ロカビリーを代表する洋楽アーティストまとめ
突然ですが「ロカビリー」という言葉を聞いて、皆さんはどのようなイメージをされますか。
リーゼントヘアーで決めて跳ねるような踊れるリズム、シャウトするボーカル……それこそエルヴィス・プレスリーさんの姿を想像される方も多いかもしれませんね。
ロカビリーの全盛期はそれほど長くは続かなかったものの、ビートルズやローリング・ストーンズに代表される「ブリティッシュ・インヴェイジョン」に直接的な影響を与え、70年代後半から80年代にかけてストレイ・キャッツなどのネオロカビリー勢が登場するなど、音楽史において非常に重要なジャンルであり続けているのです。
そんなロカビリーを代表するアーティストをまとめて知りたい方は、ぜひこちらの記事を要チェック!
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ロカビリーを代表する洋楽アーティストまとめ(1〜10)
Rock Around The ClockBill Haley & His Comets

1950年代のロックンロールを牽引したビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツは、「ロック・アラウンド・ザ・クロック」など軽快なリズムと躍動感溢れるサウンドで一世を風靡した、アメリカが誇るロカビリーの先駆者です。
1954年の第1作『ロック・アラウンド・ザ・クロック』、翌年の同名タイトル曲のヒットを機に一気にブレイクを果たし、その後も『シェイク・ラトル・アンド・ロール』などの名曲の数々をリリース。
バンドにはスチールギターやアコーディオンなどカントリー色の強い個性的なメンバーも在籍し、フロントマンであるビル・ヘイリーさんのユーモラスなキャラクターと相まって、独特の存在感を放っていました。
ロカビリー好きなら外せない重要アーティストですね。
School Of Rock ‘n RollGene Summers

アメリカのロック/ロカビリー界を代表する存在と言えば、やはりジーン・サマーズさんの名前は欠かせません。
1939年にテキサス州ダラスで生まれた彼のキャリアは、1950年代後半、『School Of Rock ‘n Roll』や『Straight Skirt』などのヒット曲で一躍脚光を浴びて知名度を高めます。
ロックンロールとロカビリーを融合させた彼の音楽性は、1970年代のヨーロッパでのロカビリー・リバイバルの際に再評価を受け、『School Of Rock ‘n Roll』はダンスフロアの定番曲となりました。
1997年にはロカビリー殿堂入りも果たしているサマーズさん。
Elvis Presleyさんに影響を受けた世代の方なら、きっとハマる音楽のはずです。
Oh, Boy!Buddy Holly & The Crickets

ロカビリーといえばリーゼントや革ジャン、といったいで立ちを思い浮かべる方も多いですよね。
1950年代に活躍したバディ・ホリーさんは、黒メガネでスーツやセーターという知的なスタイルでロックンロールを鳴らした伝説的なシンガーソングライターです。
テキサス州ラボック出身のバディさんはザ・クリケッツというバンドを率いて、1950年代後半のアメリカのロックンロール音楽シーンにおいて重要な役割を果たし、1957年に「That’ll Be the Day」が大ヒットを記録。
まさにこれからという矢先に、1959年2月3日に22歳の若さで飛行機事故により他界してしまいました。
ロックンロールにカントリー、R&Bを融合させたサウンドはビートルズやローリング・ストーンズなど、後世の音楽アーティストたちに大きな影響を与えています。
ロカビリーはもちろん、ロックンロールの歴史に興味がある方は必ずチェックしてほしいアーティストですよ!
ロカビリーを代表する洋楽アーティストまとめ(11〜20)
I Need a Manbarbara pittman

テネシー州メンフィス出身のバーバラ・ピットマンさんは、カントリー&ロカビリーの女性シンガー。
幼馴染のエルビス・プレスリーさんの影響で音楽の道へ進んだ彼女は、サン・レコードで数少ない女性アーティストとしてレコーディングを行いました。
1956年から1960年にかけて『I Need A Man』や『Two Young Fools in Love』など4枚のシングルをリリースしますが、レコード会社から十分なプロモーションを受けられず、商業的な成功には至りませんでした。
男性優位の音楽業界で、思うような活動ができなかったピットマンさん。
しかし2005年に67歳でこの世を去るまで、メンフィスを中心に精力的にライブ活動を続けました。
没後、ロカビリー・リバイバルの流れの中で再評価が進み、彼女の歌声は今なお多くのファンに愛されています。
Honky-Tonk ManJohnny Horton

1950年代から1960年代初頭にかけて人気を博したアメリカのカントリー、ホンキートンク、ロカビリー音楽家、ジョニー・ホートンさん。
持ち前の味わい深いボーカルで歴史をテーマにした物語風の楽曲を歌い上げ、「The Battle of New Orleans」や「North to Alaska」など国際的なヒットを飛ばした伝説的なシンガーです。
彼の音楽スタイルはホンキートンクやトラディショナル・カントリーを基調としつつも、エルヴィス・プレスリーさんに影響を受けたロカビリー・タッチを取り入れるなど、時代とともに変化を遂げていきます。
代表曲「Honky Tonk Man」は1956年にリリースされ、ビルボード・カントリー・チャートでトップ10入りを果たすなど、ホートンさんの代名詞的な一曲となりました。
そんな彼の音楽は、伝統的なカントリーとロカビリーの魅力をじっくりと味わいたい方にぜひオススメしたい逸品です。
That Certain FemaleCharlie Feathers

独特の演奏スタイルと声質で、ロックボーカリストに大きな影響を与えたアメリカのシンガーソングライター、チャーリー・フェザーズさん。
1950年代にはサンレコードやメテオ、キングレコードから人気シングルを発表し、ロックビリー、トラディショナル・カントリー、アーリー・ポップ/ロックなどのジャンルで活躍しました。
彼の音楽には、青年期にミシシッピで触れたフィールドブルースの影響が色濃く反映されており、特に1970〜80年代の作品には陰湿なカントリーブルースのテンポが特徴的です。
生前にはロックビリー殿堂やミシシッピ・ミュージシャン殿堂にも認められ、映画『キル・ビル』やゲーム『グランド・セフト・オートV』のサウンドトラックにも楽曲が起用されるなど、現在でも幅広い層から支持されているのです。
Folsom Prison BluesJohnny Cash

ジョニー・キャッシュさんは、カントリー、ロック、ロカビリーなど幅広いジャンルで活躍したシンガーソングライターです。
アメリカ合衆国出身のキャッシュさんは、1955年にデビューし、『I Walk the Line』や『Folsom Prison Blues』、『Ring of Fire』などの代表曲を生み出しました。
彼の音楽は、悲哀や贖罪といったテーマを深いバス~バリトンの歌声で表現しており、グラミー賞を10回受賞するなど高い評価を得ています。
また、黒い衣装を身にまとう「メン・イン・ブラック」としても知られ、ロックンロールやフォーク、カントリーを融合させた独自のスタイルを確立。
晩年には、ナイン・インチ・ネイルズの『Hurt』をカバーし、新たな世代のファンを獲得しました。
ロックやカントリーの歴史に興味がある方は、ぜひキャッシュさんの作品をチェックしてみてください。