【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲
「高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」といったテレビ番組の人気で、あまりヒップホップに興味がなかった層にも広まった感のあるMCバトル。
MCそれぞれの個性あふれるラップはもちろん、MCバトルにおいて非常に重要な要素がDJの流すビートです。
ビートに興味を持たず、たとえば最初のスクラッチ音が鳴った瞬間に観客が沸く理由が分からない、という方も少なからずいたのではないでしょうか。
どのような楽曲のビートが使われているのか、知れば知るほどMCバトルを楽しめますし、ヒップホップという音楽自体の奥深い魅力が理解できるはず。
今回紹介するのは、MCバトルにおける定番のビート・人気の楽曲たち。
日本のヒップホップに厳選したラインアップでお届けします!
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【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲(31〜40)
拍手喝采DABO

「フリースタイルダンジョン」の歴史において屈指の名バトルとして今も語り継がれている、2017年に放送されたNAIKA MCさんと般若さんによる最終バトル。
その第2ラウンドで使われたビートが、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのメンバーであり、Def Jam Japanの第1弾アーティストとしてデビューしたことでも知られるDABOさんにとってのメジャーデビュー曲『拍手喝采』です。
ハードコアでありながらもスタイリッシュ、巧みなフロウがさえまくる問答無用の日本語ラップのクラシックですね。
日本のヒップホップの歴史に詳しければ、漢 a.k.a GAMIさんとDABOさんとの有名なビーフ合戦を思い出される方もいるかもしれません……。
Bebop dancingWAZGOGG

MCバトルに革命を起こした1曲としてファンから支持を得ている楽曲です。
ジャズのビバップとヒップホップを見事に融合させた165BPMの速いテンポが特徴で、DJ WAZGOGGさんの卓越したセンスが光ります。
2019年11月に発売されたアルバム『戦極MC BATTLE – BEST BOUT ORIGINAL BEAT』に収録され、MCバトルイベント「戦極MC BATTLE」の公式ビートとして使用されています。
本作は多くのMCたちのフリースタイルを彩り、YouTubeやTikTokでもダンス動画やリミックスが話題に。
MCバトルをこれから楽しみたい方や、ジャズとヒップホップの融合に興味がある音楽ファンにぴったりの1曲です。
100JAZEE MINOR

MCバトルの場で高い人気を誇るジャジー・マイナーさんの楽曲が、多くのフリースタイラーから愛用されています。
エネルギッシュなビートとキャッチーなフックが特徴で、曲のフック部分のフレーズはとても印象的で耳に残ります。
AKLOさんとのコラボレーションで2014年6月に公開された本作は、クラブミュージックの要素を取り入れたパーティーアンセムとして仕上がっています。
アルバム『Black Cranberry』に収録された後、豪華アーティストを迎えたリミックスバージョンも制作され、YouTube再生回数は320万回を突破。
MCバトルの初心者からベテランまで、フロウを磨きたい方にぴったりの1曲です。
かみさまPSG

板橋を代表するヒップホップ・ユニット、PSG。
PUNPEEさん、5lackさん、GAPPERさんによって結成されたユニットで、2000年代後期のヒップホップ・シーンで活躍しました。
そんなPSGの名曲が、こちらの『かみさま』。
MCバトルでは定番のトラックで、最近で言えばJAKEさんとAuthorityさんのバトルが記憶に新しいのではないでしょうか?
ポップなタイトルと違い、トラックは切れ味がバツグンのクールな構成に仕上げられているため、ベストバウトが生まれやすい曲と言えるでしょう。
BUSTDOWNAbara!

デジタルロックユニットAbara!が手がけた楽曲が、MCバトルの世界で絶大な支持を得ています。
重厚なビートとうなるようなギターリフが融合した独特のサウンドは、MCたちの熱いラップを引き立てる最高の土台となっています。
エレクトロニカとロックの要素が混ざり合った音楽性は、バトルの緊張感と興奮を高める効果も抜群です。
2015年1月に発売されたミニアルバム『GLITTER PRIDE』に収録された本作は、六本木morph-tokyoでのワンマンライブでも披露され、会場を熱狂させました。
MCバトルをこれから観戦したい方や、ヒップホップカルチャーに興味がある方に特におすすめの1曲です。
観客が最初のスクラッチ音で沸く理由が、聴けば必ず理解できるでしょう。
【MCバトル】よく使われる定番のビート・人気の楽曲(41〜50)
洗脳Awich

権力の裏側で暗躍するキャラクターたちが描かれる社会派ヒップホップがAwichさんの代表曲として知られています。
DOGMAさんと鎮座DOPENESSさんをフィーチャーしたこの楽曲は、政治、資本主義、情報社会への鋭い批評が込められており、MCバトルのビートとしても注目されています。
Awichさんのアルバム『孔雀』に収録され、2020年1月に世に出た本作は、昭和のノワール映画を思わせる雰囲気のミュージックビデオも話題となりました。
重厚なビートとメッセージ性の強いリリックが特徴で、MCバトルの練習をしている方はもちろん、社会問題に関心がある方や、日本語ラップの表現力に興味がある方におすすめです。
Ante UpM.O.P.

激しさと独特の雰囲気を併せ持つ、MCバトルの定番ビートとして知られる楽曲です。
2000年8月にリリースされ、アルバム『Warriorz』に収録されました。
M.O.P.さんの攻撃的なラップスタイルが際立つ本作は、ストリートの雰囲気を存分に感じられる1曲。
サンプリングされた『Soul Sister, Brown Sugar』の要素が、独特の味わいを生み出しています。
映画『The Last Castle』や『Brown Sugar』など、多くの作品でも使用され、その魅力は幅広く認められています。
エネルギッシュな雰囲気を求める方におすすめの1曲です。
おわりに
MCバトルは、ラッパー各々のスキルや個性的なフロウなどに注目しがちではありますが、やはりヒップホップはビートが同じくらい重要な要素ですよね。
今回の記事をきっかけとして、当時楽しんでいたMCバトルはこの楽曲から引用していたのか、といった発見があったのであれば嬉しいです。
掘り下げれば掘り下げるほどディープなヒップホップのビートを聴いているうちに、あなたも自分独自のビートを作りたくなってしまうかも?