【ピアノ】暑い夏に聴きたいピアノ曲!爽やかなクラシック作品を厳選
うだるような暑さに、体も心も参ってしまう日本の夏。
家の中はジメジメ、外は猛暑で、すべてのやる気を失ってしまいますよね。
そんな夏にオススメしたいのが、爽やかなピアノ曲鑑賞!
今回は、夏の暑さを忘れさせてくれる涼しげなクラシック音楽の中から、ピアノの名曲を厳選してご紹介いたします。
気温はコントロールできませんが、すてきな音楽を聴けば、心は前向きになれるはず。
紹介する曲も参考にしながらお気に入りの曲を数曲ピックアップし、暑い夏がやってくる前に「夏の暑さを吹き飛ばすお気に入りプレイリスト」を作っておくのもオススメですよ!
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【ピアノ】暑い夏に聴きたいピアノ曲!爽やかなクラシック作品を厳選(1〜10)
海辺の夕暮れ H.128 第3曲「嵐の海辺」Bohuslav Martinů

夏の暑さを忘れさせてくれるピアノ曲で、おすすめの曲はこちら。
ボフスラフ・マルティヌーが1921年に作曲したピアノ独奏のための小品集『Evening at the Shore H.128』より、その第3曲「海辺の夕暮れ」です。
この楽曲は、嵐の海辺にいるかのような情景が目に浮かぶようで、アルペジオが織りなす波の揺らぎと、しっかりとした音楽の形式美が巧みに表現されています。
中間部では嵐を思わせる激しさが展開され、技巧的なカデンツァを経て、最後は穏やかな再現で落ち着きを取り戻す構成も、本作の聴きどころとなっています。
夏の気だるさを忘れさせ、心に涼やかな風を届けてくれるでしょう。
情景が豊かな音楽に浸りたい方や、ドラマティックな曲調がお好きな方に聴いてほしい1曲です。
夢Claude Debussy

1890年にフランスの作曲家クロード・ドビュッシーが作曲したこの楽曲の魅力は、穏やかで幻想的な響きにあります。
A-B-A三部形式で構成され、分散和音による美しい伴奏の上に歌うような旋律が流れていきます。
中間部ではコラール風の和声が現れ、ドラマチックな表情を見せた後、再び静寂へと戻る構成です。
本作は調性が曖昧で、フェードアウトするような柔らかな終結が夢見心地の余韻を残します。
暑い夏の日に心の安らぎを求める方や、印象派音楽の色彩が豊かな響きを楽しみたい方におすすめです。
約4分という演奏時間で気軽に聴けるため、リラックスしたいひと時にぴったりの作品といえるでしょう。
バレエ「シンデレラ」からの10の小品 Op.97 第2曲 夏の精Sergei Prokofiev

20世紀最大の作曲家との呼び声も高い、ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフ。
クラシックを普段から聴いている方であれば、誰でもご存じの近代音楽家ですよね。
そんなセルゲイ・プロコフィエフの作品のなかで、夏にぴったりなのが、こちらの『組曲「シンデレラ」夏の精』。
時代が時代ということもあり、ジャズのようなメロディーがいくつも登場する作品で、全体を通してファンタジーな雰囲気に仕上げられています。
ぜひチェックしてみてください。
【ピアノ】暑い夏に聴きたいピアノ曲!爽やかなクラシック作品を厳選(11〜20)
ベルガマスク組曲 第1曲 プレリュードClaude Debussy

クロード・ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』といえば第3曲『月の光』が突出して有名ではありますが、本稿で取り上げているのは第1曲『前奏曲』です。
「ピアノの画家」と呼ばれることもあるドビュッシーらしい、絵画的なイメージが浮かぶような色彩豊かな旋律がとても美しく、まさに「プレリュード」というタイトルにふさわしい、何かの始まりを予感させるエモーショナルな楽曲展開は暑い夏にもぴったりと言えるかもしれません。
均整の取れた緻密な構成の楽曲というよりは、自由なテンポという指示のある作品ということもあって、演奏者それぞれの感性で作品の雰囲気が変わることも踏まえて、複数のピアニストによる演奏をチェックすることをおすすめします。
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲 朝Edvard Grieg

イントロの旋律を聴けば、ほとんどの方が「朝がきたなあ」と感じるのではないでしょうか。
テレビ番組などで朝に絡んだシーンのBGMとしても多く使われており、作曲者や出典を知らずとも、日本人としては爽やかな朝を思わずイメージしてしまうこちらの『朝』は、ノルウェーの作曲家であるエドヴァルド・グリーグが手掛けた組曲『ペール・ギュント』の1曲です。
ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』を舞台で上演するにあたって、グリーグに劇音楽の作曲を依頼して生まれた組曲なのですね。
朝にぴったりのさわやかで美しい旋律は、暑い夏の朝も気分よく目覚めさせてくれそうです。
余談ですが、劇音楽としての『朝』の舞台は主人公が実に最低な状況に置かれた際に流れるのですよ。
戯曲のストーリーや作者がこの曲に込めた思いを知ることで、よく知られたこの『朝』に対するイメージも変わるかもしれませんね。
風の即興曲中田喜直

アルバム『こどものゆめ』に収録された一曲は、まるで風が吹き抜けていくような爽やかな旋律が印象的です。
軽やかで流れるような自由なメロディが心地よく、グリッサンドの技法を取り入れた仕上がりは発表会でも魅力的な要素となっています。
本作は、流麗なフレーズと繊細なタッチが溶け合い、ピアノならではの表現力を存分に引き出した1分20秒の小品。
2011年のピティナ・ピアノコンペティションでC級の課題曲に選ばれた本作は、ピアノの発表会だけでの演奏に留まらず、夏の爽やかな風もイメージさせられる作品としても聴いていられます。
夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2Frederic Chopin

夏の暑さを忘れさせてくれる、フレデリック・ショパンによる珠玉のピアノ作品がありますよ。
1830年から1832年にかけて作られたこの作品は、名盤『Nocturnes, Op. 9』に収められており、甘く切ない旋律がたいへん美しいと評判です。
右手の歌うようなメロディは、まるで夜空にまたたく星のようで、左手の伴奏がそれを優しく支えます。
聴いていると、心が洗われるようですね。
映画『127時間』(2010年)やアニメ『少女終末旅行』(2017年)でも印象的に使われていますので、ご存じの方も多いことでしょう。
本作は、静かな夜に美しいピアノの音色で涼を感じたい方に、ぴったりの一曲と言えるのではないでしょうか。



