【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】
ギターの演奏は、右手でストロークをして左手でコードを押さえるのが基本ですよね。
しかし、世の中には左右逆で演奏する左利きのギタリストが存在しているんです!
ジミ・ヘンドリックスさんやニルヴァーナのカート・コバーンさんが左利きギタリストの代表ですよね。
この記事では、彼らのほかにも、国内外の左利きギタリストを一挙に紹介していきますね。
左利きギタリストといっても、左利き用のギターを使うのか、右利き用のギターの弦を張り替えて使うのか、はたまた右利きギターをそのまま左利き用として使うのかなど、ギタリストによってさまざまなスタイルがあります。
それぞれのギタリストのスタイルにも注目しながら、かっこいいギタリストを一緒に見ていきましょう!
【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】(1〜10)
The Great Song Of IndifferenceBob Geldof

ザ・ブームタウン・ラッツの顔として、アイルランドの音楽シーンを力強く牽引したボブ・ゲルドフさん。
彼の音楽はパンクの攻撃性とポップなメロディーを融合させたニューウェーブで、1970年代末の音楽史において重要な意味を持つ存在です。
1978年発売のシングル『Rat Trap』は、アイルランド出身バンドとして史上初の全英1位に輝きました。
左利きの彼は、右利き用ギターを上下逆に構え、弦を張り替えずに演奏するという独自のスタイルを持っています。
高音弦が上に来るこの奏法に、ぜひ注目してみてください。
1984年のバンド・エイド主催など、音楽を通じた社会活動家としての強いメッセージ性も彼の大きな魅力ですよね。
Why Did Ever We MeetDavey von Bohlen

90年代ミッドウエスト・エモを代表するバンド、The Promise Ringのフロントマンとして知られる左利きのギタリスト、Davey von Bohlenさん。
1990年代初頭からCap’n Jazzなどでキャリアをスタートさせ、歌心あふれるリズムギターとメロディアスなフレージングで独自のスタイルを確立しました。
The Promise Ringが放った名盤『Nothing Feels Good』は、ローリング・ストーン誌の「史上最高のエモ・アルバム40」で第3位に選ばれるなど、シーンに絶大な影響を与えています。
Jimmy Eat Worldの楽曲に参加し、プラチナ・ディスク認定に貢献したことも有名ですよね。
1998年の交通事故や大病を乗り越え、Maritimeなどでも活動する姿は、エモーショナルなインディ・ロックを求める人々の心を掴んで離さない魅力があります。
I want my Crown (Feat. Joe Bonamassa)Eric Gales

右利きなのに左利きスタイルでプレイするという、ひときわユニークなギタリストがEric Galesさんです。
左利きの兄から教わったため、右利き用のギターを上下逆さまに構える「アップサイドダウン奏法」で演奏するんですよ。
メンフィス生まれの彼は幼少期から“神童”と称されたブルースロックの演奏家で、1991年にEric Gales Band名義でデビュー。
同年に『Guitar World』誌の「Best New Talent」を獲得しただけでなく、「Sign of the Storm」をヒットさせました。
彼の音楽性はブルースを軸に、ファンクやゴスペルの感覚も取り入れているのが特徴です。
名盤「Crown」は第65回グラミー賞にノミネートされるなど、その実力は折り紙付きですよね。
ジミ・ヘンドリクスの系譜を感じさせつつも、独自の奏法から生まれるダイナミックな演奏は圧巻の一言。
魂のこもった超絶技巧のギターが好きな方は、要チェックのギタリストです!
【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】(11〜20)
The LebanonJo Callis

英国のパンクバンド、ザ・レジローズのギタリストとしてキャリアをスタートさせた、Jo Callisさん。
彼は1981年にザ・ヒューマン・リーグへ加入すると、ギタリストからシンセサイザーを操るソングライターへと役割を広げました。
彼が共作した『Don’t You Want Me』が世界的なヒットを記録したことからも、その卓越した作曲能力が分かりますよね。
ザ・ヒューマン・リーグは1982年にブリット・アワードを受賞しており、彼の存在がバンドの成功に大きく貢献しました。
左利きギタリストならではの感覚をシンセの旋律に生かしたメロディは、80年代ポップスが好きな方なら夢中になることまちがいなしですよ。
Achy Breaky HeartBilly Ray Cyrus

カントリーとポップスの間を軽やかに行き来するシンガーソングライター、ビリー・レイ・サイラスさん。
1992年にメジャーデビューし、デビュー作がビルボード200で17週連続1位という大記録を樹立したことでも知られていますよね。
近年ではリル・ナズ・Xさんとの共演曲『Old Town Road (Remix)』で第62回グラミー賞2部門を受賞し、再び脚光を浴びました。
右利きの父のギターが弾けず、左利き用のギターで習得したというエピソードを持つ、正真正銘のレフティ・ギタリストでもあるんです。
ロック由来の歪んだギターサウンドと、素朴で温かみのある歌声のコンビネーションは、彼の音楽の大きな魅力と言えます。
90年代と現代の二つの時代で頂点を極めた彼の音楽は、カントリー好きはもちろん、幅広い世代のロックファンにもきっと刺さるはずですよ。
FiremanBlake Schwarzenbach

エモのゴッドファーザーとも称されるバンド、Jawbreakerのフロントマンを務めるBlake Schwarzenbachさんも、実は左利きのギタリストなんです。
パンクロックを基盤としながら、文学的で内省的な歌詞と情感豊かなメロディで、90年代のエモ/インディ・シーンに大きな影響を与えましたね。
1994年当時にリリースされた名盤『24 Hour Revenge Therapy』は、今なおシーンの重要作として語り継がれています。
公式な受賞歴こそないものの、その音楽性は多くのバンドに影響を与え、トリビュート盤が制作されるほど。
喉のポリープ手術を乗り越え、大学で英文学の講師も務める彼の知的な佇まいもまた、魅力の一つでしょう。
2025年にはまさかの初来日が予定されていることもあり、合わせてチェックしてみてほしいですね!
Catch the BreezeChristian Savill

UKシューゲイザーを象徴するバンド、Slowdive。
その幻想的なサウンドスケープを支えるのが左利きのギタリスト、Christian Savillさんです。
ザ・スミスのジョニー・マーさんに触発されてギターを始めた彼は、1991年のアルバム『Just for a Day』でシーンに登場。
彼の生み出す夢のように浮遊するギタートーンと、空間を埋め尽くす重厚なリバーブが絶妙に絡み合い、これぞシューゲイズと呼びたい音の壁を構築していますよね。
Slowdiveの「女性ギタリスト募集」広告へ「ドレスを着ても構わない」と応募して採用された逸話は有名です。
2023年の作品『Everything Is Alive』は全英トップ10入りを記録。
テクニカルな速弾きとは異なる、音響の美しさで魅せる彼のプレイは、美しい轟音に浸りたいリスナーの心を鷲掴みにするのではないでしょうか。






