「高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」といったテレビ番組の人気で、あまりヒップホップに興味がなかった層にも広まった感のあるMCバトル。
MCそれぞれの個性あふれるラップはもちろん、MCバトルにおいて非常に重要な要素がDJの流すビートです。
ビートに興味を持たず、たとえば最初のスクラッチ音が鳴った瞬間に観客が沸く理由が分からない、という方も少なからずいたのではないでしょうか。
どのような楽曲のビートが使われているのか、知れば知るほどMCバトルを楽しめますし、ヒップホップという音楽自体の奥深い魅力が理解できるはず。
今回紹介するのは、MCバトルにおける定番のビート・人気の楽曲たち。
日本のヒップホップに厳選したラインアップでお届けします!
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【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲(1〜10)
WHOOOOZROSAURUS

横浜発祥のクラシックなヒップホップビートがMCバトルに熱気を吹き込むことで知られています。
OZROSAURUSの代表作は、2001年4月に発売されたアルバム『ROLLIN’045』に収録されており、重厚なビートとハードコアなフロウで多くのMCたちに影響を与えました。
横浜のストリートカルチャーを反映した力強いリリックとグルーヴ感あふれるサウンドが特徴で、8万枚を超えるセールスを記録した伝説的な1曲です。
本作はMCバトルシーンでは定番中の定番として愛され続け、イントロのスクラッチが鳴った瞬間に会場が沸き立つ貴重な楽曲です。
ヒップホップに興味を持ち始めた方や、MCバトルの臨場感をより深く味わいたい方にぴったりの1曲といえるでしょう。
RepZORN

重厚なビートに乗せた力強いラップが特徴的な1曲で、MCバトルの定番ビートとして高い人気を誇っています。
ZORN さんとMACCHOさんが、それぞれの地元である新小岩と横浜への思いを込めたリアルなリリックが魅力です。
本作は2019年12月に発売されたシングルで、プロデュースは日本のヒップホップシーンで評価の高いBACHLOGICさんが担当。
ミュージックビデオは公開から約1カ月で120万回再生を記録する大ヒットとなりました。
MCバトルに興味を持ち始めた方にぴったりの1曲で、ビートの重要性を理解するきっかけになるでしょう。
ヒップホップの奥深さを感じたい方や、生のラップの迫力を味わいたい方にもおすすめです。
How Many BoogieFuma no KTR × SKRYU × WAZGOGG

MCバトルで使われるビートとして人気を博し、ストリーミング再生回数も飛躍的に伸びた楽曲です。
3人のラッパーが奏でるリズミカルなラップが、聴く人を一気に引き込みます。
軽快なビートに乗せて、パーティーの場での自己表現をテーマにした歌詞が展開されていきます。
2023年2月にリリースされた本作は、TikTokなどのSNSで使用される動画が増加し、さらなる注目を集めました。
若手ラッパーのピラフ星人さんがショート動画などで使用し、若者の間ではやっています。
ノリの良さと中毒性のある音楽性は、MCバトルを楽しむ人だけでなく、若者文化やストリートカルチャーに興味のある方にもおすすめです。
蜂と蝶SOUL SCREAM

ジャパニーズ・ヒップホップのれい明期から活躍を続けるヒップホップ・グループ、SOUL SCREAM。
DJを担当しているDJ CEROLYさんは『フリースタイルダンジョン』にも出ていたため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
こちらの『蜂と蝶』はSOUL SCREAMの名曲として名高い作品で、いくつものMCバトルで使用されています。
シリアスな雰囲気を漂わせていますが、熱いバイブスも感じさせる曲なのでベストバウトが生まれやすいビートです。
W.T.FDJ chaka

MCバトルの定番ビートとして人気を集めているDJ chakaさんの楽曲です。
力強いリズムと攻撃的なドラムラインが特徴的で、ラッパーの即興スキルを引き立てる絶妙な構成になっています。
シンプルでありながら、バトルの熱気を最大限に引き出すことができる魅力的な1曲です。
戦極MC BATTLEやPRIDE MC BATTLEといった有名イベントでも使用されており、まさに日本のMCバトルシーンを代表する楽曲と言えるでしょう。
ヒップホップファンの心をくすぐるようなビートです。
本作は、フリースタイルラップに興味のある方はもちろん、ヒップホップ文化に触れてみたい方にもおすすめです。
一網打尽 (REMIX) feat. NORIKIYO,SHINGO★西成, 漢韻踏合組合

関西を代表するヒップホップ・クルー、韻踏合組合。
これまでに多くの名曲を残しているクルーで、こちらの『一網打尽 (REMIX) feat. NORIKIYO,SHINGO★西成, 漢』はその中でも特に根強い人気をほこる作品です。
多くのバトルシーンで使用されているビートで、特に決勝などのバイブスが上がるシーンで使われることが多い印象ですね。
また、ビートのインパクトが強いため、バトルではベストバウトが生まれやすい特徴もあるでしょう。
呂布カルマさんとふぁんくさんのバトルが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?
知らざあ言って聞かせやSHOWTOKONA-X

名古屋のキング、TOKONA-Xさん。
ヘッズにとっては神様のような存在ですね。
非常に熱いバイブスと凄まじいプロップスを集めていました。
26歳という若さで亡くなってしまいましたが、短い期間のなかで名曲を連発しており、その中でも特に有名な作品がこちらの『知らざあ言って聞かせやSHOW』です。
バトルシーンでよく使用される作品で、決勝などの重要なシーンでよく登場します。
UMBで実現した、R-指定さんと呂布カルマさんの伝説の一戦で使われているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?