もののけ姫の歌。主題歌・挿入歌
1997年公開のジブリ映画「もののけ姫」の主題歌・挿入歌を紹介します。
「もののけ姫」といえば、壮大な自然を舞台に神・動物・人間の争いを描きつつも、生きる世界のちがう少年少女が互いを思い合う純粋な気持ちに胸を打たれる感動作!
映画のキャッチコピーは、「生きろ」。
当時映画館に足を運び、「生きる者たちの、それぞれの思い」に深く考えさせられた人も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな「もののけ姫」の印象深い楽曲をお届けします。
作品同様、名シーンを彷彿とさせるすばらしい楽曲ばかりです!
もののけ姫の歌。主題歌・挿入歌(21〜40)
呪われた力久石譲

「呪われた力」と題されたこの曲はもののけ姫の冒頭でアシタカがタタリ神に受けた呪いの力のことです。
憎しみに満ち溢れたタタリ神の呪いを受けたアシタカの野武士に弓をひくあの少しグロテスクなシーンを思い返させます。
とにかく恐ろしいアレンジで、制御しきれないほどの強大な力がアシタカに備わってしまったあのどうしようもない恐怖感をあおります。
タタリ神久石譲

こちらはタタリ神シリーズ第3番目の楽曲で、疾走感のある早いテンポのアレンジが印象的な一曲です。
作画だけで制作期間は一年を超えたタタリ神、その圧倒的な存在感と恐怖にぴったりくる、トラウマものの一曲です。
やはりもののけ姫の世界観を印象付けた名キャラクターで、その名シーンをさらにさらに盛り上げる素晴らしい一曲です。
タタラ場前の闘い久石譲

活気ある楽しい雰囲気から一転して戦場と化してしまったタタラ場のシーンで使われた楽曲です。
小刻みな忙しいフレーズや胸の鼓動を表現しているような重く低い音程まで、盛り上がりのある、忙しい曲調です。
エボシとサンが剣を交えるその緊張感と昼間からは一変してしまったタタラ場の雰囲気をおどろおどろしく表現しています。
レクイエムⅡ久石譲

もののけ姫の音楽の中で「レクイエム」はいくつかのバージョンあり、その二番目のバージョンのレクイエムです。
ほぼ同じ構成の楽曲なのですが、バージョンの違いは管楽器のあるなしや細かいアレンジの違いです。
レクイエムシリーズの中でももっとも静かなアレンジなのがこちらで、原作では管楽器のない演奏のレクイエムとなっています。
レクイエムⅢ久石譲
レクイエムシリーズ3番目の楽曲で、劇中では最後に使われているレクイエムです。
「生きろ」というキャッチコピーで、生と死にまつわる表現がたくさんなされてきたこの映画の中で「鎮魂歌」という意味の「レクイエム」が3シリーズにわたって作られた意味を考えると、もののけ姫が表現しているテーマやメッセージが読み取れてくるようです。