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【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】

ギターの演奏は、右手でストロークをして左手でコードを押さえるのが基本ですよね。

しかし、世の中には左右逆で演奏する左利きのギタリストが存在しているんです!

ジミ・ヘンドリックスさんやニルヴァーナのカート・コバーンさんが左利きギタリストの代表ですよね。

この記事では、彼らのほかにも、国内外の左利きギタリストを一挙に紹介していきますね。

左利きギタリストといっても、左利き用のギターを使うのか、右利き用のギターの弦を張り替えて使うのか、はたまた右利きギターをそのまま左利き用として使うのかなど、ギタリストによってさまざまなスタイルがあります。

それぞれのギタリストのスタイルにも注目しながら、かっこいいギタリストを一緒に見ていきましょう!

【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】(1〜10)

Everybody Here Hates YouCourtney Barnett

Courtney Barnett – Everybody Here Hates You (Official Video)
Everybody Here Hates YouCourtney Barnett

肩の力が抜けたスラッカー・ロックサウンドに乗せて、ウィットに富んだ語り口調の歌詞を届けるCourtney Barnettさん。

オーストラリアのインディーシーンを代表する彼女は、左利きのシンガーソングライターとしても知られています。

2013年にEPをまとめた作品で国際的な注目を集め、2015年のデビューアルバム『Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit』はARIA Music Awardsで4部門を制し、グラミー賞にもノミネートされました。

左利き用のギターを手に、ピックを使わず親指と人差し指で弦を弾くフィンガースタイルが彼女の持ち味。

日常を切り取ったユニークな歌詞の世界観を、温かくもエッジの効いたギターサウンドで彩るアーティストです。

TarhatazedMdou Moctar

Mdou Moctar – Tarhatazed (Live on KEXP)
TarhatazedMdou Moctar

「サハラのヘンドリックス」の異名を持つ、ニジェール出身のMdou Moctarさん。

右利き用ギターを逆さまに構える左利きのスタイルで、伝統音楽「アスーフ」にサイケデリック・ロックを融合させたサウンドが特徴です。

2008年頃に活動を始め、初期は携帯電話のデータ交換で音源が広まったという経歴もユニークですよね。

公式な受賞歴はないものの、アルバム『Afrique Victime』が多くの音楽メディアで2021年の年間ベストに選出されるなど、その実力は折り紙付きと言えるのではないでしょうか。

激烈で渦を巻くようなギタープレイは、テクニカルで新しい刺激を求めるギタリストの方にぜひ聴いてみてほしいアーティストです。

Slowdive

Catch the BreezeChristian Savill

Slowdive: Catch the Breeze Live 1991 (audio remaster)
Catch the BreezeChristian Savill

UKシューゲイザーを象徴するバンド、Slowdive。

その幻想的なサウンドスケープを支えるのが左利きのギタリスト、Christian Savillさんです。

ザ・スミスのジョニー・マーさんに触発されてギターを始めた彼は、1991年のアルバム『Just for a Day』でシーンに登場。

彼の生み出す夢のように浮遊するギタートーンと、空間を埋め尽くす重厚なリバーブが絶妙に絡み合い、これぞシューゲイズと呼びたい音の壁を構築していますよね。

Slowdiveの「女性ギタリスト募集」広告へ「ドレスを着ても構わない」と応募して採用された逸話は有名です。

2023年の作品『Everything Is Alive』は全英トップ10入りを記録。

テクニカルな速弾きとは異なる、音響の美しさで魅せる彼のプレイは、美しい轟音に浸りたいリスナーの心を鷲掴みにするのではないでしょうか。

【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】(11〜20)

Jawbreaker

FiremanBlake Schwarzenbach

エモのゴッドファーザーとも称されるバンド、Jawbreakerのフロントマンを務めるBlake Schwarzenbachさんも、実は左利きのギタリストなんです。

パンクロックを基盤としながら、文学的で内省的な歌詞と情感豊かなメロディで、90年代のエモ/インディ・シーンに大きな影響を与えましたね。

1994年当時にリリースされた名盤『24 Hour Revenge Therapy』は、今なおシーンの重要作として語り継がれています。

公式な受賞歴こそないものの、その音楽性は多くのバンドに影響を与え、トリビュート盤が制作されるほど。

喉のポリープ手術を乗り越え、大学で英文学の講師も務める彼の知的な佇まいもまた、魅力の一つでしょう。

2025年にはまさかの初来日が予定されていることもあり、合わせてチェックしてみてほしいですね!

Cap’n Jazz、The Promise Ring、Maritime他

Why Did Ever We MeetDavey von Bohlen

The Promise Ring – “Why Did Ever We Meet” Jade Tree Records
Why Did Ever We MeetDavey von Bohlen

90年代ミッドウエスト・エモを代表するバンド、The Promise Ringのフロントマンとして知られる左利きのギタリスト、Davey von Bohlenさん。

1990年代初頭からCap’n Jazzなどでキャリアをスタートさせ、歌心あふれるリズムギターとメロディアスなフレージングで独自のスタイルを確立しました。

The Promise Ringが放った名盤『Nothing Feels Good』は、ローリング・ストーン誌の「史上最高のエモ・アルバム40」で第3位に選ばれるなど、シーンに絶大な影響を与えています。

Jimmy Eat Worldの楽曲に参加し、プラチナ・ディスク認定に貢献したことも有名ですよね。

1998年の交通事故や大病を乗り越え、Maritimeなどでも活動する姿は、エモーショナルなインディ・ロックを求める人々の心を掴んで離さない魅力があります。

Candlemass

BewitchedLars Johansson

The Japanese House – Sunshine Baby (Live)
BewitchedLars Johansson

スウェーデンのエピック・ドゥーム・メタルを代表するバンド、Candlemassのリード・ギタリストを務めるラース・ヨハンソンさん。

1987年にバンドへ合流して以来、その左利きのスタイルでバンドの重厚なサウンドに華を添えてきました。

彼のプレイの魅力は、ブルージーで情感豊かなメロディを、地を這うように遅く重いリズムの上で歌わせる点にありますよね。

バンドはスウェーデンの音楽賞「グラミス」を複数回受賞。

さらに、名盤『The Door to Doom』に収められた楽曲は、第62回グラミー賞にノミネートされる快挙を成し遂げました。

この楽曲でブラック・サバスのトニー・アイオミさんと共演しているという事実も、メタル界での格の高さを物語っています。

重厚なサウンドの中で光る、泣きのギターソロを堪能したい方におすすめのギタリストです。

The Boomtown Rats

The Great Song Of IndifferenceBob Geldof

ザ・ブームタウン・ラッツの顔として、アイルランドの音楽シーンを力強く牽引したボブ・ゲルドフさん。

彼の音楽はパンクの攻撃性とポップなメロディーを融合させたニューウェーブで、1970年代末の音楽史において重要な意味を持つ存在です。

1978年発売のシングル『Rat Trap』は、アイルランド出身バンドとして史上初の全英1位に輝きました。

左利きの彼は、右利き用ギターを上下逆に構え、弦を張り替えずに演奏するという独自のスタイルを持っています。

高音弦が上に来るこの奏法に、ぜひ注目してみてください。

1984年のバンド・エイド主催など、音楽を通じた社会活動家としての強いメッセージ性も彼の大きな魅力ですよね。