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【初心者必見】ヴァイキングメタルの魅力を伝える名曲・人気曲まとめ

ヴァイキングメタルという言葉を聞いて、どんな音楽を想像しますか?

その名の通り、北欧バイキングの歴史や神話をテーマにした重厚なメタルサウンドのジャンルです。

壮大なオーケストラアレンジと激しいギターリフが融合し、まるで古代の戦いの場面が目の前に広がるような臨場感あふれる音楽性が特徴です。

北欧神話に魅了された方はもちろん、メタルミュージックに興味がある方にもきっと新しい音楽との出会いがあるはずです。

この記事では、ヴァイキングメタルの魅力を存分に味わえる楽曲をご紹介していきます。

【初心者必見】ヴァイキングメタルの魅力を伝える名曲・人気曲まとめ(1〜10)

EwerounFalkenbach

Falkenbach – Eweroun [Official Lyric Video]
EwerounFalkenbach

ドイツのヴァイキング~フォークメタルシーンを語るうえで欠かせない一人プロジェクト、ファルケンバッハ。

1989年の始動以来、北欧神話を軸にした深遠な音楽を届けています。

本作は、アコースティックなイントロと清らかなクリーンボーカルが印象的な、叙情的で荘厳なナンバーです。

歌詞には作者の祖先が話したという希少な方言が使われており、故郷や一族への永遠の想いを込めたような響きが、聴く者の胸を打ちます。

壮大な神話の世界観と、この温かい人間味の融合こそが彼らの魅力といえるでしょう。

本作は2013年4月に500枚限定のシングルとして公開された後、名盤『Asa』に収録されました。

古代の情景に思いを馳せながら、じっくりと聴き込んでみてくださいね。

King Of The Distant ForestMithotyn

1990年代のスウェーデンにおいて、短期間の活動ながらも後続に大きな影響を与えたヴァイキングメタルバンドがミソティンです。

1992年から1999年まで活動し、その後のフォークメタルシーンの礎を築いた存在とも言えるかもしれません。

今回紹介するのは、1998年の名盤『King of the Distant Forest』に収録された表題曲。

この楽曲は、メロディックなギターと重厚なキーボードが織りなすサウンドが、まるで古代の戦場が目の前に広がるような臨場感を生み出しています。

遠い森に君臨する孤高の王の物語が描かれており、その誇りと悲哀が激しいスクリームとともに胸に迫ってくるようです。

本作のドラマティックな展開と叙情性は、北欧神話の壮大な世界観を愛する方にはたまらないのではないでしょうか。

荒々しさと美しさが同居した、ヴァイキングメタルの魅力を凝縮した名曲ですよ。

Night SkyScald

ヴァイキング・メタルとエピック・ドゥームを融合させた「Ancient Doom Metal」を標榜するロシアのバンド、スカルドの楽曲。

1997年10月に世に出た1stアルバム『Will of Gods Is a Great Power』に収録されている楽曲で、物悲しくも荘厳なギターリフが深く心に響きますよね。

この楽曲で聴ける今は亡きボーカル、Agylさんの切々とした歌声は、夜空を見上げる人間の孤独や運命への問いかけといった感情を鮮やかに描き出しており、まるで古代の英雄が紡ぐ物語を聴いているかのような感覚にさせてくれるのではないでしょうか。

重厚なサウンドの中に宿る叙事詩的なドラマ性に心を委ねたい、そんな夜にぴったりの没入感あふれるナンバーです。

【初心者必見】ヴァイキングメタルの魅力を伝える名曲・人気曲まとめ(11〜20)

Till fjällsVintersorg

スウェーデン出身のマルチインストゥルメンタリスト、アンドレアス・ヘドルンドさんによるソロプロジェクト、ヴィンターソルグ。

1998年12月に発売された名盤『Till fjälls』の表題曲を紹介します。

ブラックメタル由来の暴虐性と、北欧の雄大な自然を思わせるフォーク調の叙情的なメロディがドラマティックに融合した世界観は圧巻ですよね。

「山へ」と題された本作は、厳しい自然へ分け入っていく孤独な旅人の強い意志と、魂が震えるような畏敬の念が表現されているのではないでしょうか。

激しいアンサンブルの中に光る荘厳な美しさは、まさにヴァイキングメタルの醍醐味そのもの。

壮大な神話の世界や物語に深く浸りたいときに聴いてほしい、情景が目に浮かぶようなナンバーです。

ZerfallFinsterforst

FINSTERFORST – Zerfall (Official Video) | Napalm Records
ZerfallFinsterforst

ドイツの「黒い森」をその名に冠するフォーク/ペイガンメタルバンドがフィンスターフォルストです。

自然や神話をテーマとした彼らの音楽は、アコーディオンの物悲しい音色と壮大なオーケストレーション、そしてブラックメタル由来の激しいボーカルが高次元で融合しているのですね。

彼らが2019年8月に公開した5作目のアルバム『Zerfall』に収められた表題曲は、まさにバンドの哲学を凝縮した一曲。

本作は「崩壊」をテーマに、文明が滅びゆく終末的な光景を凄絶なサウンドスケープで描き出しています。

重厚なギターリフと嵐のようなドラムが叩きつける音の壁の中から、悲壮感に満ちたメロディが浮かび上がる様は圧巻の一言です。

廃墟の醸造所で撮影されたミュージックビデオも、この楽曲が持つ荒涼とした世界観を完璧に表現しており、作品への没入感をさらに深めてくれるでしょう。

ヴァイキングメタルが描く壮大な物語や神話の世界に惹かれる方であれば、このドイツの森が奏でる叙事詩にもきっと心を奪われるはずです。

Valdr GalgaThyrfing

ヴァイキングメタルシーンの重鎮とも称されているスウェーデン出身のバンド、ティルフィングの楽曲。

1999年3月に世に出た2ndアルバム『Valdr Galga』の表題曲で、重厚なギターリフと荘厳なシンセサウンドによるオープニングが北欧神話の世界観を見事に演出していますよね。

オーディンをテーマにしたドラマティックな展開と激しいサウンドは、まさに古代の戦いが目の前に広がるかのようではないでしょうか。

ブラックメタル由来の激烈さと叙情的なメロディのコントラストが秀逸な、壮大な物語が好きな方にもおすすめのナンバーです。

Vintervredets SjelesagnBORKNAGAR

ノルウェーのメタルシーンを代表するバンドの一つ、ボルクナガー。

初期はGorgorothやImmortalといった名だたるバンドのメンバーが集結したことでも知られています。

彼らのデビュー作、1996年8月公開のアルバム『Borknagar』の冒頭を飾る楽曲です。

後のプログレッシブな作風とは異なり、本作はヴァイキングメタルの荒々しい魂が凝縮されていますよね。

「冬の怒りの魂の伝説」を思わせるタイトル通り、吹き荒れる嵐のようなギターリフとブラストビートが、極寒の自然の猛威を描き出しているのですね。

GorgorothのInfernusが全ベースパートを1日で録り終えたという逸話も残る、初期衝動に満ちた一曲と言えましょう。