スウェーデン出身のギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)の楽曲をご紹介します。
イングヴェイ・マルムスティーンといえば速弾きの名手として有名なプレイヤーで、ロックギターの演奏にクラシック音楽の要素を取り込んだ革命的なプレイヤーです。
そんな彼はジミヘンがきっかけでギターを始めますが、徐々にクラシック音楽も聴くようになりバイオリンの楽譜をギターで弾こうと練習したこともあるそうですよ。
フェンダーのストラトとマーシャルのアンプが印象的でロックスターという感じでかっこいいですね。
それでは、イングヴェイ・マルムスティーンのテクニックに酔いしれてください。
イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)の名曲・人気曲(1〜10)
Rising ForceYngwie Malmsteen

バンド名であり、1stアルバムのタイトルにもなった『Rising Force』を曲名として与えられ、1988年のアルバム『Odyssey』の冒頭を飾ったのがこの曲。
スネアドラムが印象に残るイントロから、疾走感あふれるリフにつながるスピードナンバーです。
「アルバムレコーディング直前の交通事故により本来のギタープレイを発揮できなかった」というエピソードもありますが、それまでの作品とは少し方向の違うトリッキーなフレーズが登場するギターソロからは、事故の影響がほとんど感じられませんね。
Baroque And RollYngwie Malmsteen

自身の音楽を、クラシックとロックの融合として「バロックンロール」と称するイングヴェイ。
その言葉をタイトルに採用したこの曲は、入魂のインストゥルメンタル曲です。
彼独自のフレーズがこれでもかと詰め込まれた一曲に仕上がっています。
Far Beyond The SunYngwie Malmsteen

1stアルバム『Rising Force』の1曲目、『Black Star』に続くこの曲は、彼の代表曲というだけでなく、エレキギターによるインスト曲の歴史的傑作といって間違いありません。
ライブでも長年に渡って定番として演奏されており、その知名度から多くのメタルギタリストがこの曲に挑戦しています。
冒頭の短いドラムソロの後、7拍子に乗せた速弾きもアクセントが効いていますね。
そのタイトルの通り、まさに太陽をはるかに超えていくような飛翔感を持つフレージングは衝撃的です。
Trilogy Suite Op.5Yngwie Malmsteen

速弾きギタリストを志すプレイヤーにとって、課題となる難曲は多く存在しますが、『Trilogy Suite Op.5』は長年に渡ってその卒業試験ともいえる存在でした。
メロディの魅力はもちろんのこと、開放弦を効果的に使った斬新なフレーズや、一筋縄ではいかない運指など、ネオクラシカルメタルにおいて重要なテクニックが詰め込まれた1曲と言えます。
ちなみにこのアルバムではイングヴェイ自身がベースも演奏しており、当然ながらギターと完璧にユニゾンするテクニカルなベースも聴きどころのひとつです。
Power And GloryYngwie Malmsteen

プロレスラー高田延彦のテーマソングとして制作された楽曲です。
一時期、高田延彦の入場曲として使用されていました。
1994年リリースのEP「アイ・キャント・ウェイト」に収録されています。
重厚な雰囲気はまさに威風堂々といった感じですね。