【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲
「高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」といったテレビ番組の人気で、あまりヒップホップに興味がなかった層にも広まった感のあるMCバトル。
MCそれぞれの個性あふれるラップはもちろん、MCバトルにおいて非常に重要な要素がDJの流すビートです。
ビートに興味を持たず、たとえば最初のスクラッチ音が鳴った瞬間に観客が沸く理由が分からない、という方も少なからずいたのではないでしょうか。
どのような楽曲のビートが使われているのか、知れば知るほどMCバトルを楽しめますし、ヒップホップという音楽自体の奥深い魅力が理解できるはず。
今回紹介するのは、MCバトルにおける定番のビート・人気の楽曲たち。
日本のヒップホップに厳選したラインアップでお届けします!
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【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲(21〜30)
合法的トビ方ノススメCreepy Nuts

最近のバトルシーンで頻繁に使用される楽曲、『合法的トビ方ノススメ』。
メジャーシーンで活躍している、Creepy Nutsの名曲なので多くの方がご存じだと思います。
バイブスの熱い作品なのでバトルシーンで使われるときは普通に盛り上がるのですが、一部のバトルでは変な盛り上がりを見せています。
その一部のバトルというのが、呂布カルマさんとmol53さんとのバトルです。
バチバチにやり合っていた2人が、このビートでバトルするやいなや、「F◯ck 松永」とDJ松永さんがディスられるという謎の展開になりました(笑)。
LEGACYIce Bahn

力強いビートと緻密な押韻が魅力のICE BAHNの代表曲です。
MCバトルの世界で培われた高度なライムスキルと、重厚なサウンドが融合した渾身の1曲。
彼らが誇る「RHYME至上主義」の集大成とも言える作品で、聴く者の心を打つメッセージ性も魅力です。
2018年11月に発売されたアルバム『LEGACY』に収録されています。
本作は、FORKさんがテレビ朝日『フリースタイルダンジョン』で2代目および3代目モンスターとして活躍した後の意欲作。
彼らが2005年の「3 ON 3 FREESTYLE MC BATTLE」で優勝した実績も光ります。
MCバトルに興味を持ち始めた方や、本格的な日本語ラップを堪能したい方にぴったりの1曲です。
Bounce$ゆの

弾むようなリズム感と重低音が特徴的な1曲が、MCバトルシーンを盛り上げています。
ゆのさんが手掛けたこのビートは、スクラッチ音や鋭いスネア/ハイハットで構成され、耳に残るグルーヴ感をもたらします。
8小節ごとに区切りを設け、MCが交互に韻を踏みやすい工夫も光ります。
本作は2020年6月に『戦極MC BATTLE – BEST BOUT ORIGINAL BEAT』に収録され、バトルシーンで定番ビートとして愛用されています。
MCバトルを観戦する際に知っておくと、観客が沸く瞬間の意味がわかり、より一層楽しめること間違いなし。
フリースタイルラップに興味がある方や、日本のヒップホップシーンを深く知りたい方にぴったりの楽曲です。
禁断の惑星Taboo1 feat. 志人

ジャパニーズ・ヒップホップの定番ソングのなかでも、ひときわ異彩を放つ名曲『禁断の惑星』。
この曲を語る上で、まずトラックの完成度の高さを話さずにはいられません。
日本語ラップのトラックは比較的複雑なものが多く、ゴチャゴチャした印象なのですが、この曲は非常にシンプルに作り上げられています。
そして、もう1つ語らなければならないのが、志人さんの独特なフロー。
MCバトルしか見ないという方は、志人さんの歌い方がGOMESSさんに似てると思ったのではないでしょうか?
実は大きな影響を受けているようで、バトルでもライムをサンプリングしたりリスペクトをこめているようです。
ビリケンCreepy Nuts

ヒップホップデュオCreepy Nutsの新曲は、ジャージー・ドリルのビートが特徴的です。
R-指定さんの高次元なラップと、DJ松永さんの巧みなターンテーブル技術が融合し、中毒性の高い楽曲に仕上がっています。
2023年10月にリリースされたこの曲は、ZIMAのタイアップに採用され、新しいムービーとキービジュアルも公開されました。
ラッパーの存在を幸せを呼び込む神様「ビリケン」になぞらえた歌詞は、ポジティブなメッセージを込めています。
本作は、ライブやフェス、クラブなどさまざまな「遊び」のシーンで楽しめる1曲となっています。
もちろんバトルビートとしても使われており、このビートに乗れるかでスキルが試されます。
やっちゃった般若

MCバトルの定番ビートとして知られる1曲が、般若さんの代表作です。
彼の軽快なリズム感とフローが際立ち、日常のトラブルや失敗をコミカルに描いたリリックが多くの共感を呼びます。
警察との職務質問など身近な出来事をユーモラスに表現した内容は、MCバトルシーンでの人気の理由でしょう。
2005年2月に発売されたアルバム『根こそぎ』に収録された本作は、SUBZEROさんが手掛けた強力なビートと相まって、バトル会場を沸かせる定番曲となっています。
ライブでの盛り上がりも抜群で、2022年には公式YouTubeでのMV公開により新たなファン層にも拡散。
ヒップホップに詳しくない方も、この曲をきっかけに般若さんの世界観にハマること間違いなしです。
人間発電所BUDDHA BRAND

オーバーグラウンドに居ながら、あらゆるヘッズからのプロップスを集める伝説のヒップホップ・ユニット、BUDDHA BRAND。
こちらの『人間発電所』は彼らを代表する曲で、デビュー・シングルでもあります。
クラシックなトラックに懐かしさを感じさせるオールドスクールのフローが印象的ですね。
MCバトルではよく使用される曲で、チプルソさんやIDさんといったフローに定評のあるMCがうまく乗りこなしがちなトラックです。