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【ピアノ】冬に聴きたい&弾きたいクラシックの名曲たち

厳しい寒さで外出するのが億劫になりがちな冬は、温かい室内で音楽鑑賞&ピアノ演奏を楽しんでみませんか?

今回は、冬を連想させるクラシックの名曲のなかから、ピアノ曲やピアノアレンジがすてきなオーケストラ作品などをピックアップしました。

冬の透き通った空気や美しい雪景色は、ピアノの音色にぴったり。

おうちでゆったりと聴くのもよいですが、実際にピアノ演奏にチャレンジしておうち時間を充実させるのもオススメですよ。

ご自分にピッタリの心地よい方法で、冬にちなんだクラシック作品をお楽しみください!

【ピアノ】冬に聴きたい&弾きたいクラシックの名曲たち(21〜40)

アヴェ・ヴェルム・コルプスWolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ピアニスト 近藤由貴/Mozart: Ave Verum Corpus Piano, Yuki Kondo
アヴェ・ヴェルム・コルプスWolfgang Amadeus Mozart

クラシック音楽の巨匠ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが生涯最後の年に作曲したモテットです。

たった46小節の短い作品ながら、深い感動を呼ぶ崇高な旋律が特徴的。

聖母マリアから生まれた真の体を讃える歌詞は、イエス・キリストの犠牲を通じた救いのメッセージを伝えています。

本作は、弦楽器とオルガンを伴う合唱のために書かれましたが、ピアノ演奏でもその美しさを十分に味わえます。

冬の静寂の中で心を落ち着かせたい方にオススメの1曲。

モーツァルトの天才的な音楽性が凝縮された珠玉の名作をぜひ味わってみてくださいね。

ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第1番Wolfgang Amadeus Mozart

古典派時代の天才が遺した優雅な旋律とリズムが心に染み入る作品です。

3つの楽章で構成され、1783年に作曲された本作は、爽やかなヘ長調の響きと緩やかな変奏が印象的です。

親しみやすい主題と洗練された対位法が織りなす美しい音楽は、聴く人の心を癒やしてくれることでしょう。

映画『不滅の恋/ベートーヴェン』でも使用された第2楽章は、繊細な装飾音と情感が豊かな旋律が特徴的。

モーツァルトらしい明るく軽やかな表現力と技巧的な面白さを兼ね備えた本作は、ピアノ演奏を楽しむ全ての人におすすめの1曲です。

お菓子の世界 第14曲 「鬼あられ」湯山昭

湯山昭/お菓子の世界 第14曲 「鬼あられ」 pf.須藤英子
お菓子の世界 第14曲 「鬼あられ」湯山昭

きらきらと硬質なピアノの響きが印象的なアルバム『お菓子の世界』に収録された小品です。

1973年に制作されたこの楽曲は、1分25秒という短い時間の中に、和と洋の要素を見事に融合させた独創的な世界を描き出しています。

イ短調の4分の4拍子で始まり、不協和音とスタッカートを巧みに操ることで、硬くて跳ねるような音の表現を実現。

3声のパートや複雑なリズム、テーマの変奏など、演奏の難しさと魅力を兼ね備えています。

発表会やコンクールで演奏されることも多く、表現力を試される作品として愛されています。

プログラムの締めくくりに効果的な一曲として、クラシック音楽の新しい魅力を求める方におすすめです。

Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

Merry Christmas Mr. Lawrence – From Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022
Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

東洋と西洋の音楽的要素が見事に融合した名曲が、坂本龍一さんの手によって1983年に生み出された映画音楽で、英国アカデミー賞音楽賞を獲得した傑作です。

優美なペンタトニック・スケールの旋律に、シンセサイザーとグラスハープの繊細な音色が溶け込み、穏やかな心の広がりをもたらしてくれます。

本作はピアノソロによるアルバム『コーダ』として再編曲され、映画『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックとしても各国で高い評価を受けました。

宇多田ヒカルさんやサラ・ブライトマンさんなど、多くのアーティストに愛され続けているこの珠玉の作品は、静かな夜のリラックスタイムや、心を落ち着かせたい時の癒やしのBGMとして、心に染み入る深い感動を与えてくれることでしょう。

白樺Jean Sibelius

【ピアノ中級者におすすめの華やかな曲】白樺【シベリウス】/The Birch Tree Op.75 No.4:Sibelius
白樺Jean Sibelius

優雅で透明感のある響きが印象的なピアノ小品です。

名盤『樹の組曲』に収録された本作は、風にそよぐ白い木肌と葉の姿を繊細なタッチと軽やかな旋律で美しく描き出しています。

1914年に作曲されたこの曲は、フィンランドの美しい自然と深いつながりを持っており、穏やかで優美な旋律は聴く人の心を癒やしてくれることでしょう。

表情を豊かで繊細なニュアンスを持つ旋律は、ピアノの表現力を引き出すのにぴったりです。

華やかな音色を求める方や、北欧の自然の風景を音楽で感じてみたい方にお勧めしたい一曲です。