【2026】MPBの人気曲。定番曲から近年のヒット曲まで紹介!
ブラジル音楽の魅力を世界に伝え続けるムジカ・ポプラール・ブラジレイラ、略してMPB。
サンバやボサノヴァを進化させながら、軍事政権への抵抗から生まれた芸術性の高い音楽として知られています。
ジョアン・ジルベルトさんやカエターノ・ヴェローゾさんらが確立した音楽ジャンルは、現代のブラジル音楽シーンにも大きな影響を与え続けています。
今回の記事では歴史上重要な名曲から、今を輝くZ世代アーティストたちの新たな音楽性までを幅広くご紹介。
ブラジルの心と魂が詰まったMPBの世界をお楽しみください。
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【2026】MPBの人気曲。定番曲から近年のヒット曲まで紹介!(1〜10)
Preta pretinhaNovos Baianos

ブラジルのカウンターカルチャーをけん引したグループ、ノヴォス・バイアーノス。
ロックを軸にサンバやボサノヴァなど多彩な伝統音楽を融合させ、MPBの新たな可能性を示した功労者的な存在です。
今回ご紹介するのは、1972年発表のアルバム『Acabou Chorare』に収められた一曲。
このアルバムはブラジル音楽のオールタイム・ベストで1位に選ばれたこともある歴史的な名盤ですよね。
作詞家の実体験である失恋から着想を得たという本作は、甘く切ない物語を歌いながらも、アコースティック楽器のアンサンブルがどこか温かい、不思議な魅力を持っています。
憂鬱な時代に喜びをうたった彼らの音楽の中でも、人の心の機微に優しく寄り添ってくれるような趣ですね。
Fico Assim Sem VocêAdriana Calcanhotto

MPBシーンを代表する知性派、アドリアーナ・カルカニョットさんが子ども向け名義で手がけた、愛らしさあふれるカバー曲。
大切な人がいない寂しさを、日常から何かが決定的に欠けてしまった世界にたとえて歌う歌詞が、シンプルながら胸に深く響きますよね。
もともとはファンクデュオの楽曲でしたが、彼女のフィルターを通すことで、アコースティックで温かみのあるナンバーに仕上がっています。
2004年にアルバム『Adriana Partimpim』に収録された本作は、翌2005年にミュージックビデオがブラジルの音楽賞にノミネートされ話題になりました。
また、別のカバーバージョンが子ども向けテレビ番組『Carrossel』で使用されています。
柔らかな歌声と優しいメロディに包まれたいとき、ぜひ聴いてほしい一曲です。
Oba, lá vem elaJorge Ben Jor

ブラジル音楽の歴史に名を刻む革新者の1人、ジョルジ・ベン・ジョールさん。
サンバにファンクやロックを融合させた独創的な音楽性で知られ、2008年にはRolling Stone Brasil誌で「ブラジル音楽史上のアーティスト第5位」に選出されています。
そんな彼の名盤『Força Bruta』に収められた本作は、夜の気配が漂うロマンティックな一曲です。
通り過ぎる女性をただ見つめるだけで心が満たされる、という純粋な憧れが歌に込められています。
Trio Mocotóとの即興的なセッションから生まれた心地よいグルーヴが、その繊細な感情を優しく包み込みます。
1970年9月に世に出たこの楽曲は、後にテレビドラマ『Vitória』でカバー版が起用されたことでも知られています。
穏やかな夜のひとときに、そっと寄り添ってくれる名曲ではないでしょうか。
Baby95Liniker

MPBの伝統を受け継ぎながら、ソウルやR&Bと交差する現代ブラジル音楽の素晴らしさを体現しているのが、サンパウロ州出身のリニケルさんでしょう。
黒人トランスジェnder女性としての視点から、愛や尊厳を歌い上げる彼女の表現は、多くの人々の心を掴んで離さないのですね。
ご紹介する作品は、ソロ名義での活動を本格化させたアルバム『Indigo Borboleta Anil』から2021年6月に先行公開された楽曲で、翌2022年のラテン・グラミー賞では「最優秀ポルトガル語楽曲」に輝くという快挙を成し遂げました。
親密な愛や自己受容の温かさが、きらめく太陽や海といった自然のイメージに重ねて歌われる本作は、まさにMPBの叙情性が現代のグルーヴと出会った傑作と言っていいでしょう。
洗練されつつもどこか懐かしいサウンドは、休日の午後にゆったりと耳を傾けたいですね。
Tudo O Que Você Podia SerMilton Nascimento

ブラジル音楽の礎を築いた偉大なシンガーの1人、ミルトン・ナシメントさん。
彼はMPBを基盤に、ジャズやロックなど多彩な音楽性を融合させるスタイルで、ブラジルでは国民的アーティストとして知られています。
そんな彼の作品のなかでもオススメしたいのが、1972年3月にロ・ボルジェスさんと共に制作した名盤『Clube da Esquina』の冒頭を飾る作品です。
この楽曲は、軍事政権下で若者たちが抱いたであろう夢や希望、そして失われた可能性を歌っているかのようです。
静かなギターの響きから徐々に重なる幻想的なサウンドと、ミルトンさんの透き通るファルセットをたっぷりと味わえます。
ブラジルの魂に触れたいときに聴いてみてはいかがでしょうか?


