保育で実験遊び!子どもたちとワクワクを共有して楽しく遊ぼう
おもちゃでの室内遊びや戸外での活動は保育の基本ですよね。
でも、いつもと少し違う活動も取り入れたい……。
そのように考えている先生はいませんか?
そんなときにオススメなのが実験遊びです。
実験遊びは遊びの中も工程でも気づきや驚きがある楽しい活動です。
今回は、未就学児向けに安全に遊べる実験遊びアイデアを集めました。
実験遊びで子どもたちがどんな反応をしてくれるか楽しみですね!
ぜひ先生も一緒に遊んでみてください。
保育で実験遊び!子どもたちとワクワクを共有して楽しく遊ぼう(1〜10)
ぷるぷるせっけん

手洗いの時間が楽しくなる、ぷるぷるせっけんを作ってみましょう。
まず耐熱グラスにお湯250mlとゼラチン30gを入れて素早くかき混ぜます。
次にせっけん水60mlを入れて泡立たないように今度はゆっくりとかき混ぜましょう。
次に食紅を数滴入れた別のコップに先ほどかき混ぜた液体を注ぎます。
最後にシリコン容器に入れて冷蔵庫で2時間ほど固めれば完成です。
グミのようなゼリーのようなぷるぷる感がクセになる、かわいいせっけんに子供たちも大喜びしそうですね!
いろんな色や形を使ってお気に入りのせっけんを作ってみてくださいね。
ストローで水が移動?

水が移動する不思議な実験を楽しんでみませんか?
用意するのは透明なコップ2つと曲がるストローと水のみ!
曲がるストローは曲がる部分を中心にして両側が同じ長さになるように切ってくださいね。
まず1つのコップに多めに水をいれます。
次にストローの中を水で満たしたらこぼれないように両端を指で押さえます。
最後に水の入ったストローの両端をそれぞれのコップに差し込んだら完了です。
すると水がストローを通って自動的にコップからコップへ移っていきます。
水の色を変えれば、水の動きや色が混ざる様子も楽しめそうですね。
こちらはサイフォンの原理を活用した実験です。
不思議な水の動きをぜひ子供たちと一緒に観察してみてくださいね!
つかめる水

ぷにぷにした感触が子供たちの好奇心をくすぐる掴める水を作ってみましょう。
使うのは5円玉や50円玉など穴のあいた硬貨と水と100均に売られているチカバルーン!
まず硬貨の穴の部分にチカバルーンを穴が埋まる程度に塗布します。
次に蛇口から硬貨の穴に向かって水を流し続けます。
すると硬貨の下にポトンと球体の掴める水が完成します。
水が漏れないようすぐに口を閉じてくださいね。
不思議な物体の登場に子供たちはきっとかわいい反応を見せてくれるはず!
保育園や幼稚園で行う際は、蛇口が混雑したり、完成までに時間がかかることが予測されるので、先生が子供たちの前で作る工程を見せた後に、あらかじめ用意したもので遊べるようにしておくとスムーズです。
保育で実験遊び!子どもたちとワクワクを共有して楽しく遊ぼう(11〜20)
水に浮かぶ絵

描いた絵が水に浮かぶ不思議な実験に挑戦してみましょう。
まずクリアファイルを小さく切って台紙を用意し、その上に絵を描きたい面積に合わせてセロハンテープを貼ります。
次にセロハンテープの上にホワイトボード用のマーカーで好きな絵を描きましょう。
絵をしっかりと乾かすのがポイントです。
水を入れた容器を用意し、水面に対して斜めになるようにゆっくりと台紙を水につけていきます。
すると先ほど描いた絵がスルリと台紙から剝がれてぷかぷかと水の上に浮かんでいきます。
まるで魔法のようですね!
海の生き物をたくさん描いて小さな水族館を作ってみるのもおもしろいですよ。
慎重さと集中力が必要なので年長さんにオススメの実験です。
固くて柔らかい?魔法の水

固くて柔らかい魔法の水を作ってみんなで感触を楽しみましょう。
今回使用するのは水と片栗粉のみ!
この2つを混ぜ合わせれば魔法の水は完成です。
材料も工程もシンプルなのが嬉しいポイントですね。
混ぜ合わせた液体の上から水面に向かって強い力を加えると液体が固くなり、ゆっくりと液体に触れてみると柔らかくなるという、不思議でおもしろい性質に子供たちも虜になること間違いなし。
思いのままにいろいろな触り方で感触を楽しむ姿が目に浮かびます。
片栗粉と水の割合を変えたり、色を付けみたりすればよりいっそう遊びが広がるのでオススメですよ。
ホウ砂を使わないスライム作り

ホウ砂は取り扱いに気をつける必要があります。
そのため、スライム作りを保育に取り入れるのを難しく感じている先生もいるかもしれません。
実はホウ砂を使わなくてもスライムが作れるのをご存じでしょうか?
液体のりに重曹と着色料を入れてかき混ぜて目薬を垂らすだけなので、子供たちと一緒に作業しやすいのが嬉しいポイント。
透明な入れ物で作るとスライムができる過程がわかりやすいのでオススメです。
ネバネバしたスライムの感触にきっと子供たちも喜んでくれるはず!
みんなで盛り上がれる実験遊びです。
磁石の不思議

磁石の性質を活用してくっつき虫を作って遊んでみましょう!
まず画用紙にてんとう虫やカブトムシなど子供たちの好きな虫の絵を描いて切り取ります。
そこに磁石を貼り付ければあっという間にくっつき虫の完成です。
くっつき虫と一緒にお部屋の中を探索してくっつき虫がどんなものにくっつくか探してみましょう。
ハサミやクリップ、ぬいぐるみやブロックなどさまざまなもので試してみてくださいね。
くっつくものとくっつかないものをおさらいしたり、「なんでくっつくんだろう?」と問いかけたりしながら、子供たちの磁石への興味や関心を深めていけるといいですね。