90年代に世界中で巻き起こった音楽とカルチャーの革命、レイヴカルチャー。
倉庫やビーチ、森の中など、非日常の空間で数千人が集まり、朝まで音楽と光と一体となって踊り続けたあの熱狂的な体験は、今もなお多くの人々の心に鮮やかに刻まれています。
ハウスやテクノ、トランスなど、様々なジャンルが融合したレイヴミュージックは、現代のダンスミュージックシーンにも大きな影響を与え続けています。
そこで今回は、初心者にもおすすめの歴史に残る伝説的なレイブアンセムをご紹介します!
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【初心者向け】レイブの名曲まとめ。まずは聴きたいレイブアンセムを紹介!(1〜10)
Out Of SpaceThe Prodigy

イギリスを拠点に活動する電子音楽の革命児、ザ・プロディジーのキャリア初期を象徴する名曲です。
レゲエの名曲から引用した「悪魔を宇宙の彼方へ追いやる」というフレーズが、日常の抑圧を打ち破るレイブカルチャーの解放感を力強く表現しています。
たたみ掛けるブレイクビートと声ネタの洪水は、聴く者を一気に非日常の熱狂へと引きずり込みますよね。
1992年11月に公開された本作は、デビューアルバム『Experience』に収録され、UKチャートで5位を記録。
時代を超えて愛され、後のベスト盤にも収められています。
とにかく理性を忘れて踊りたい!
そんな気分の時に最高の1曲です。
CamargueCJ BOLLAND

ベルギーのテクノシーンを牽引してきたCJ・ボーランドさんによる、レイブアンセムの金字塔ともいえる作品です。
力強く連打されるキックドラムの上に、幻想的で壮大なストリングスが重なるサウンドは、まるで夜明けの地平線から光が差し込む情景のよう。
歌詞がなくても、音楽と一体になる高揚感や解放感がダイレクトに伝わってくるはずです!
本作は1992年の名盤『The 4th Sign』に収録され、翌1993年にリミックス版を含むシングルが発売されました。
日常を忘れて壮大な音の世界に没入したい時、このドライブ感あふれるサウンドに身を委ねて、当時のフロアの熱気を感じてみるのはいかがでしょうか。
Bombscare2 Bad Mice

90年代ロンドンのシーンを震撼させた、ブレイクビート・ハードコアの先駆者、2 Bad Mice。
イギリスで結成された彼らは、後のジャングルへと繋がる革新的なサウンドを創造しました。
この楽曲は、一度聴けば口ずさめるキャッチーなシンセリフと、フロアを揺るがす強烈なブレイクビートに圧倒される人続出!
本作の持つ荒々しいエネルギーは、制作中に起きた爆破事件の緊迫感と重なったという逸話があるほど、当時の空気を凝縮した一曲です。
アルバム『Hold It Down』の一部として1991年に公開された作品で、1996年の再リリース盤はUKチャートで46位を記録しました。
レイブカルチャーの初期衝動と熱狂を全身で感じたい方に、ぜひ体験してほしいアンセムと言えるでしょう。
Move Any MountainThe Shamen

90年代レイブカルチャーの熱狂を象徴する、高揚感に満ちたテクノ・ポップアンセム!
スコットランド出身のシェイメンは、サイケデリックロックからダンスミュージックへと大胆な変貌を遂げたグループです。
本作が持つ「どんな困難も乗り越えられる」という力強いメッセージは、聴く者の魂を揺さぶりますよね。
悲劇的な出来事を乗り越え活動を続けた彼らが奏でるからこそ、そのポジティブなサウンドに深い説得力を感じます。
1991年7月に公開されたこの作品は、UKチャートで4位を記録し、名盤『En-Tact』にも収録。
2014年のコモンウェルスゲームズ開会式でも使用されました。
何かを成し遂げたい時、きっと背中を押してくれる一曲になるはずです!
Energy FlashJoey Beltram

テクノシーンに革命をもたらした、アメリカ出身のパイオニア、ジョーイ・ベルトラムさんによる伝説的な一曲!
TR-909の力強いキックと地を這うようなベースラインが、聴く者を否応なくフロアの深みへと引きずり込みます。
時折聴こえる「ecstasy」という囁きは、もはや歌詞ではなく、音楽と一体になる恍惚の瞬間そのもの。
この楽曲は、商業的な妥協を拒んだ末に生まれたサウンドで、レイブの純粋な熱狂を体現しています。
1990年2月に世に出た本作は、Daft Punkが名盤『Homework』で言及したことでも有名ですよね。
日常を忘れ、ただひたすら音の快楽に身を委ねたい時にピッタリのトラックです!
The BouncerKicks Like a Mule

クラブの入り口で門前払いされる悔しさが、フロアを爆発させる起爆剤になる!
英国のデュオ、キックス・ライク・ア・ミュールによる、あまりにも痛快でアナーキーなレイブアンセムです。
この楽曲は、用心棒の冷たいセリフが延々と繰り返される構成で、当時のクラブの排他性への皮肉と「なら自分たちの場所で騒ごう」というDIY精神の現れだったのだとか。
1992年1月当時にリリースされ、UKチャート7位にまで駆け上がったという事実が、その熱狂ぶりを物語っていますよね!
理屈なんて吹き飛ばすブレイクビートに身を任せたい時や、伝説のカルチャーが生まれた瞬間の空気に触れたい人にこそ聴いてほしい、歴史的な一曲です。
Papua New GuineaThe Future Sound of London

壮大なサウンドスケープと躍動するビートが融合し、聴く人を一気に非日常へと誘う一曲です。
英国出身の電子音楽デュオ、フューチャー・サウンド・オブ・ロンドンによる本作は、テクノロジーと有機的なメロディを掛け合わせる彼らの原点。
魂を揺さぶるような女性ボーカルは、具体的な言葉はなくとも神秘的な祈りのように響き、レイブの高揚感と一体感を体現しているかのようです。
アンビエントとブレイクビートが織りなす音の波に身を委ねれば、音楽に溶け込むような感覚を味わえるでしょう。
このデビュー作は1991年11月に公開、翌年にはUKシングルチャートで22位を記録し、アルバム『Accelerator』にも収録されました。
映画『クール・ワールド』のサントラにも起用されています。
90年代の熱気を肌で感じたい時や、日常から解放されたいあなたにぴったりの名曲です!





