【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲
「高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」といったテレビ番組の人気で、あまりヒップホップに興味がなかった層にも広まった感のあるMCバトル。
MCそれぞれの個性あふれるラップはもちろん、MCバトルにおいて非常に重要な要素がDJの流すビートです。
ビートに興味を持たず、たとえば最初のスクラッチ音が鳴った瞬間に観客が沸く理由が分からない、という方も少なからずいたのではないでしょうか。
どのような楽曲のビートが使われているのか、知れば知るほどMCバトルを楽しめますし、ヒップホップという音楽自体の奥深い魅力が理解できるはず。
今回紹介するのは、MCバトルにおける定番のビート・人気の楽曲たち。
日本のヒップホップに厳選したラインアップでお届けします!
【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲(16〜20)
UZUMAKIDJ CHARI & DJ SHINTARO

MCバトルのフロアを揺らす強烈なビートを生み出したのがDJ CHARIさんとDJ SHINTAROさんの渦巻く楽曲です。
ゆるふわギャングやOZworldさんらをフィーチャーし、ヒップホップとエレクトロニックを融合させた独自のサウンドは、MCバトルシーンに新たな風を吹き込みました。
本作は2023年1月に公開された作品で、TikTokでは「GURU GURUダンス」が話題を呼び、瞬く間に拡散されました。
ダンサーMONAさんの演出も印象的です。
フリースタイルバトルを盛り上げたい方や、日本のヒップホップの新しい流れを体感したい方にぴったり。
DJの刻むビートに身を任せれば、まるで渦に巻き込まれるような体験ができるでしょう。
RGTO feat.SALU, 鋼田テフロン & KダブシャインAKLO

独特のサウンドで圧倒的な存在感を放つ音楽プロデューサー、Gaius Okamotoさんが手掛けた、AKLOさんの名曲『RGTO feat.SALU, 鋼田テフロン & Kダブシャイン』。
SALUさんとAKLOさんに加えて、鋼田テフロンさんとKダブシャインさんをフィーチャーした豪華な作品で、MCバトルでも頻繁に使用されています。
この曲のSALUさんのパンチラインが、実際にバトルで使われることも多く、名試合が生まれやすいトラックとして有名ですね。
最ッ低のMC般若

日本を代表するラッパー、般若さん。
フリースタイルダンジョンのラスボスとしてご存じの方も多いと思います。
バトルで般若さんは「最低のMC」と相手に言われることが多いのですが、これはこちらの『最ッ低のMC』から来たパンチラインでリスペクトとして使われているようです。
MCバトルで頻繁に使われる楽曲でもあり、タイトルにふさわしいバチバチのバトルになりやすいトラックです。
ADRENALINEの輪入道さん vs GADOROさんのバトルが記憶に新しい人は多いのではないでしょうか?
NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDNITRO MICROPHONE UNDERGROUND

日本のアンダーグラウンドを盛り上げた最初のグループ、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND。
2012年に活動休止していましたが、2019年に活動再開しており現在でも根強い人気を持ちます。
そんな彼らのグループ名をそのままタイトルにした、こちらの『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』はアンダーグラウンドを代表するにふさわしいダークでありながら熱いバイブスを持ったトラックです。
トラックの完成度が高すぎるからか、ベストバウトは他のトラックに比べると少ない印象ですが、ビートチェックでは毎回歓声が上がるなど、ヘッズに愛されている名曲です。
ビートモクソモネェカラキキナDJ RYOW

ストリートで生まれたDJ RYOWさんの楽曲は、名古屋から発信された熱いメッセージが込められています。
2016年4月にリリースされた本作は、般若さんや漢 a.k.a. GAMIさんといった日本のトップラッパーたちが参加し、地方からのし上がる苦労や対立を描いています。
リミックス版では、R-指定さんやZeebraさん、AK-69さんらが加わり、名古屋の街を象徴するアイデンティティが強く表現されています。
アルバム『216』に収録されたこの曲は、ヒップホップシーンのルールに縛られない姿勢や地域愛が詰まっており、ファンの心をつかんでいます。
MCバトルのビートとしても人気の高い1曲です。