【昭和50年代】邦楽のヒット曲まとめ
昭和50年代と言えば、日本が見事に第二次世界大戦からの戦後復興を果たし一気にバブル経済へと向かう…そんな活気に溢れた時代でした。
音楽関連でも、シンセサイザーやシーケンサーの開発~普及、マルチトラックレコーダーの高性能化等、音源制作でそれまでになかったサウンドや表現手法がたくさん生まれた時代だったように思います。
そんな時代背景を反映してか、ヒット曲もまさに百花騒乱!! 演歌からニューミュージックまで非常に多岐に渡るジャンルのヒット曲が生み出されました。
そんな群雄割拠の中、生き抜いて現代まで聴き継がれる名曲の数々、ぜひお楽しみいただければと思います。
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【昭和50年代】邦楽のヒット曲まとめ(1〜20)
贈る言葉海援隊

武田鉄矢さん率いる海援隊の通算16作目のシングルで、1979年(昭和54年)11月リリース…と、そんな説明をするよりも、昭和の大ヒットドラマ「3年B組 金八先生」第一シリーズの主題歌と言った方が早いですよね!
筆者は同番組の放送当時、まだ小学6年生でしたが、小学校の卒業式でこの曲が流された途端に涙が溢れ出たことを今でもはっきりと覚えています。
当時をリアルタイムで過ごされた方の中には、同じようなご経験のある方もきっと多いのでは?
そんなことからも、リリースから40年以上経った今でも、卒業式の定番ソングのひとつになっているようですね。
とても暖かい昭和の名曲です!
青葉城恋歌さとう宗幸

さとう宗幸さんのメジャーデビューシングルで1978年(昭和53年)5月リリース。
青葉城とは宮城県仙台市の仙台城のことですが、この叙情的なメロディと歌詞で構成された曲を聴いているだけで、仙台の城下町の風景が目に浮かんでくるようで、心が洗われたような気持ちにさせてくれる昭和の名曲のひとつですね。
さとう宗幸さんは1949年(昭和24年)生まれだそうですが、ということはこの曲のリリース時は29歳!
とても20代とは思えないような大人なムードの漂う深みのある歌声には、今、本稿を書くためにあらためて聴いていても驚いてしまいます。
さとうさんの他、何人、何組かのアーティストさんにもカバーされ、いくつものバージョンがリリースされているので、ご興味のある方はリサーチして聴き比べてみるのも楽しいかもしれないですよ!
勝手にしやがれ沢田研二

沢田研二(ジュリー)さんの通算19作目のシングルで、リリースは1977年(昭和52年)5月。
これはもう昭和50年代をリアルタイムでご経験の方なら誰も知るヒット曲なのではないでしょうか。
男性の方なら、当時、小学校のお楽しみ会などでこの曲を歌って、ご本人のように帽子を投げた思い出のある方も多いことでしょう。
かく言う筆者もそんな小学生でした(笑)。
今、本稿を書くために久しぶりにこの曲を聴いていますが、メロディやアレンジの秀逸さ、そして沢田研二さんの歌唱力の高さにあらためて感動しています!
YOUNG MAN (Y.M.C.A.)西城秀樹

西城秀樹さんの通算28作目のシングルで、1979(昭和54年)年2月リリース。
当時ディスコミュージックとしてアメリカでヒット中のヴィレッジ・ピープルの「Y.M.C.A.」を青春ポップソングとしてカバーして制作され、売り上げは80万枚超えを記録する大ヒット曲となりました。
タイトルの「Y」「M」「C」「A」の4文字を全身で表現した振り付けが当時大ブームになったのを今でも覚えています。
小学校の朝礼の時なんかに全校生徒でこれを踊ったような記憶も…。
明るい未来に向かう青春を謳歌するような昭和の名曲ですね!
俺ら東京さ行ぐだ吉幾三

シンガーソングライター、吉幾三さんの通算8作目のシングルで、1984年(昭和59年)11月リリース。
歌詞中に登場する主人公が生まれ育った「無い物尽くし」の田舎が嫌になって東京へ出ようとする心意気を表現した楽曲ですが、特にAメロパートで少しRAP調に歌われるコミカルな歌詞と歌唱がすごく楽しい楽曲ですね!
ご本人によると、当時アメリカで出始めていたRAPミュージックにインスパイアされて作られたそうです。
これはもう理屈抜きでお楽しみいただきたい楽曲です!
君は薔薇より美しい布施明

布施明さんの通算42作目のシングルで、リリースは1979年(昭和54年)1月。
1979年度春のカネボウ化粧品のコマーシャルソングに起用されていました。
ちなみに作曲を担当されたのは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったゴダイゴでキーボードを担当されていたミッキー吉野さん。
バックトラックの演奏にもゴダイゴのメンバーさんたちが参加されています。
まさに春の陽射しを感じさせるような明るく爽やかなメロディの上に、布施さんの少しカンツォーネ風でダイナミックなボーカルが映える名曲です。
こういうスタイルのシンガーさんって、今はあまり見かけないので、そういう意味でも今の時代にあらためて再評価されてもいい楽曲なのではないでしょうか。