本当に暗い…洋楽の名曲|暗すぎるので、うつ病に注意!
落ち込んでいるときこそ、明るい曲を聴くべき。
そんな言葉を耳にする方は多いと思います。
たしかに言われてみればそうなんですが、実際のところ落ち込んでいるときは、暗い曲を聴きたくなっちゃいますよね~。
というわけで、今回は。
そんな「めちゃくちゃ暗い曲」を聴きたい方に向けて、洋楽の暗い曲をセレクトしてみました。
人気の曲を詰め込んだわけではなく、”ガチで”暗い名曲だけをピックアップしてみましたので、盛大に落ち込んでください(笑)。
本当に暗い…洋楽の名曲|暗すぎるので、うつ病に注意!(1〜10)
LithiumNirvana

心の隅々まで染み渡るような切ない喪失感と孤独を歌った名曲です。
自殺願望を抱えながらも宗教に救いを求める青年の心情が、静と動のダイナミックなサウンドに乗せて表現されています。
アメリカのニルヴァーナが1991年9月にリリースしたアルバム『Nevermind』に収録され、翌年7月にシングルカットされました。
穏やかなメロディーと激しいコーラスが交互に現れる構成は、主人公の激しい感情の起伏を巧みに表現しています。
本作は、双極性障害の治療薬にちなんだタイトルが示すように、精神的な不安定さや苦悩をテーマにしており、心に重いものを抱えている方の共感を誘う一曲となっています。
Fade Into YouMazzy Star

儚くメランコリックな旋律の中に、切なさと深い愛情が溶け込んでいます。
マジー・スターの代表曲は、相手との一体化を願いながらも叶わない想いに苦しむ心情を、幻想的なサウンドと共に描き出しています。
米国を代表するオルタナティブ・ロックバンドの真骨頂が詰まった本作は、1993年10月リリースのアルバム『So Tonight That I Might See』に収録され、翌年シングルカットされました。
MTVで放映されたモノクロのミュージックビデオは、暗いバーレスク時代のボールルームでの演奏シーンが印象的です。
『ギルモア・ガールズ』や『CSI:科学捜査班』など、数々の映画やドラマでも使用され、普遍的な魅力を放っています。
心が暗い時、一人で深く感情を見つめ直したい夜に寄り添ってくれる一曲です。
Another Brick in the WallPink Floyd

学校教育への批判精神を込めた社会派ロックの名曲。
英国ロックバンド、ピンク・フロイドが1979年11月に発表したアルバム『The Wall』に収録された本作は、世界14か国でチャート1位を獲得。
主人公の心の中に築かれていく「壁」をテーマに、孤独や絶望を描き出しています。
映画『Pink Floyd: The Wall』では、工場のような学校で個性を奪われていく生徒たちの姿が印象的に映し出されました。
抑圧的な教育制度や画一的な社会への疑問を投げかける歌詞と、ディスコ調のビート、子供たちのコーラスが見事に融合した傑作。
心が沈んでいるときや、自分の道を見失いそうなときに聴いてほしい一曲です。
本当に暗い…洋楽の名曲|暗すぎるので、うつ病に注意!(11〜20)
Someone Like YouAdele

イギリス出身のアデルさんが紡ぎだす心に刺さるバラードは、失恋の痛みを赤裸々に歌い上げた究極の悲しみの楽曲といえます。
2011年にリリースされたアルバム『21』に収録された本作は、元恋人の結婚を知った女性の複雑な感情を綴っています。
深い悲しみと未練、そして相手の幸せを願う葛藤が、シンプルなピアノの旋律と共に心を揺さぶります。
19か国でチャート1位を獲得し、グラミー賞最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞に輝いた本作は、失恋の痛手を癒やしたい人、心の整理をつけたい人に寄り添う、まさに魂の慰めとなる一曲です。
モノクロで撮影されたパリでのミュージックビデオも、楽曲の世界観を見事に表現しています。
Alone I BreakNEW!Korn

アメリカのニュー・メタルバンド、コーンが紡ぐ、あまりにも切ない叙情的なバラードです。
普段の攻撃的なサウンドとは一線を画し、ボーカルのジョナサン・デイヴィスさんの繊細でクリーンな歌声が、心の奥底に沈む孤独と苦悩を静かに描き出します。
「一人で壊れていく」という悲痛な心の叫びは、誰にも理解されない絶望を抱え、内側から崩れていく魂の姿を映しているかのようです。
どうしようもない孤独に押しつぶされそうになったときにこの曲を聴くと、その痛みにただただ寄り添ってくれるような感覚になるかもしれませんね。
張り詰めた心をそっと解き放ってくれる、涙なしには聴けない1曲です。
StitchesShawn Mendes

アルバム「Handwritten」に収録され、ショーン・メンデスにとって初めて全英1位を獲得した曲です。
ボロボロに傷つけられた気持ちをショーンが訴えかけるように歌いあげていて、胸が締めつけられます。
ミュージックビデオでは最後に注目してみてください。
WithinDaft Punk

フランスを代表するエレクトロ・デュオ、ダフト・パンク。
テクノやトランスなど、幅広い電子音楽を手掛けています。
残念ながら2021年に解散してしまいましたが、その人気はいまだに健在ですね。
そんな彼らの暗い名曲としてオススメしたい作品が、こちらの『Within』。
「自分とはなんなのか」ということを突き詰めた抽象的なリリックですが、メロディーが非常に切ないものに仕上げられているので、言葉が通じなくても胸が苦しくなります。