ミニピアノで奏でる名曲~クラシック・ポップス・映画音楽から厳選~
オルゴールのような音色が癒やしを与えてくれるミニピアノ。
トイピアノとも呼ばれ、いわゆる「おもちゃのピアノ」として親しまれていますが、近年では有名ピアニストによって演奏される機会も多く、ピアノの上にミニピアノを置いて同時に演奏しているプロの演奏家による動画も人気を博しています。
そこで本記事では、ミニピアノの動画と専用の楽譜をピックアップ!
通常の88鍵のピアノで演奏されるクラシックやポップス、映画音楽などを、25鍵から44鍵が主流のミニピアノ用にアレンジした演奏と楽譜をご紹介します。
もくじ
- ミニピアノで奏でる名曲~クラシック・ポップス・映画音楽から厳選~
- Summer久石譲
- ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart
- ハッピー・バースデー・トゥー・ユーMildred J. Hill/Patty Smith Hill
- マリーゴールドあいみょん
- 組曲「くるみ割り人形」より「金平糖の踊り」Pyotr Tchaikovsky
- ドライフラワー優里
- ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」Frederic Chopin
- となりのトトロ久石譲
- ホール・ニュー・ワールドAlan Menken
- 結婚行進曲Felix Mendelssohn
- 君をのせて久石譲
- 幻想即興曲Frederic Chopin
- ミッキーマウス・マーチJimmy Dodd
- ピアノソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13 第2楽章Ludwig van Beethoven
- おもちゃの兵隊の行進曲Leon Jessel
- チム・チム・チェリーThe Sherman Brothers
ミニピアノで奏でる名曲~クラシック・ポップス・映画音楽から厳選~
Summer久石譲

夏が訪れるたびにこの曲のノスタルジックで切なく情感にあふれた、どこまでも日本的な美しいメロディラインを思い出す……そんな方はきっと多いでしょう。
日本が世界に誇る作曲家、久石譲さんによる『Summer』は久石さんの中でも非常に有名かつ人気の高い作品で、もともとは北野武監督作品『菊次郎の夏』のサウンドトラックとして作曲されたものです。
後にCMソングとしても起用され、映画を見たことがないという方でも知っている超有名曲として愛され続けていますよね。
この曲のどこか懐かしい響きは、ミニピアノで弾くとその感覚がいっそう強調されてなんとも言えない気持ちにさせられます。
両手で弾くと特に手の大きい方は右手と左手がぶつかってしまって難しいかもしれませんが、右手でメロディだけ弾いて左手はシンプルにコードの伴奏だけ弾く、という形のアレンジでも十分雰囲気は伝わりますよ!
ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

『~行進曲』という作品はこの世に数えきれないほど存在しますが、こちらの『トルコ行進曲』は誰もが知っているといっても過言ではないくらいに超有名な曲ですよね。
仮に正式なタイトルを知らなかったとしても、あまりにも印象深い主題のメロディラインはCMなどで絶対に一度は耳にしているはずです。
ミニピアノで弾いてみると、忙しない展開もどこかキュートに思えてくるのが不思議で楽しいですよ。
とはいえ『トルコ行進曲』の持つ16分音符の速いパッセージや後半の分散オクターブをミニピアノで表現する、となれば右手と左手がぶつかってしまって弾きづらいと感じる方も多いかもしれません。
32鍵または44鍵のミニピアノで弾くことをおすすめします!
ハッピー・バースデー・トゥー・ユーMildred J. Hill/Patty Smith Hill

小さなお子さまはもちろん、大人の方であってもミニピアノで弾く『Happy Birthday To You』は間違いなく喜ばれそうですね。
説明不要、世界で最も有名な誕生日ソング『ハッピーバースデートゥーユー』を右手でメロディだけならピアノで弾けるという方もきっと多いでしょうし、仮にミニピアノ用の楽譜がなかったとしても挑戦しやすいでしょう。
ミニピアノのおもちゃっぽい響きはこの曲のメロディと本当に良く似合いますから、誕生日会の主役へのサプライズとして弾いてあげれば場も盛り上がりそうですね!
マリーゴールドあいみょん

あいみょんさんの『マリーゴールド』は、幅広い世代から支持されている王道の恋愛ソング!
一度聴いたら忘れられない素朴なメロディが魅力的ですよね。
原曲の調性では「ド」と「ファ」にシャープがつくので、1本指で弾く際に見落とさないように注意しましょう。
ポップスはリズムが複雑で難しいと思われがちですが、何度も聴いて体に染みついているメロディなら、口ずさみながら練習することで案外サラッと弾けてしまうことも。
大人が横について練習する場合は、ぜひ一緒に歌ってあげてくださいね。
組曲「くるみ割り人形」より「金平糖の踊り」Pyotr Tchaikovsky

『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』と並んで有名なピョートル・チャイコフスキーによる三大バレエの一つ『くるみ割り人形』は、作品のモチーフがクリスマスということもあってシーズンには上演機会も多く、使われた楽曲もクリスマスに欠かせない音楽として親しまれていますよね。
ミニピアノが持つ独特の可愛らしい音色は、そんな『くるみ割り人形』の楽曲を演奏するにはぴったりと言えるかもしれません。
本稿で取り上げているのは、非常に有名な『金平糖の踊り』です。
曲名は知らずとも、どこか不思議で奇妙なユーモアを感じさせる旋律は、誰もが一度は聞いたことがあるはず。
この曲はミニピアノとの相性が抜群ですし、通常のピアノと合わせて親子で弾いてみるのもきっと楽しいですよ!