ノイズミュージックの名盤。~インダストリアルからジャパノイズまで
通常の音楽的な楽曲構成や音作りを無視したような手法で、時には純粋な楽器ではなく金属物や自然界に流れる音のサンプリング、その他ありとあらゆる方法を駆使したアーティストたちの自由な発想で生まれる「ノイズ・ミュージック」は、言葉通り聴く人を不快にするほど非音楽的なものです。
本稿では、ノイズ・ミュージックを語る上では欠かせない「インダストリアル・ミュージック」と呼ばれるジャンルの代表的なバンドの名盤を中心として、世界的に「ジャパノイズ」として高い評価を受ける日本のアーティストたちの作品も紹介していきます。
雑音の中にしか得られない特別な感覚を、ぜひこの機会に味わってみてください。
- ダークサイケの名曲|暗く怪しいサイケの世界へ…
- 気持ちが悪い音楽。邦楽の名曲
- 【混沌の電子音楽】ドリルンベースの名曲まとめ
- 日本発!テクノポップの名曲・オススメの人気曲
- アーティスト名でよく見る「a.k.a.」の意味って?
- 【2026】美しきエレクトロニカ~オススメの名曲・人気曲
- アートコアとは?|アートコアの名曲や定番曲を紹介!
- 【印象派の音楽】日本の心を感じるクラシック作品をピックアップ
- ダンサーが選ぶ、20代にオススメのダンスミュージック。人気の曲集
- ミニマルテクノとは?心地よい反復が生む音楽の魅力を解説します
- 攻撃的ダンスミュージック。ハードコアテクノの名曲
- 【ノレる】リズムのいい邦楽。楽しくなる曲
- 【本日のジャズ】今日聴きたい!往年の名曲や現代ジャズをピックアップ
ノイズミュージックの名盤。~インダストリアルからジャパノイズまで(21〜30)
Clothes HoistFoetus

1980年代の地下音楽シーンが生んだ鬼才、JG.サールウェルさんは複数の名義を用いてジャンルの枠内を軽く飛びこえた強烈な作品をリリースし続けるオーストラリア生まれのアーティストです。
その音楽性は一口で語れるようなものではありませんが、ミニストリーやナイン・インチ・ネイルズといったインダストリアル・ミュージックの要素を持つサウンドで商業的にも成功を果たしたミュージシャンたちに影響を与え、他のアーティストによる作品のリミックスも多く手掛けており、まさにミュージシャンズミュージシャンとでも呼びたい存在なのですね。
こちらの『Hole』は1984年に Scraping Foetus Off the Wheel名義で発表された作品で、本人にとっても出世作となった1枚。
暴力的なインダストリアル・メタルからキャバレー風の毒々しいサウンド、ジャズにヒップホップ、カオティックなサンプリングの嵐、とサールウェルさんがやりたいことを全てぶちこんだかのようなジャンクでノイジーな狂乱の一大絵巻!
ロシア構成主義を思わせるジャケットも含めて、先鋭的な音楽センスと圧倒的なテンションは1984年という時代を考えても衝撃的の一言ですね。
説明不能の闇雲なパワーを体全体で感じてください!
想像する ねじにせんねんもんだい

にせんねんもんだいは日本のノイズバンドで、1999年に結成されました。
日本のみならず、ヨーロッパやアメリカでもライブを行っています。
「想像する ねじ」は2006年にリリースされたアルバム「ろくおん」の収録曲です。
Necrosis en la PoyaEsplendor Geométrico

エスプレンドー・ジオメトリコは1980年代初頭に活動を開始したスペインのバンドで、バンド名はF. T. マリネッティのエッセイに由来します。
「Necrosis en la poya」は1981年にリリースされたシングルです。
Just Like HoneyThe Jesus and Mary Chain

ジーザス&メリーチェインはジム・リードとウィリアム・リードの兄弟を中心に結成されたイギリスのバンドで、「ジザメリ」と略されます。
「Just Like Honey」は1985年のアルバム「Psychocandy」の収録曲です。
HALLUCINOGENIC幻覚アレルギー

幻覚アレルギーは1991年に結成されたヴィジュアル系ロックバンドで、2006年に最終公演を行いました。
「HALLUCINOGENIC」は1994年にリリースされたメジャーデビューアルバム「PSYCHE:DELIC」の収録曲です。
Drain CosmeticsSerena Mannish

セレナ・マニッシュは1999年に結成されたノルウェーのロックバンドで、2005年にデビューしました。
ゴシック・ロックの影響を受けた楽曲が特徴です。
「Drain Cosmetics」は2006年にリリースされたシングルです。
Mirror Man暴力温泉芸者

とんでもないインパクトを持ったアーティスト名にたじろいでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、音楽家のみならず映画評論家や随筆家としても知られ、小説家としては2001年発表の名著『あらゆる場所に花束が……』が三島由紀夫賞を受賞した経歴を持つ異能、中原昌也さんによるノイズ・ユニットです。
1990年に本格的なデビューを果たし、ソニック・ユースやジョン・スペンサー、ベックといった海外のビッグネームのフロントアクトをこなし、海外公演なども多く経験している中原さんこと暴力温泉芸者のディスコグラフィの中でも、今回は1993年にリリースされた『Otis』を紹介します。
1996年には日本国内でメジャー・リリースされた代物であり、このアルバムがメジャー・デビュー作となった中原さんはもちろん、90年代文化の懐の深さというか業の深さに改めて感じ入ってしまいますね。
一見オシャレにも見えるアルバム・ジャケットも含めて、当時のサブカル周辺でブームとなっていた「渋谷系」の流れで「デス渋谷系」などと呼ばれていた事実は、若い音楽ファンにとっては興味深い90年代カルチャーの1つと言えるかもしれません。
肝心の音はといえば、特撮番組の主題歌をカラオケで歌ったもの、法則性を持たない気まぐれのようなノイズ、けだるい歌とギター、映画のセリフやソウル・ミュージックからのサンプリングなど、ある意味これ以上はないほどに「ミクスチャー」な作風となっています。
時代の空気感を味わえるという意味でも、ぜひ一度お試しあれ。
The Fall of BecauseKilling Joke

キリング・ジョークは1978年に結成されたイングランドのバンドで、1985年に来日公演を行っています。
「The Fall of Because」は1981年にリリースされたアルバム「What’s THIS For…!」の収録曲です。
Emanation Machine R. Gie 1916SPK

SPKは1978年にグレアム・レベルとニール・ヒルによって結成されたオーストラリアのバンドです。
「Emanation Machine R. Gie 1916」は1981年にリリースされたアルバム「Information Overload Unit」に収録されています。
My Black AssSHELLAC

シェラックは1992年に結成されたアメリカのバンドで、1993年にデビューしました。
「My Black Ass」は1994年にリリースされたファーストアルバム「At Action Park」に収録されている楽曲です。


