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【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】

【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】
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【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】

ギターの演奏は、右手でストロークをして左手でコードを押さえるのが基本ですよね。

しかし、世の中には左右逆で演奏する左利きのギタリストが存在しているんです!

ジミ・ヘンドリックスさんやニルヴァーナのカート・コバーンさんが左利きギタリストの代表ですよね。

この記事では、彼らのほかにも、国内外の左利きギタリストを一挙に紹介していきますね。

左利きギタリストといっても、左利き用のギターを使うのか、右利き用のギターの弦を張り替えて使うのか、はたまた右利きギターをそのまま左利き用として使うのかなど、ギタリストによってさまざまなスタイルがあります。

それぞれのギタリストのスタイルにも注目しながら、かっこいいギタリストを一緒に見ていきましょう!

【名ギタリストだらけ!?】左利きギタリストまとめ【2025】(1〜10)

Nirvana

Smells Like Teen SpiritKurt Cobain

Nirvana – Smells Like Teen Spirit (Official Music Video)
Smells Like Teen SpiritKurt Cobain

左利きギタリストと聞くと、やはりカート・コバーンさんを思い浮かべる方も多いでしょう。

彼はグランジバンドの代表格として語られる伝説のロックバンド、ニルヴァーナのフロントマンということは説明するまでもないほどに有名ですね。

彼は主にフェンダーのギターを使用しており、中でもジャガーやムスタングを構えている姿が記憶に残っている方も多いかもしれません。

いずれのエレキギターも左利き用のモデルを使用していますね。

Little WingJimi Hendrix

左利きのギタリストの中でもっとも有名な人といえば、ジミヘンことジミ・ヘンドリックスさんではないでしょうか!

彼は右利き用のギターを左利き用としてかまえることによって、独自の演奏を生み出したといわれています。

実は右利き用のギターも弾けたという説もあり、謎は深まりますが、インパクトがあったことは確かです。

BUCK-TICK

Kagerou今井寿

1987年のデビュー以来、不動のメンバーで活動を続けて2022年には35周年を迎えるBUCK-TICK。

ニューウェーブやポスト・パンク、ゴス、テクノやオルタナティブ・ロックなど時代の最先端をいく音楽を独自に昇華したB-Tサウンドをけん引する存在が、ギタリストの今井寿さんです。

大半の楽曲の作曲を担当、初期は作詞も多く手掛けて曲によってはボーカルも担当するマルチなアーティストの今井さんといえば、いわゆる「ギタリストらしさ」から逸脱したスタイルで知られています。

右利きであるにもかかわらず「しっくりきた」という理由で左利き用のギターを手にしている、という時点でさすがの一言ですよね。

初期はもう1人のギタリストである星野英彦さんとともに、フェルナンデスのTEJシリーズのギターを使用しており、ストラトタイプのギターも使っております。

音楽性の変化が見られた1989年辺りから通称「マイマイギター」と呼ばれるバイオリンを模したギターを披露、大々的にデジロックへと接近した時期の1997年には「スタビライザー」と呼ばれるシンセサイザーを搭載した特殊なギターを使うなど、見た目にも「一目でそれとわかる」ギターを使うのは、布袋寅泰さんからの影響だそうですね。

いわゆる伝統的なハードロックからの影響がないプレイヤーのため、いかにもロック・ギター然とした速弾きなどを弾くタイプではなく、あくまで音楽の表現の一つとしてギターを使っているといった印象の超個性派な今井さんの尽きないクリエイティビティが、BUCK-TICKが今もシーンの最前線で活躍している理由の一つであることは間違いないでしょう。

Everybody Here Hates YouCourtney Barnett

Courtney Barnett – Everybody Here Hates You (Official Video)
Everybody Here Hates YouCourtney Barnett

肩の力が抜けたスラッカー・ロックサウンドに乗せて、ウィットに富んだ語り口調の歌詞を届けるCourtney Barnettさん。

オーストラリアのインディーシーンを代表する彼女は、左利きのシンガーソングライターとしても知られています。

2013年にEPをまとめた作品で国際的な注目を集め、2015年のデビューアルバム『Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit』はARIA Music Awardsで4部門を制し、グラミー賞にもノミネートされました。

左利き用のギターを手に、ピックを使わず親指と人差し指で弦を弾くフィンガースタイルが彼女の持ち味。

日常を切り取ったユニークな歌詞の世界観を、温かくもエッジの効いたギターサウンドで彩るアーティストです。

TarhatazedMdou Moctar

Mdou Moctar – Tarhatazed (Live on KEXP)
TarhatazedMdou Moctar

「サハラのヘンドリックス」の異名を持つ、ニジェール出身のMdou Moctarさん。

右利き用ギターを逆さまに構える左利きのスタイルで、伝統音楽「アスーフ」にサイケデリック・ロックを融合させたサウンドが特徴です。

2008年頃に活動を始め、初期は携帯電話のデータ交換で音源が広まったという経歴もユニークですよね。

公式な受賞歴はないものの、アルバム『Afrique Victime』が多くの音楽メディアで2021年の年間ベストに選出されるなど、その実力は折り紙付きと言えるのではないでしょうか。

激烈で渦を巻くようなギタープレイは、テクニカルで新しい刺激を求めるギタリストの方にぜひ聴いてみてほしいアーティストです。

Black Sabbath

Danger ZoneTony Iommi

Black Sabbath ft. Tony Iommi – Danger Zone
Danger ZoneTony Iommi

トニー・アイオミさんはレッド・ツェッペリンやディープ・パープルと並ぶ、三大ハードロック・バンドに数えられる、ブラックサバスのギタリストです。

1970年のデビュー以来、ブラック・サバスのすべてのアルバムに参加しており、あの一度聴いたら忘れないサウンドやギターリフは彼の左利き用ギターから生まれたものです。

あらゆるヘヴィミュージックの始祖と言っても過言ではない、独創的なプレイの数々は今もなお色あせる者ではありません。

You’ll Lose A Good ThingBarbara Lynn

Barbara Lynn – You’ll Lose A Good Thing (The Beat, 1966)
You'll Lose A Good ThingBarbara Lynn

「ガルフ・コースト・ソウルの女帝」の異名を持つ、伝説的なアーティスト、Barbara Lynnさん。

彼女はリズム&ブルースを基盤に、左利きでリードギターを弾きながら歌うスタイルを確立した、まさに先駆的な存在です。

1960年代初頭から活躍し、The Rolling Stonesが1965年にカバーした『Oh! Baby (We’ve Got a Good Thing Goin’)』は彼女の自作曲で、ミック・ジャガーが直接電話した逸話は有名ですよね。

その功績は、2018年に米国政府の最高栄誉であるNEAナショナル・ヘリテージ・フェローシップを受賞したことからも伺えます。

親指ピックでリズムとリードを同時に刻む演奏は、彼女のソウルフルな音楽の核と言えるでしょう。

力強いブルースウーマンの音楽に触れたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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