RAG MusicHR-HM
おすすめのハードロック・ヘビーメタル
search

スラッシュメタルを代表する海外のバンドまとめ

スラッシュメタルを代表する海外のバンドまとめ
最終更新:

80年代に一大ムーブメントを巻き起こしたスラッシュメタルは、ヘヴィメタルの歴史に燦然と輝く重要なジャンルですね。

テンポの速いリフとアグレッシブなリズム、激しいヴォーカルが特徴的で、ヘヴィメタルの中でも特に熱狂的なファンを持つスタイルとして知られています。

近年では、オールドスクールなサウンドに新しい解釈を加えたリバイバル勢も続々と登場。

この記事では、ジャンルの成り立ちから現代まで、スラッシュメタルの真髄を伝える海外の重要バンドをご紹介していきます。

スラッシュメタルを代表する海外のバンドまとめ(1〜10)

Raining BloodSLAYER

スラッシュメタル四天王の一角を担い、帝王の風格を放つアメリカのバンド、スレイヤー。

カミソリのように鋭利なギターリフと嵐のようなドラムが一体となって襲いかかる、激烈でスリリングなサウンドが魅力です!

1986年の名盤『Reign in Blood』はジャンルの金字塔となり、後のデスメタルにまで多大な影響を与えました。

タブーに挑んだ過激な歌詞は多くの物議を醸しましたが、その妥協のない姿勢こそがファンの熱狂的な支持を集めることになりました。

聴く者の本能を根底から揺さぶるような、ヘヴィメタル史に君臨し続ける絶対的な存在なのです。

Holy Wars…The Punishment DueMegadeth

自らを「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と標榜し、スラッシュメタル四天王「ビッグ4」の一角として君臨するメガデス。

元メタリカとしても有名な創設者デイヴ・ムステインさんが生み出す、テクニカルで知的なギターリフはまさに芸術品。

高速で複雑に展開するサウンドに、政治や社会、個人の葛藤といった思索的な歌詞が融合し、聴く者の魂を激しく揺さぶります。

金字塔との呼び声も高い『Rust in Peace』や、グラミー賞に輝いた『Dystopia』など、その作品群はジャンルの歴史そのもの。

幾多のメンバーチェンジを乗り越え、今なおシーンの最前線で新たな伝説を刻み続ける、スラッシュメタルを語る上で欠かせない存在です。

BatteryMetallica

スラッシュメタルの歴史を築き上げたアメリカのバンド、メタリカ。

ジャンルを代表する“ビッグ4”の一角であり、グラミー賞を10回も受賞した実績は、まさに生ける伝説といえるでしょう。

初期の高速リフと攻撃的なサウンドでシーンを席巻しましたが、ハードロックへ大胆に接近した『メタリカ』(通称ブラック・アルバム)で世界的な成功を収めるなど、常に進化を続けてきました。

その変幻自在な音楽性は、彼らが単に激しいだけでなく、極めて構築的であることを物語っています。

「音楽は常に変化し続ける!」そんな力強い哲学を感じさせる彼らのサウンドに、きっとあなたも心を撃ち抜かれるはずです。

IndiansANTHRAX

“ビッグ・フォー”の一角として知られるアンスラックスは、1981年にアメリカで結成されたスラッシュメタル・バンドです。

メンバーはリズムギターのスコット・イアンさん、ドラムと作曲を担うチャーリー・ベナンテさん、そしてネイティブ・アメリカンの血を引くボーカルのジョーイ・ベラドンナさんなど。

西海岸勢がシーンを席巻する中、東海岸から登場した彼らの音楽は、スラッシュメタルの攻撃性にパンクのエネルギーと独特のユーモアを融合させたサウンドが魅力です。

ラップとの革新的なクロスオーバーは、ヘヴィメタルの可能性を大きく広げるきっかけになったとされています。

現在もワールドツアーを行うなど精力的に活動しており、新作のリリースも間近なことから、今後の動向に注目が集まっているのだとか。

Executioner’s Tax (Swing of The Axe)Power Trip

POWER TRIP – “Executioner’s Tax (Swing of The Axe)” (OFFICIAL VIDEO)
Executioner's Tax (Swing of The Axe)Power Trip

スラッシュメタルの獰猛さにハードコアの魂を叩きつけた、アメリカ出身のパワートリップ!

2017年リリースの傑作『ナイトメア・ロジック』は、多くのメディアでその年のベストアルバムに選出されたことでも話題となりました。

猛烈なスピードで刻まれるリフと強靭なグルーヴは、聴く者の心臓を鷲掴みにしますよね?

その上で故ライリー・ゲイルさんが放つ、知性と怒りに満ちた社会的なリリックが鋭く突き刺さります。

代表曲「Executioner’s Tax」は、ライブで熱狂的な一体感を生むアンセムなのだとか。

彼の悲劇的な死を乗り越え、バンドは再び前進を開始。

その不屈の物語ごと体感すべき、現代クロスオーバーの王者です!

Certain DeathSadus

Sadus – Certain Death (official video)
Certain DeathSadus

スラッシュメタルにデスメタルの攻撃性と超絶技巧を叩き込んだ、テクニカルな暴音サウンド!

アメリカ出身のセイダスは、その妥協のない音楽性でベイエリア・シーンの中でもひときわ異彩を放ってきたバンドです。

ダレン・トラヴィスさんの獰猛なシャウト、スティーヴ・ディ・ジョルジオさんが奏でる悪魔的なフレットレス・ベース、そしてジョン・アレンさんの高速で正確無比なドラムが三位一体となり、聴く者を異次元の領域へと引きずり込みます。

まるで複雑な迷宮を猛スピードで駆け抜けるような、スリリングな楽曲展開はまさに圧巻ですね!

Critical MassNuclear Assault

ニュークリア・アソルトは、1984年にアメリカ・ニューヨーク市で結成されたバンドです。

アンスラックスの創設メンバーでもあったベースのダン・リルカーさんと、ボーカル兼ギターのジョン・コネリーさんを中心に結成。

スラッシュメタルにハードコアの魂を叩き込むような、攻撃的でパンキッシュなサウンドが彼らの真骨頂!

『Survive』や『Handle with Care』といったアルバムはビルボードチャートにもランクインし、政治や社会を痛烈に批判する歌詞も大きな注目を集めました。

その音楽性は「クロスオーバー・スラッシュ」というジャンルを確立させ、東海岸スラッシュの雄として後続のバンドに多大な影響を与えたとされています。

度重なる解散と再結成の末、2022年に活動を終えましたが、彼らの功績は今なお多くのファンに語り継がれているのだとか。