【昭和50年代】邦楽のヒット曲まとめ
昭和50年代と言えば、日本が見事に第二次世界大戦からの戦後復興を果たし一気にバブル経済へと向かう…そんな活気に溢れた時代でした。
音楽関連でも、シンセサイザーやシーケンサーの開発~普及、マルチトラックレコーダーの高性能化等、音源制作でそれまでになかったサウンドや表現手法がたくさん生まれた時代だったように思います。
そんな時代背景を反映してか、ヒット曲もまさに百花騒乱!! 演歌からニューミュージックまで非常に多岐に渡るジャンルのヒット曲が生み出されました。
そんな群雄割拠の中、生き抜いて現代まで聴き継がれる名曲の数々、ぜひお楽しみいただければと思います。
【昭和50年代】邦楽のヒット曲まとめ(1〜10)
さよならオフコース

小田和正さん擁するオフコースの通算17作目のシングルで、1979年(昭和54年)12月リリース。
ボーカル、小田和正さんのとても魅力的なハイトーンボイスが楽しめる昭和のバラードソングの名曲です。
特にサビパートでの小田さんのハイトーンによる歌唱は、冬の澄み切った冷たい空気感まで感じさせてくれるような透明感のあるもので、彼の歌声が唯一無二のものであることを強く感じさせてくれます。
昭和のバラードの名曲、ぜひお楽しみください。
勝手にしやがれ沢田研二
沢田研二(ジュリー)さんの通算19作目のシングルで、リリースは1977年(昭和52年)5月。
これはもう昭和50年代をリアルタイムでご経験の方なら誰も知るヒット曲なのではないでしょうか。
男性の方なら、当時、小学校のお楽しみ会などでこの曲を歌って、ご本人のように帽子を投げた思い出のある方も多いことでしょう。
かく言う筆者もそんな小学生でした(笑)。
今、本稿を書くために久しぶりにこの曲を聴いていますが、メロディやアレンジの秀逸さ、そして沢田研二さんの歌唱力の高さにあらためて感動しています!
YOUNG MAN (Y.M.C.A.)西城秀樹

西城秀樹さんの通算28作目のシングルで、1979(昭和54年)年2月リリース。
当時ディスコミュージックとしてアメリカでヒット中のヴィレッジ・ピープルの「Y.M.C.A.」を青春ポップソングとしてカバーして制作され、売り上げは80万枚超えを記録する大ヒット曲となりました。
タイトルの「Y」「M」「C」「A」の4文字を全身で表現した振り付けが当時大ブームになったのを今でも覚えています。
小学校の朝礼の時なんかに全校生徒でこれを踊ったような記憶も…。
明るい未来に向かう青春を謳歌するような昭和の名曲ですね!
【昭和50年代】邦楽のヒット曲まとめ(11〜20)
俺ら東京さ行ぐだ吉幾三

シンガーソングライター、吉幾三さんの通算8作目のシングルで、1984年(昭和59年)11月リリース。
歌詞中に登場する主人公が生まれ育った「無い物尽くし」の田舎が嫌になって東京へ出ようとする心意気を表現した楽曲ですが、特にAメロパートで少しRAP調に歌われるコミカルな歌詞と歌唱がすごく楽しい楽曲ですね!
ご本人によると、当時アメリカで出始めていたRAPミュージックにインスパイアされて作られたそうです。
これはもう理屈抜きでお楽しみいただきたい楽曲です!
UFOピンクレディー

昭和のビッグアイドル、ピンクレディーの6作目のシングルで1977(昭和52年)年12月リリース。
10週連続オリコンチャート1位を獲得し、ミリオンヒットを記録しました。
筆者はこの曲のリリース当時、小学生でしたがクラスの女の子たちが列をなしてこの曲を歌って踊っていたのを覚えています。
ピンクレディーのお2人の卓越した歌唱力もさることながら、まさにUFOの飛来を表現するようなシンセサイザーのサウンドがとても新鮮に響きました。
読者の皆さんもこの曲を久しぶりにカラオケ等で歌って踊ってみると楽しいかもしれないですよ?
北の宿から都はるみ

都はるみさんの通算67枚目のシングルで、1975年(昭和50年)12月リリース。
これはもう演歌、昭和歌謡の名曲として時代を超えた評価を得ている楽曲ですね。
売り上げとしても140万枚以上を記録する大ヒット曲となっています。
切ないメロディと聴いているだけで情景が浮かんでくるような歌詞を都はるみさんが非常に高い歌唱力、歌唱表現力で切々と歌い上げています。
これからの世代の方たちにもぜひ伝えていきたい名曲です!
テクノポリスイエローマジックオーケストラ(YMO)

イエローマジックオーケストラ(YMO)のファーストシングルで1979(昭和54年)年10月リリース。
おそらくボコーダー(マイクを通した声を加工するシンセサイザー)で作られたと思われる「トキオ」と言うワードのサウンドがとても印象的で、筆者は当時、FMラジオで流れていたこの曲を聴いて、すぐにレコード屋さんにレコードを買いに走ったのを今でも覚えています。
今、本稿を書くために聴いてみても、当時のアナログシンセサイザーのサウンドはとても魅力的だったなーと感じますね。
今のデジタルシンセサイザーにはない、何処か有機的な表現力を感じてしまいます。
日本のテクノポップの名曲、ぜひお楽しみくださいませ!