カフェミュージックにも!ミュゼットの魅力を味わう名曲紹介
フランス生まれの大衆音楽、ミュゼット。
19世紀末からカフェやダンスホールで演奏され、パリジャンの心を癒してきたこの音楽は、アコーディオンの優美な音色とともに世界中で愛されています。
労働者階級の庶民音楽として誕生しながらも、ワルツやジャズの要素も取り入れながら発展してきました。
懐かしさと温もりに満ちたメロディー、ノスタルジックなリズムが織りなすミュゼットの名曲の世界へ、優雅なパリの空気とともにご案内します。
カフェミュージックにも!ミュゼットの魅力を味わう名曲紹介(11〜20)
Domino / ドミノNEW!Louis Ferrari

アコーディオンの柔らかな音色が、パリのカフェの情景を思い起こさせるミュゼットの世界。
ルイ・フェラーリさんは、イタリア系の血を引きながらフランスで活躍したアコーディオン奏者で、1930年代から活動を続けた職人気質のアーティストでした。
1950年に公開された本作は、フランス語版をアンドレ・クラヴォーが歌い上げ、翌年には英語版がトニー・マーティンさんやビング・クロスビーさんといった大物にカバーされ、ビルボードチャートで12週間ランクインするなど大ヒットを記録しています。
ワルツのリズムに乗せて奏でられるメロディーは、懐かしさと温もりに満ちており、カフェでゆったりと過ごす午後のひとときや、読書をしながらリラックスしたい方にぴったりです。
Ven d’automne / 秋風アルマン・ラサーニュ

「秋風(Ven d’automne)」は、ペギュリ兄弟の一人、ルイ・ペギュリ(Louis Peguri)の作品。
アコーディオン演奏は、レイモン・ルフェーブル・オーケストラの専属アコーディオニストを務めた、アルマン・ラサーニュ(Armand Lassagne)さんです。
パリのお嬢さんリチャード・ノエル

「パリのお嬢さん(Mademoiselle de Paris)」は、ポール・デュラン(Paul Durand)の作品。
フランス映画 “Scandale aux Champs-Elysées”(パリのスキャンダル)の挿入歌として歌われました。
アコーディオンの演奏は、リチャード・ノエルさんです。
麗しのミュゼット熊坂路得子&磯部舞子

「麗しのミュゼット」は、埼玉県出身のアコーディオン奏者、熊坂路得子(くまさかるつこ)さんのオリジナル曲です。
演奏は、熊坂路得子さんと磯部舞子さんのヴァイオリン。
La Cana(ラ・カーニャ)での「春よこいこい お彼岸ライブ〜たなぼた」から。
ハリネズミのワルツJo Abbott&Andy Price&Bryan Karahasan

「ハリネズミのワルツ(La valse des niglos)」は、ギュスティ・マーリャ(Gousti Malla)の作品。
マヌーシュの好物であるハリネズミのスープにちなんだ曲。
演奏は、アコーディオン:Jo Abbottさん、ベース:Andy Priceさん、ギター:Bryan Karahasanさん。
哀愁のミュゼット桑山哲也 & こゆみこ

「哀愁のミュゼット」は、アコーディオン奏者:桑山哲也(くわやまてつや)さんの作曲。
演奏は、桑山哲也さんのアコーディオンと、バンド「こゆみこ」:メンバーはピアノ&クラビオーラ:折重由美子さん、ヴァイオリン、ギター、ベース、ドラムスの皆さん。
カフェミュージックにも!ミュゼットの魅力を味わう名曲紹介(21〜30)
マルゴーのワルツリシャール・ガリアーノ & セバスチャンSurel

「マルゴーのワルツ(La Valse A Margaux)」は、アコーディオン&バンドネオン奏者・作曲家:リシャール・ガリアーノ(Richard Galliano)さんの作品です。
演奏は、ガリアーノさんとセバスチャンSurelさんのヴァイオリン。
「ピアソラ永遠に」コンサートから。





