パワフルなダンスや卓越した歌唱力で私たちをとりこにさせてくれるK-POP。
その反面、ダークな世界観だったり、病んでいるような雰囲気を持った楽曲もK-POPならではの魅力がにじみ出ているように感じます。
直接的ではない様々なとらえ方ができる奥ゆかしさも。
そんな韓国の病み曲にフィーチャーしてみました。
悲しいことやつらいことがあったり、上手くいかないことが続くと、気分が滅入ってしまうことってありますよね。
同質効果といって、同じようなフィーリングの曲を聴くと心が浄化できるんだそうですよ。
ときにはブルーな気持ちにフィットする名曲を聴いてゆったり過ごすのもいいかもしれませんね。
【K-POP】ブルーな気持ちにフィットする韓国の病みソング(1〜10)
숨이 차 (Getting Closer)SEVENTEEN

ハッピーなムードの曲の多いセブチですが、この曲はダークなコンセプトの曲です。
狂おしいほどの恋の曲で、「息が切れるくらい、君が欲しい」というストレートなダークさを感じます。
息が重要なモチーフで、ダンスもそんな荒い息遣いと恋の苦しさを感じるクールな仕上がりです。
JealousyMONSTAX

こちらの『Jealousy』は、韓国の人気ボーイズグループのMONSTA Xが2018年の3月に発表したヒット曲です。
80年代風のフィーリングを感じさせつつ、トラップやフューチャーポップなどさまざまな要素をブレンドさせた楽曲は2020年代の今も十分通用するクオリティを誇っていますね。
タイトル通り、男性の嫉妬心を赤裸々に歌った歌詞に思わず苦々しい気持ちや共感を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
この『Jealousy』の特におもしろいところは歌詞にとあるメンバーの名前が登場する点で、ダウナーなテーマを扱いながらもそういった遊び心をさらりと入れてくるのがセンスの良さを感じます!
Dis-ease (병)BTS

だらだらしてしまう自分に鞭を打つ一曲。
リズミカルで思わず口ずさんでしまいます。
憂うつなムードをこんなにポップに歌いこなしてしまうのもBTSのすごいところ。
前半は本当にしっかりしろって感じの歌詞なのですが、後半にいくにつれて前向きな雰囲気になっているのがナイスです。
自然とそんな雰囲気にさせてくれる感じの絶妙さ。
否定するのではなく肯定してくれる感じなので、もちろんブルーなムードのときにピッタリですよ。
反骨心や何くそ魂がほしいときにも。
BTSの芯とリンクしているように感じられて熱いです。
ZombieDAY6

目的も感情も失い、まるでゾンビのような毎日を送る現代人の心をとらえた曲です。
JYPエンターテインメント所属のDAY6が2020年5月に、ミニアルバム『The Book of Us: The Demon』のタイトル曲としてリリース。
ヨンケイさんらが手掛けた歌詞と、ボーカルの感情を抑制したアレンジが絶妙にマッチし、心に染み入る余韻を生み出しています。
本作は同年のMnet Asian Music Awardsで「Best Band Performance」賞を受賞。
日々の生活に疲れ果て、何も感じられなくなってしまったとき、本作のメッセージはきっと共感できるはずです。
無機質になりかけた心を優しく包み込んでくれる、そんな1曲ですよ。
FEVERENHYPEN

タイトル曲にも劣らないほどの人気を誇る、2021年のセカンドミニアルバム『BORDER : CARNIVAL』に収録された楽曲『FEVER』。
ヴァンパイアにたとえられた世界観。
アンニュイなメロディーに官能的なムードを高める歌い方でエナプのセクシーな魅力がにじみ出ています。
分かってほしい、求めてしまう気持ちがあふれたこの曲、身分の違いや高嶺の相手への恋心と重なるようにも感じられるのではないでしょうか?
曲中に取り入れられた吐息も雰囲気があり、苦しみたいといった歌詞がメンヘラ要素を思い起こさせます。
聴きなじみの良いサウンドが魅力ながら、反するヘビーさにじわじわととりこにさせられる名曲です。
Put It Straight (싫다고 말해) Nightmare Ver.(G)I-DLE

2019年のミニアルバム『I made』に収録され、気持ちのすれ違いや遠ざかっていくたいせつな人への感情を歌ったナンバー。
ダークな世界観をここまで見事に描き出すのはさすが(G)I-DLEです。
心の叫びが表れたサビや、怒りや悲しみに満ちたサウンドメイクのホラーな雰囲気。
特にQueendomでのスジンさんのメンヘラなパフォーマンスが凄まじいのでぜひ見てみてください。
別れから立ち直るって一人ひとり違うし簡単ではないですよね。
何も信じられなくなったときは特に刺さると思います。
GashinaSUNMI

元ワンダーガールズのソンミさんのソロ曲です。
中毒性のある個性的なメロディ、タイトルである『カシナ』のトリッキーなひびきなどで大ヒットした曲です。
どこから病んでるような危なげな雰囲気はタイトルである『カシナ』に秘密があります。
『カシナ』の意味は「なぜ私を置いて行くの?」という失恋の病み感と、「カシ ナン」「トゲのある私」の2つがあります。
美しくもトゲのあるバラの花のようなスリリングさがクールな曲です。