パラリンピック・パラスポーツのテーマソングや応援歌まとめ
障がいを持たれた方々による「もう一つのオリンピック」であるパラリンピックは、近年では東京オリンピック・パラリンピックの効果もあって日本でもすっかり周知された障がい者による最高峰のスポーツ大会です。
もともとはリハビリの一環としてイギリスの病院で行われた競技大会がその始まりとされており、実際に正式名称が「パラリンピック」となったのは1988年のソウル大会からなのですね。
こちらの記事ではパラリンピック関連のテーマ曲や応援歌、さらにはパラスポーツ関連の楽曲なども含めて紹介しています。
探していたあの曲の真相が見つかるかも?
ぜひご覧ください!
パラリンピック・パラスポーツのテーマソングや応援歌まとめ(1〜10)
The Time Has ComeTANAKA feat. AYAKO-with MALAWI

東京2020オリンピック、パラリンピック出場アスリート応援ソングの『The Time Has Come』は、有名なシンガーやアーティストではなく青年海外協力隊のOBである田仲永和さんが共同制作として参加していることを皆さんはご存じでしょうか。
世界最貧国としても知られるマラウイで青年海外協力隊として活動した田仲さんは、その恩を返すチャンスとしてマラウイ人と協力してアスリート応援ソングを作るというアイデアを思い付いたのだとか。
世界的なコロナ禍で制作は完全にリモートで行われたそうなのですが、マラウイの音楽プロデューサーDJ Sleyさんが音作りを担い、紆余曲折ありながらも無事完成したのがこちらの『The Time Has Come』なのですね。
制作の裏話などは田仲さんのnoteに詳しく書かれていますから、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
ノンフィクションHoney L Days

車椅子陸上アスリートの伊藤智也選手といえば、アテナ、北京、ロンドンそれぞれのパラリンピックに出場して金メダルを2つ、銀メダルを3つ獲得している素晴らしい車いすランナーですよね。
一度は現役引退を表明するも、東京パラリンピック2020への出場を目指して現役復帰、車いすランナー代表に内定したことで新たな伝説を刻んだことは記憶に新しいです。
そんな伊藤選手の応援歌として日本のボーカルデュオであるHoney L Daysが制作したのが、2020年に発表された『ノンフィクション』です。
応援歌の達人とも言える彼ららしいパワフルかつキャッチーな楽曲で、聴いているだけで力が湧いてきますよね。
同名のアルバも合わせてチェックしてみてください!
雨あがりのステップ新しい地図

元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによるユニットの新しい地図が2018年3月19日にリリースした『雨あがりのステップ』は、パラスポーツ応援チャリティーソングとして制作された配信限定シングルです。
配信より数日前に開催された「パラ駅伝 in TOKYO 2018」にて初披露されましたから、その様子を実際にご覧になった方もいることでしょう。
作曲と編曲はあの菅野よう子さんが手掛けたこちらの『雨あがりのステップ』ですが、すっと心に沁みこむメロディと3人の優しい歌唱、前向きな気持ちにさせてくれる麻生哲朗さんによる歌詞がとても良いのですよね。
仕事や学業で行き詰まりを感じている時などにも、背中を押してくれるこの曲は応援歌としてもおすすめですよ!
FLY武藤将胤(EYE VDJ MASA) × 内澤崇仁(androp)

2013年にALSを発症するも、そのことをきっかけとして2016年に一般社団法人WITH ALSを立ち上げ、EYE VDJ MASAという名義で視線入力でDJ、VJをプレイする音楽活動などさまざまな分野で活躍するクリエイターの武藤将胤さん。
そんな武藤さんがandropの中心人物である内澤崇仁さんとタッグを組んで生まれたのがこちらの『FLY』です。
東京パラリンピック2020開会式での経験なども経て、武藤さんによる「多様性が未来の希望になる」というテーマを落とし込んだ歌詞、内澤さんの美しいメロディと優しさや力強さが込められた歌声が見事な作品を生み出していますね。
MVは東京2020パラリンピック開会式の一部を担った政策チームが再結集しており、そちらも要注目ですよ。
No Limit feat.AK-69木梨憲武×AK-69

とんねるずの木梨憲武さん、そして日本を代表するラッパーの1人であるAK-69さんという異色のコンビが放つ、パラスポーツのファンを増やすべく始動したプロジェクト「TEAM BEYOND」の応援歌。
初披露となったパラスポーツのイベント「BEYOND STADIUM 2022」の登場時にノリさん自身が「60歳からヒップホップ始める人、いないよね」といったようなことをおっしゃっていましたが、定評のある高い歌唱力を活かしてメロディラインを中心に担当してはおりましたが、堂々たるヒップホップアーティストぶりに多くの方が驚かれたのではないでしょうか。
曲作りを担ったAK-69さんの曲に込めたメッセージは普遍的なものであって、パラスポーツの応援歌としてはもちろん最高の内容ですし、人生の困難に立ち向かうすべての人を勇気づけてくれますよ。
徳川姫殿音頭徳川静華と徳川姫殿劇団

徳川静華と徳川姫殿劇団による2020東京オリンピック&パラリンピックの応援歌『徳川姫殿音頭』。
この歌はモーニング娘の楽曲のような、パーティー気分になれる明るいダンスソングです。
エレキギターなどのバンド楽器が使われている一方で、全体的には音頭調で日本らしい雰囲気が感じられるのがミソ。
この曲を聴けば逆境でも頑張る勇気がわいてきそうですね!
日本史の重要な出来事が登場するユニークな歌詞にもぜひ注目して聴いてみてください。
リアルビクトリー栗山龍太

盲目のシンガーソングライターとして音楽活動のみならず、東日本大震災の被災者への支援や盲導犬のチャリティー活動など、さまざまな分野で活躍している栗山龍太さん。
そんな栗山さんが2019年の4月に発表したのが、パラアスリート応援ソング『リアルビクトリー』です。
シンプルな歌詞とメロディは誰の心にも届くものですし、ご本人の言葉を借りれば「障がいがあっても輝ける瞬間が必ずある」というメッセージは人種や国籍を問わず多くの人を勇気づけるものですよね。
厳しい現実にくじけそうな時、ぜひこの曲を聴いてみてください。






