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ポルカの名曲。おすすめの人気曲

素朴で親しみやすいメロディと、速いテンポで思わず体を動かしたくなってしまうようなチェコ民謡の「ポルカ」という音楽ジャンルを皆さまはご存じでしょうか。

ジャンルの名前を知らずとも、実際にポルカの有名な曲を聴けばピンとくる方も多いはず。

日本では子供向けに『みんなのうた』で紹介されたこともありますし、変わったところで言えば、2000年代にフラッシュ・アニメーションや初音ミクが歌唱したことによって有名になったポルカの曲もあるのですよ。

本稿はそんな楽しい「ポルカ」の名曲たちをまとめた記事となっていますから、ぜひお子さまと一緒にお楽しみくださいね!

ポルカの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

女心

Frauenherz, Polka mazur op.166 von Josef Strauss
女心

ヨーゼフ・シュトラウスの代表作ともいえるポルカ『女心』。

陽気なイメージのポルカとは一転して美しいバイオリンの音色が印象的な楽曲です。

最愛の妻であるカロリーネのための曲とも言われていますが、小説のタイトルを借りたヨーゼフの代表作『オーストリアの村つばめ』の小説のヒロインの心情を表しているのではないかとも言われているそうです。

踊るように陽気な雰囲気のポルカもステキですが、たまにはしっとりした女心のような楽曲に耳をかたむけてみてもいいかもしれませんね!

狩り

ポルカ「狩り」 ヨハン・シュトラウスⅡ
狩り

1875年に作曲されたオペレッタである『ウィーンのカリオストロ』の『おお、私の駿馬よ』から着想を得てヨハン・シュトラウスⅡ世が作曲したポルカ。

このオペレッタは狩りとはまったく関係がないそうですが、劇中に登場したモチーフを使って狩りの音楽ができあがったそうです。

ホルンやトランペットが狩りの合図を知らせ、鞭や鉄砲の音の表現がポイントになっている楽曲でもあります。

早いリズムでのりがよくお子さんに聴かせる曲としてもオススメですよ!

クラリネット・ポルカ

クラリネット・ポルカ(Clarinet Polka)
クラリネット・ポルカ

ポーランド民謡に由来があるとされるポルカのひとつ。

この曲がいつ誰によって作曲されたかはさまざまな由来があるというのも特色です。

タイトル通りクラリネットの独奏または重奏で演奏されることが多いですが、アコーディオンやヨーデルとコラボレーションするなどいろいろな演奏形態があるようです。

クラリネットの速いアルペジオが美しく最後まで軽快に楽しく聴くことができますね!

お子さんが楽器の名前や音色を覚えるのにもオススメの楽曲です。

トリッチ・トラッチ・ポルカ

運動会でよく使われるポルカの名曲で1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

トラッチとはドイツ語でうわさを意味し、トリッチ・トラッチと並べることで音遊び感覚になり、街角のうわさやおしゃべりを表現しているそうです。

当時、トリッチ・トラッチという有名人のうわさを掲載した現在でいう週刊誌のような雑誌があったとか。

軽快でゴージャスな音とリズムが特徴的ですよね!

運動会の選曲にはもちろん、初めてポルカを聴く人にもオススメの楽曲です。

鍛冶屋のポルカ

ヴィヴァ・マンドリーノ第10回定期演奏会「鍛冶屋のポルカ」
鍛冶屋のポルカ

ヨーゼフ・シュトラウスが作曲したフランス風ポルカ。

板金などで加工する加熱した金属をのせる鉄製の作業台である金床を楽器として使っているのも面白いですよね!

金庫メーカーの舞踏会と花火大会用に作曲を依頼されたヨーゼフが、金庫を製造した鍛冶職人たちを称賛するため、金床を使用したポルカを手がけたそうです。

この曲は小学生の鑑賞共通教材として採用されているので、聴いたことがある人もいるかもしれません。

金床のチーンという音色がなんともいえずユーモラスで曲のアクセントと言えますね!

テープは切られた

Eduard Strauss, “Bahn frei” Polka schnell
テープは切られた

エドゥアルト・シュトラウス1世がカイザーフェルディナント北部鉄道開業30周年を記念して作曲したポルカ。

この鉄道はオーストリアの首都ウィーンからポーランドの首都ワルシャワまでを結んでおり、オーストリアでは最も早く開業した鉄道として知られています。

汽車にのるワクワク感やドキドキ感を早いテンポで表現していますよね!

オーケストラで演奏されることが多く、木管楽器、金管楽器、打楽器などを多数用いることでリッチな演奏を味わえます。

お子さんと一緒に列車に乗っている気分で楽しめますのでオススメです!