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オーケストラで演奏される楽器一覧。種類別に紹介

オーケストラの演奏って実際に聴きにいったことがありますか?

きっと音源を耳にしたことがある方は多いと思うのですが、実際にホールで演奏を聴いたことがある方は多くはないかもしれません。

しかし、きっと誰しもオーケストラの演奏の映像は観たことがあるのではないでしょうか?

たくさんの弦楽器や管楽器が並んでいて圧巻ですよね。

そこでこの記事では、オーケストラで演奏されている楽器を一挙に紹介していきますね!

弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、その他の編入楽器と各セクションに分けて紹介いたしますので、詳細を知りたい楽器があればぜひじっくりとご覧ください。

木管楽器(1〜10)

ピッコロ

「星条旗よ永遠なれ」ピッコロソロ”SalonOrchestraJapan”
ピッコロ

イタリア語で小さいを意味するピッコロはその名の通りフルートを小さくした楽器です。

フルート奏者が持ち替えでピッコロを吹くことも多いです。

フルートよりピッチが定まりにくく、吹き口もキーの感覚も狭いので、演奏するのはフルートよりむずかしいともいわれています。

その高くかわいらしい音色から、オーケストラの曲などでソロを受け持つことも多く、動画の曲をはじめとして、ピッコロが印象的な曲は多いです。

フルート

Chaminade: Concertino for Flute – Hayley Miller (flute), Benjamin Zander (conductor)
フルート

オーケストラの中で華やかさNo.1と言ったらフルートではないでしょうか。

銀色の横笛は優雅で女性のあこがれでもあり、フルート奏者には女性が多いイメージがありますよね!

もともとは横ではなく縦笛のことをフルートと呼んでいたそうですが、17世紀後半にフランス貴族が横笛に改良し高い人気を博したそうです。

鳥のさえずりのような音色が特徴的で、サン・サーンス『動物の謝肉祭より 大きな鳥籠』など鳥にちなんだ楽曲に用いられることが多いですね。

現在ではクラシック音楽だけではなくジャズやロックなど多ジャンルで使用されることもあるので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!

コントラファゴット

チャプター17. コントラバスーン
コントラファゴット

コントラファゴットともコントラバスーンともいわれるこちらの楽器はファゴットより1オクターブ低い音が出ます。

どの管楽器にも共通して言えることですが、低い音が出る楽器は息の量がたくさんいるため、演奏上の体力的負担は大きいかもしれません。

そして、その低さゆえに目立ったソロなどもあまりない楽器です。

低くても大きい音を出せるよう17世紀中ごろに開発されてから何度か改良が加えられ、現在の形になっています。

ふくよかな低音は魅力的ですよね。

オーボエ

Mozart: Oboenkonzert C-Dur KV 314 ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ François Leleux ∙ Andrés Orozco-Estrada
オーボエ

オーボエは、パッと見の外見がクラリネットにも似ているので、詳しくない方には見分けが付かないかもしれませんね。

しかし、両者は音色の違いのほかにも、音を奏でる仕組みで大きく違う点があります。

それは、クラリネットがシングルリードであることに対して、オーボエはダブルリードであること。

ダブルリードはその名の通り2枚のリードを震わせることで音を出しており、軽やかで丸みのある音色が特徴です。

3オクターブの広い音域が出せる楽器なので、ぜひオーボエの音色を体験してほしいです!

ベートーベン作曲の『交響曲第3番 英雄』、『第5番 運命』など有名な楽曲でもオーボエは活躍しています。

オーボエのソロは聴きごたえがありますので、まだ聴いたことがない方はオーボエの魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

金管楽器(1〜10)

ホルン

モーツァルト ホルン協奏曲第1番 – Mozart Horn Concerto No.1
ホルン

狩りの際に使われた角笛がもととなったと考えられているホルン。

やわらかい音色が特徴で、金管楽器ですが木管楽器とも相性が良いです。

木管五重奏に金管楽器であるはずのホルンが入っているのもうなずけますよね。

同じ金管楽器でもトランペットとトロンボーンは教会で使用されたという歴史があり、ホルンのほうはそうではなかったので、庶民的な楽器というイメージもあるようです。

音の柔らかさの秘密はベルが後ろを向いていることにもあります。

もしベルが前を向いていたら、もう少し荒々しい音が出たでしょう。

トランペット

Tp082 天空の城ラピュタ ハトと少年 ティム・モリソン(トランペット)
トランペット

トランペットといえば、オーケストラでも花形楽器の一つではないでしょうか。

ファンファーレ部分などにも使われる華やかで明るく美しい音色は、聴く人を楽しい気分にさせてくれます。

マウスピースと本体からなり、唇を振動させて音を出します。

バルブというボタン状のキーを押すことによって管の長さを変え、音の高さを変えています。

トランペットのもととなった楽器はバルブがなく、自然倍音しか出せませんでした。

バルブは1810年ころに発明され、それによって複雑な演奏が可能になったのです。

チューバ

Ralph Vaughan Williams – Tuubakontsert f-moll (I Prelude: Allegro moderato)
チューバ

1820年ころ金管楽器にバルブという装置が発明され、それによっていろいろな楽器がうまれました。

チューバもその一つで、この楽器は珍しく生まれた日がわかっており、1835年9月12日なんだそうです。

チューバがうまれる前は長くて大きいオフィクレイドやセルパンという楽器が使われていました。

チューバの誕生によりずいぶん扱いやすくなったのではないでしょうか。

とはいえ、金管楽器の中では最も低い音が出るので、大きさも重さも相当なものです。