内なる心の叫びが響く!魅惑のポエトリーリーディングの名曲
詩を朗読するアート形態の一種であるポエトリーリーディング。
目で見てもあまりピンとこない……ということでリサーチしました!
ポエトリーリーディングの曲は、あげられることの多い不可思議/wonderboyさんの名曲『Pellicule』のように詩の朗読に重点を置いたものが多いようです。
歌というよりは「語り」のような曲にも感じられます。
ラップはリズムと韻が重視される技術面のかっこよさやフィーリングが気持ちよく、ポエトリーリーディングは共感できる日常などをテーマに、より言葉が染みこんでくる気がします。
内なる心の叫びに近いのかもしれませんね。
あなたが共感できる1曲が見つかることを願って、そんな魅惑のポエトリーリーディングの名曲を紹介していきます!
もくじ
- 内なる心の叫びが響く!魅惑のポエトリーリーディングの名曲
- Pellicule不可思議/wonderboy
- 革命MOROHA
- ニライカナイSHU-THE feat.狐火
- メーデーメーデーamazarashi
- 世界征服やめた feat. daoko不可思議/wonderboy
- tomorrowMOROHA
- 3020SuiseiNoboAs
- HOLY DAYマヒトゥ・ザ・ピーポー
- Japanese Boy□□□(クチロロ)
- balloon泉まくら
- 独白RADWIMPS
- 35才のリアル狐火
- 世界には愛しかない欅坂46
- 人生という名の列車馬場俊英
- 生きていたんだよなあいみょん
- 機械油ずっと真夜中でいいのに。
- ぐるぐる野狐禅
- 夜鷹きのこ帝国
- 手をならせSUIKA
- もはや平成ではないNEW OLYMPIX
内なる心の叫びが響く!魅惑のポエトリーリーディングの名曲
Pellicule不可思議/wonderboy

2011年に23歳という若さで急逝してしまったポエトリーラッパー・不可思議/wonderboyさんの楽曲。
1曲をとおして流れている切ないピアノのフレーズと、目の前で友達が話しているような距離感のポエトリーディングが心地いいですよね。
特別な世界観やストーリーではない、何気ない日常や会話をつづった歌詞は、メロディーがないことで一つ一つの言葉の輪郭をより感じるのではないでしょうか。
秀逸なメロディーの楽曲とは違った、心に直接語りかけられているようなナンバーです。
革命MOROHA

アコースティックギター1本のみで作り上げられるバッキングと、個性的な歌声に乗せたメッセージ色の強い歌詞が特徴のラップグループ・MOROHAの楽曲。
結成10周年に発表した再録ベストアルバム『MOROHA BEST~十年再録~』のリード曲であり、テレビドラマ『宮本から君へ』のエンディングテーマに起用されたナンバーです。
存在感のあるアコースティックギターの音色に乗せた特徴的なポエトリーリーディングが耳に残り、一度聴いたら忘れられないインパクトを放っていますよね。
楽しい時間と将来への不安が入り混じった心の叫びが、ポエトリーリーディングだからこその鬼気迫る説得力を帯びてリスナーに問いかけてくる楽曲です。
ニライカナイSHU-THE feat.狐火

「今を生きること」そういう思いが実直なまでに表現された、真に迫るポエトリーです。
ラッパーのSHU-THEさんと狐火さんがコラボした作品で、2020年にリリースされました。
心の底から湧き出す思いをそのままサウンドに乗せたような、言葉がグサグサ胸に刺さる作品です。
とくに曲を作ったり、絵を描いたりと、創作活動をしている人に響くはず。
共感するとともに「負けないぞ」「やってやるぞ」というエネルギーが体の中を渦巻きます。
メーデーメーデーamazarashi

「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨にたとえ、僕らは雨ざらしだが“それでも”というところを歌いたい」という意味を込めたバンド名で活動する青森県出身のロックバンド・amazarashiの楽曲。
8作目のミニアルバム『虚無病』に収録されている楽曲で、韻を踏み続けて畳みかけるようなポエトリーリーディングに圧倒されますよね。
人間という生き物が持つ矛盾した言葉や行動を突きつけられるような強烈なメッセージは、メロディーではなくポエトリーリーディングだからこそのインパクトを受けるのではないでしょうか。
その反面、メロディアスなサビのメロディーが楽曲全体を芸術作品に昇華している、絶妙な楽曲構成がクセになるナンバーです。
世界征服やめた feat. daoko不可思議/wonderboy

抜け出せない現状を理解しつつも、やめられない。
そういう思いを抱いたことのある方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
埼玉県出身のシンガーソングライター、不可思議/wonderboyさんの楽曲です。
2012年にリリースされたアルバム『さよなら、』に収録。
着実に、しっかりと社会の中に溶け込んでいく周りの人たちと、堂々巡りしてしまう自分を対比させたリリックに、息を飲んでしまいます。
ずしっと重い言葉に触れたいならぜひ聴いてみてください。
tomorrowMOROHA

「やれる」と言って出来なければ、それは言った相手にウソをついたことと同じ。
不安を抱えたまま進んでいく人間の歌です。
2人組ラップユニット、MOROHAによる楽曲で、2016年にリリースされたアルバム『MOROHA III』に収録。
MOROHAらしい、アコースティックギターと歌のみの構成。
シンプルだからこそ、言葉の一つひとつが染みます。
「これからどうやって生きていこう」なんて迷いがあるとき、この曲が寄り添ってくれるかもしれません。