テレワークやおうち時間にも!Lo-Fi Hip Hopおススメの人気曲
2010年代中盤から後半にかけて、ネット上で音楽ファンからひそかな人気を集め、現在は1つのジャンルとして定着した感のある「Lo-fi Hip Hop」をご存じですか?
ジブリの映画『耳をすませば』の一場面をループさせた映像で知られる、ローファイ・ヒップホップを代表するYouTubeの音楽チャンネル「ChilledCow」のサムネイル画像が気になっていた方、実は当時から結構いらっしゃったはず。
古いジャズやソウルなどをサンプリング、チルな雰囲気満載のビートはヒップホップ・リスナーならずとも、作業用BGMとしても大いに好まれているのですね。
今回は代表的なアーティストの名曲をリサーチ、初心者にもおすすめの内容でご紹介します!
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テレワークやおうち時間にも!Lo-Fi Hip Hopおススメの人気曲
LuvnYouIan Ewing

基本的にローファイ・ヒップホップをとりあえず聴いてみたい、という方はシーンの最重要レーベル「チルホップ・ミュージック」のアーティストをチェックすれば間違いはないですね。
アメリカはウイスコンシン州出身のビートメイカー、Ian Ewingさんもその1人。
同じく人気ビートメイカーのジョーイ・ペコラロさんとアメリカでツアーをしているといった点からも分かるように、ローファイ・ヒップホップの枠内をこえて、エレクトロニカ~アンビエント的なファンにもアピールする音楽性の持ち主なのですね。
2018年に公開された『LuvnYou』は比較的ローファイ・ヒップホップ寄りの作風で、ロマンチックなピアノの旋律とヒップホップ的なビート、随所に導入された浮遊感のある装飾音が心地良いナンバーとなっております!
同系統のサウンドにありがちな、雰囲気重視のものとは一線を画す、ビートメイカーの個性をしっかりと感じさせる楽曲となっているのがポイントですね。
Your Favorite PlaceJoey Pecoraro

アメリカはデトロイト出身、ローファイ・ヒップホップ界において抜群の知名度と人気を誇る気鋭のビートメイカー、ジョーイ・ペコラーロさん。
もともとはメタル系のバンドでギタリストだった、というこの手のジャンルではやや異色の経歴を持つジョーイさんですが、後にJ・ディラさんやヌジャベスさんの存在を知ってビート作成を始めるようになったそうです。
2021年には待望のセカンド・アルバム『Old Time Radio』をリリース、さまざまな音楽的挑戦を見せたジョーイさんの楽曲の中でも、今回は2018年に公開された名曲『Old Time Radio』を紹介します。
2019年に日本限定でリリースされたローファイ・ヒップホップのコンピレーション盤『Chillhop Radio ~Beats to Relax to』にも収録されており、まさにジャンルの王道を味わえる美しくもノスタルジックな楽曲です!
ちなみに、紹介している動画で使われている映像はあのロジャー・コーマンさんが監督を務めた映画『早すぎた埋葬』とのことです。
Serenity (Original Mix)Kupla

ローファイ・ヒップホップのムーブメントをけん引したYouTubeの音楽チャンネルの筆頭に挙げられるのが、フランスを拠点とする「ChilledCow」です。
スタジオ・ジブリの映画『耳をすませば』の一場面をループさせた動画で多くのファンを獲得し、ローファイ・ヒップホップといえば日本のアニメーションといったイメージを決定付ける役割を果たした存在なのですね。
2021年3月よりChilledCowは「Lofi Girl」という名前で活動していますが、そんなChilledCowの創設者でありビートメイカーでもあるKuplaさんが2020年に公開した楽曲『Serenity』を紹介しましょう。
まさにジブリ映画のように、幼い頃の在りし日の思い出が浮かび上がってくるような、ノスタルジックで繊細な音作りはローファイ・ヒップホップの王道中の王道といった雰囲気ですね。
ほんのりジャジー、時折聴こえてくる子どもの声も非常に効果的。
夜のリラックスしたい時間帯に、オススメです!
motionsfujitsu

日本人であれば、アーティスト名だけで思わずにやりとしてしまいますよね。
ローファイ・ヒップホップ界における最重要レーベル「チルホップ・ミュージック」が、2019年に日本限定でリリースしたコンピレーション作品『Chillhop Radio ~Beats to Relax to』にも取り上げられている名曲です!
鳥のさえずりや波の音、古びたノイズと哀愁のギターの音色は夏の夕暮れを想起させ、ローファイ・ヒップホップらしいノスタルジックな情景がどこまでも広がっていく様が実に心地良いですね。
2017年にリリースされたEP作品『Corals』に収録されており、環境音などが盛り込まれたローファイ・ヒップホップがお好きな方であれば確実に気に入る作風と言えるでしょう。
ご本人のSOUNDCLOUDのページでは全く毛色の違ったテクノ~ハウス的なトラックなども公開されておりますから、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
sunrisemt. fujitive

YouTube上で公開されている動画では、タイトルが日本語となっているのがおもしろいです。
ばっちり日本的なアーティスト名を持つ、アイスランド出身のビートメイカーであるマウント・フジティヴさんが2017年に公開した楽曲で、ご本人のディスコグラフィの中ではかなり初期の作品にあたる楽曲です。
この楽曲が収録されているアルバムのタイトルも『honshu island』というものですから、フジティヴさんの徹底した美学のようなものを感じさせますよね。
楽曲自体は王道のローファイ・ヒップホップといった趣ながら、ほんのりボサノヴァ的な香りも漂うギターの音色から生まれる温もりが実に心地良く、明け方に窓から漏れる光に照らされて、このBGMとともに起床する……なんていう丁寧な暮らしをしてみたくなってしまいます!