【難易度低め】ラヴェルのピアノ曲|難易度低め&さらっと弾ける作品を厳選!
ピアノ独奏曲、ピアノ協奏曲、オペラ、バレエ音楽、室内楽曲など、幅広いジャンルの作品を世に送り出したフランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。
ドラマティックな要素よりも、気分や雰囲気の表現に重きを置いた「印象派」の作曲家として知られ、まるで絵画を音楽に表したような繊細で優美な作風で広く愛されています。
本記事では、ラヴェルのピアノ作品の中から、比較的難易度が低く気軽に取り組みやすい作品をご紹介します。
ラヴェルの作品は、繊細タッチや表現を磨いていきたい方にピッタリ!
ぜひ、心がひかれた曲からチャレンジしてみてくださいね。
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【難易度低め】ラヴェルのピアノ曲|難易度低め&さらっと弾ける作品を厳選!(21〜30)
フォーレの名による子守歌Maurice Ravel

1922年にパリの月刊音楽雑誌からの依頼で、作曲家ガブリエル・フォーレの特集号のために作曲された『フォーレの名による子守歌』。
この曲はもともとピアノとバイオリンのための作品で、フォーレの名前に使われている12文字のアルファベットを音名に置き換えたモチーフを使用して制作されています。
不思議な世界に連れていかれるような不安定な和音が連続するため、譜読みでパニックに陥ってしまうかも!
しかし、練習している間になぜか心地よくなっていく不思議な魅力がある作品です。
譜読みのつらさをなんとか乗り越えましょう。
クープランの墓 第3曲 フォルラーヌMaurice Ravel

モーリス・ラヴェルが第一次世界大戦で戦死した知人を追悼する曲として作曲した『クープランの墓』の第3曲。
全6曲それぞれ異なる人を思って作られており、この第3曲はバスク画家だった中尉にささげられています。
「フォルラーヌ」とは、北イタリアを起源とする古典的舞曲のことで、「やや快活なテンポで」と指定されていますが、優雅な雰囲気ただよう楽曲となっています。
舞曲らしい動きを感じる付点リズムや装飾音符をクリアに演奏し、快活な演奏に仕上げましょう。
おわりに
グラデーションのような繊細なニュアンスが美しいフランスの作曲家モーリス・ラヴェルのピアノ作品の中から、比較的難易度が低くチャレンジしやすい作品をご紹介しました!
とはいっても、ラヴェルの作品は平均して難易度が高く、テクニック的にそれほど難儀ではなくても、譜読みが大変な曲も多くあります。
まずはゆっくり譜読みから始め、焦らず徐々にラヴェル作品の弾き方や世界観をつかんでいきましょう!
一度弾きこなし、さらっと弾けるようになると周囲の方が驚くでしょうね。
ぜひレパートリーに加えてみてください。