『ジョジョ』シリーズ・元ネタになった洋楽まとめ
1986年の連載開始以降、漫画として、またアニメ作品として幅広い世代から人気を集めている、荒木飛呂彦先生原作『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。
いわゆる「超能力バトル」の先駆け的な作品で、手に汗握るストーリーや個性の強いキャラクターたちが多くのファンから愛され続けています。
そんな『ジョジョの奇妙な冒険』の特徴の一つといえば、登場人物の名前、また能力名などに、実在するアーティストやバンドの名前、曲名が元ネタとして使用されていること。
ということで今回この記事では『ジョジョ』シリーズに関連する洋楽曲をまとめてみました!
ぜひ音楽視点で『ジョジョ』の世界を覗いてみましょう!
『ジョジョ』シリーズ・元ネタになった洋楽まとめ(26〜30)
Georgy PorgyTOTO

『ジョジョの奇妙な冒険』の第七部「スティール・ボール・ラン」におけるレースに参加する旗手名はまさに洋楽ネタの宝庫なのですが、今回は「ジョージー・ポージー」の元ネタを紹介します。
スタジオミュージシャンを中心として結成、70年代後半から80年代にかけて爆発的なヒットを記録したアメリカのバンド、TOTOが1978年にリリースしたデビューアルバム『宇宙の騎士』の収録曲として『Georgy Porgy』という曲が存在するのですね。
都会的でしゃれた味わいの楽曲で、リードボーカルはギタリストのスティーヴ・ルカサーさんが務めており『Got To Be Real』などの曲で知られるシェリル・リンさんがコーラスで参加しているところもポイントの名曲ですよ!
Both Sides NowJoni Mitchell

『ジョジョの奇妙な冒険』の第七部「スティール・ボール・ラン」に登場するレースの騎手名は音楽ネタの宝庫でありますが、実はステージ名にもネタが隠されています。
第8ステージ「ボース・サイド・ナウ」はカナダが生んだ偉大なシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルさんが作詞作曲した永遠の名曲『Both Sides Now』が元ネタと言われており、この細かい引用はさすがの一言ですよね。
邦題『青春の光と影』と言われた方がピンとくる方も多いかもしれませんが、ちなみに最初にこの曲を歌ったのはジュディ・コリンズさんで1967年リリースの『Wildflowers』というアルバムに収録されていますよ。
RoundaboutYES


プログレッシブロックの名曲として知られる本作。
1971年11月にリリースされたアルバム『Fragile』のオープニングを飾りました。
ドラマチックな展開と壮大なサウンドが特徴で、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディングテーマにも起用されています。
くねくねと続くラウンドアバウトの旅を連想させる歌詞が、冒険心をくすぐりますね。
YESさんの音楽を知るきっかけとしても最適。
複雑なリズムと独特な世界観は、プログレファンにもジョジョファンにも響く一曲です。
1972年11月にシングルカットされた際は、アメリカのBillboard Hot 100で13位を記録。
BMIアウォードも受賞しているんですよ。
ドライブのお供にもぴったりな魅力的な楽曲です!
Walk Like An EgyptianThe Bangles


エジプト文化へのオマージュと時代の変化を映し出す、魅力的なポップチューンです。
バングルスさんのこの楽曲は、1986年にリリースされたアルバム『Different Light』からのシングルとして発表されました。
アメリカをはじめ多くの国でチャートのトップに輝いた大ヒット曲です。
異文化を祝福し、社会規範からの自由を促すメッセージが込められており、エキゾチックな魅力にあふれています。
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のエンディングテーマにも起用され、新たな注目を集めました。
エジプトを舞台にしたアニメの冒険的要素を見事に引き立てる一曲といえるでしょう。
We RockDio

『ジョジョの奇妙な冒険』における裏の主人公といっても過言ではない人気キャラクター、ディオ・ブランドー。
元ネタを知らなければ、DIOといえばジョジョのキャラクターと記憶している方も多いでしょう。
そんなディオはハードロック界のカリスマ的なボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオさんが率いたその名も「DIO」が元ネタなのですね。
レインボーやブラックサバスなど、歴史的なバンドで活躍したロニーさんはヘビーメタル好きであれば誰もが知っている「メロイックサイン」を広めた人でもあるのですよ。
ロニーさんはすでに亡くなってしまっていますが、ライブでも決して音程を外さないと言われるボーカルの素晴らしさは今もなお語り継がれいますから、キャラクターとしてのディオがお好きな方にもぜひロニーさんの歌声を聴いてもらいたいですね。