻すのに時間がかかるので、持ち直すのにもエネルギーを使ってしまうからです。

たとえば、手を握り拳にして、グッと力を入れてパッと開くを繰り返す場合と、ゆっくり力を入れていって、力を入れ終わったら、ゆっくり力を抜いて開いていく場合とでは、どちらの方が疲れにくいでしょうか。

長く行えばどちらも疲れてきますが、最初の数回は、力をグッと入れてパッと手を開く方が疲れると思います。

大きく力を変化させる場合は、その反動に本人が慣れるのにも、時間がかかるからです。

カラオケ初心者は、サビの部分だけ疲れるほど気合いを入れて歌ってしまい、サビで力つきる人と、曲の前半に力を入れすぎて、後半部分で疲れる人が多いものです。

自分の力の入れ方を知り、その力での配分を考えて歌うと、1曲を歌いきりやすくなります。

特にカラオケの場合は、家で歌うよりも、声を大きく出すようになるので、エネルギー消費が増えて疲れやすくなるのです。

家でもカラオケでも、同じ声量で歌える人は、家の防音設備などから考えて、少ないでしょう。

声を少し大きく出すようになるだけでも、かなり疲れるものです。

少しの変化が起これば、それに適応するまでは疲れやすくなるものなのです。

「力を入れれば入れるほど強くなる」なんていうのはマンガの世界では成立しても、現実世界では力を入れるよりも、コントロールできる人ほど、なんでもうまくなれるものなのです。

力むよりも、コントロールすることを意識して行ってみてください。

2. 緊張をほぐし、力みを減らす

歌を1曲歌うだけのスタミナの使い方をする場合には、緊張をほぐして力みを減らす必要があります。

歌うときに余計な力みがあると、それだけで必要以上のエネルギーを使わなければならなくなります。

歌に限らず、緊張をすると、体が固くなったり汗が出たりと、エネルギーはどんどん緊張しているだけで消費されてしまいます。

「エネルギー消費が増えるなら、ダイエットになるから大丈夫」と緊張状態をポジティブに考えられる人は少ないでしょう。

緊張している人は、周りに意識が向かいすぎていたり、現実的ではないことを考えていることがあります。

たとえば、「失敗すれば笑われる」「今のレベルでも、自分はプロのアーティストのように歌えるはずだ」などです。

失敗して人を笑うような人の側にいて、自信を喪失してしまうような人は、失敗して人を笑うような人の側には居ない方が良いでしょう。

失敗しても応援してくれたり、励ましてくれたりする相手とカラオケに行けば、緊張もだんだん減ってきます。

周りの意見が気になってつらいときに、あえて厳しいことをしてくる人の近くには居なくても良いのです。

自分に自信が持てるようになったら、そういう、人の失敗を笑う人ともカラオケに行けば良いのです。

緊張をしやすい人は、自分の弱さを見せるときに、その弱さを馬鹿にする人に囲まれて生活している人が多いのです。

または、そういう過去を持っていて、その過去のイメージで、今の周りにいる人たちを見てしまっていることがあります。

自分の弱さを見せても、一緒に弱い部分について考えてくれたり、励ましてくれる人がいれば、緊張は乗り越えていくことができます。

緊張というのは、自分の思考の結果です。

緊張しない人は緊張しないような考え方をしています。

それでも、体験が少なければ最初は緊張するのも当たり前です。

体験が少なくても緊張しないのが当たり前だと思うことが、もはや緊張する考え方になっているのです。

それでも緊張して余計な力が生じる場合は、事前にストレッチをしたり、意識を下腹あたりに常におくようにしたりすると良いでしょう。

緊張するときは意識が上へ上へといきます。

緊張したときこそ、意識は下へもっていくと良いでしょう。

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