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90代の方にオススメの夏の歌。昭和の夏曲まとめ【2025】

2025年現在、90代の皆さんは10代の頃に戦中戦後の大変な時期を過ごされた方々ですよね。

成人以降は高度成長期が到来、昭和・平成・令和と激動の時代を駆け抜けた皆さんにとって、夏といえば思い出す曲はどのようなものでしょうか。

こちらの記事では、90代の方々の子ども時代の唱歌や合唱曲、大人になってから親しんでいたであろう流行歌や歌謡曲なども含めてリサーチしてまとめています。

親子三代で楽しめるような内容となっていますので、この機会にぜひご覧ください。

90代の方にオススメの夏の歌。昭和の夏曲まとめ【2025】(11〜15)

狂った果実NEW!石原裕次郎

夏のまぶしい陽射しの下で燃え上がる、若さゆえの危うさと情熱。

そんな少しほろ苦い青春の1ページを鮮やかに切り取ったような名曲ですよね。

石原裕次郎さんの低く艶のある歌声が、潮風の香りと共に、偽りの恋に揺れるやるせない想いを情感たっぷりに歌い上げています。

この楽曲は、裕次郎さんが主演を務めた1956年公開の映画『狂った果実』の主題歌で、スクリーンの中の裕次郎さんに胸を熱くした方も多くいらっしゃるのでは?

本作を聴きながら、若かりし頃のまぶしい夏の思い出に浸る、そんなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

海ゆかばNEW!軍歌

荘厳で抑制された調べが、聴く人の心に深く染み渡る鎮魂歌です。

1937年に作曲家の信時潔さんによって手掛けられたこの楽曲は、戦時中に準国歌として広く知られるようになりましたよね。

敵意よりも、困難な時代を生きる人々の覚悟や祈りのような内なる想いが表現されているのが印象的です。

本作は映画『海ゆかば 日本海大戦』でも物語の重要な場面で使われ、多くの方の記憶に刻まれているのではないでしょうか。

アルバム『日本の軍歌アーカイブス Vol.2 海の歌『海ゆかば』1932-1944』にも収録されています。

激動の時代を駆け抜けてこられた方々が、静かにご自身の歩みを振り返るひとときに、そっと耳を傾けてみるのも良いかもしれませんね。

夏の山唄NEW!民謡

夏の早朝、涼やかな山の空気を思い起こさせる民謡といえば、やはり宮城県で歌い継がれてきたこの一曲です。

夜明け前の静けさの中、山仕事に向かう人の覚悟と、まだ残る眠気が伝わってくるような素朴で力強いメロディが心に響きますよね。

尺八の音色が霧がかった山の風景を運んでくるかのようです。

もとは山形の仕事唄だった本作が、昭和期に民謡尺八の名手・後藤桃水さんによって編曲され、レコードとして広まりました。

多くの歌手に歌い継がれ、2018年5月発売のアルバム「山の民謡」にも収録されるなど、今も大切にされています。

懸命に働いた若い頃の日々や故郷の風景が、ふと心に浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

渚のお嬢さんNEW!舟木一夫

学生服のイメージが強い舟木一夫さんですが、こんなに陽気でトロピカルな夏の名曲があったとは驚きです!

1965年7月に世に出たこの楽曲は、軽快なハワイアンのリズムが心地よく、聴いているだけで南国の浜辺にいるような気分に誘われますね。

渚で見かけたお嬢さんへの、夏の太陽のように明るく真っ直ぐな恋心が歌われており、思わず体が動き出してしまいそうです。

リズム歌謡という新しい試みだった本作は、舟木さんの代表曲を集めた名盤『A面コレクション 1963-2006』にも収録されています。

暑い日に、涼しいお部屋でみんなで手拍子しながら楽しむのも素敵かもしれません!

南国土佐を後にしてペギー葉山

南国土佐を後にして ( ペギー葉山 )日本語の歌詞付き
南国土佐を後にしてペギー葉山

土佐の美しい自然と故郷への深い愛情を歌った名曲は、ペギー葉山さんの代表作として今でも愛され続けています。

はりまや橋や桂浜、室戸岬といった高知の名所が織り込まれ、よさこい節の旋律とともに郷愁あふれる気持ちを表現していますね。

本作は1959年5月にキングレコードから発売され、約200万枚の大ヒットを記録しました。

同年には同名映画も公開され、ペギー葉山さんご本人も出演されています。

故郷を離れた経験をお持ちの方や、地方の美しい風景を思い出したい時にぴったりです。

レクリエーションでご一緒に歌えば、懐かしい思い出話に花が咲きそうですね。