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洋楽リリース曲まとめ【2025年4月】

2025年4月の洋楽シーンは、これまでにない多彩な音楽体験を届けてくれます。

イギリスのアイ・シー・オレンジさんが90年代のグランジスピリッツを現代によみがえらせた渾身の1曲から、アメリカのレオン・トーマスさんとハリー・ベイリーさんによる心に寄り添うR&Bコラボレーション、そしてスコットランドとイギリスの気鋭プロデューサーが織りなす洗練されたハウスサウンドまで。

ジャンルの垣根を越えて響く感動の旋律たちが、あなたの心に新たな扉を開いてくれることでしょう。

洋楽リリース曲まとめ【2025年4月】(91〜100)

ILMB (ft. Travis Scott)Sheck Wes

セネガル系アメリカ人のアーティスト、シェック・ウェスさんがトラヴィス・スコットさんをフィーチャーした新作を2025年4月にリリースしています。

サイケデリックな雰囲気を感じさせるダークなビートの上で、2人のラッパーが交互にヴァースを披露。

アグレッシブな歌唱で知られるシェック・ウェスさんと、独特のメロディアスなフロウが魅力のトラヴィス・スコットさんという異色の組み合わせが新鮮です。

そして本作は、2019年のジャックボーイズ以来となる2人のタッグということで大きな話題を呼んでいます。

ビデオも同時公開され、サンアントニオの1902 Nightclubでのサプライズパフォーマンスも話題に。

深夜のクラブでプレイされることを想定したようなハイテンションな楽曲なので、エナジーを上げたい夜にぴったりですね。

They Shot At TrumpTee Grizzley

Tee Grizzley – They Shot At Trump [Official Video]
They Shot At TrumpTee Grizzley

デトロイト拠点のラッパーのティー・グリズリーさんが2025年4月のシングルで、ストリートライフと社会批評を織り交ぜた作品を発表。

デトロイトのストーリーテラーとして知られる彼らしい重厚なトラップビートと緊張感のあるシンセサウンドに乗せて、権力者から一般市民まで誰もが暴力に晒される現代社会への鋭い洞察を展開しています。

2017年のデビューミックステープ『My Moment』から数々のゴールド認定を受けてきた実力派で、2023年11月にはアルバム『Tee’s Coney Island』でクリス・ブラウンなどをフィーチャーして話題を呼びました。

ストリートライフの現実とサバイバルをテーマにした本作は、彼の真骨頂とも言えるリアルな物語性が光る一曲です。

I Don’t Wanna KnowTeen Mortgage

Teen Mortgage – I Don’t Wanna Know (Official Music Video)
I Don't Wanna KnowTeen Mortgage

強烈なガレージパンクと反体制的なメッセージが融合した衝撃作が、アメリカ・ワシントンD.C.を拠点とするガレージパンク・デュオ、ティーン・モーゲージから届きました。

ギタリスト兼ボーカリストのジェームズ・ガイルさんとドラマーのエド・バラカウスカスさんによって2017年に結成された彼らが、帝国主義への痛烈な批判を込めた本作を2025年4月発売のアルバム『Devil Ultrasonic Dream』に収録。

ガレージパンクとサーフロックの要素をミックスした荒々しいサウンドが、現代社会への怒りと不条理さを見事に表現しています。

このアルバムはテレビドラマ『Shameless』でも使用され、話題を呼びました。

パンクロックが好きな方はもちろん、社会への問題意識を持つ方にもぜひ聴いてほしい一曲です。

Distracted By The Mona LisaThe Callous Daoboys

The Callous Daoboys – Distracted by The Mona Lisa (Official Music Video)
Distracted By The Mona LisaThe Callous Daoboys

アトランタを拠点に活動するマスコアバンド、ザ・カラス・ダオボーイズのニューアルバム『I Don’t Want to See You in Heaven』からの先行シングルは、2000年代のエモやポストハードコアの要素を色濃く反映したロックアンセム。

複雑なリズムパターンと印象的なフックを備えたブレイクダウンが、バンドの真骨頂であるマスコアサウンドを見事に表現しています。

未来の博物館をテーマに、アート作品のように構築された本作は、アメリカのライブツアーやヨーロッパでの公演を経て練り上げられた渾身の一曲。

フロントマンのカーソン・ペースさんは、2021年以降の個人的な経験から生まれた感情を率直に歌い上げています。

エモーショナルな展開とメロディアスな要素が見事に調和した本作は、激しい音楽と心揺さぶる歌詞を求めるリスナーにおすすめの一曲です。

This Is WhyTucker Nichol, Lil Wayne

Tucker Nichol, Lil Wayne – This Is Why (Official Video)
This Is WhyTucker Nichol, Lil Wayne

アメリカのポップR&Bシーンで注目を集めているタッカー・ニコルさんは、元ミス・テネシーUSAの経歴を持つテネシー州ナッシュビル出身のシンガーソングライター。

本作はヒップホップ界のレジェンド、リル・ウェインさんとのコラボレーション楽曲で、操作的な関係性からの解放という重いテーマを、ニコルさんのソウルフルなボーカルとウェインさんの円熟したフロウで表現した意欲作です。

2022年にリリースされたアルバム『Too Close To Home』収録曲のリメイク版で、ジュリア・ロバートが監督を務めたミュージックビデオも公開中。

メンタルヘルスや自己肯定感について考えたい方におすすめの一曲ですよ。

World At My FeetVictor Ray

Victor Ray – World At My Feet (Visualiser)
World At My FeetVictor Ray

素朴さと誠実さを備えたソウルフルな歌声で聴く人の心を掴むヴィクター・レイさん。

ウガンダ生まれでイギリス・ニューカッスル育ちのシンガーソングライターは、路上でのバスキング経験を経て、現在はロンドンを拠点に活動しています。

『i was.』『i felt.』『i tried.』と続いたEPシリーズの集大成となる『I WILL.』から公開された本作は、ソウル、R&B、ヒップホップの要素を融合させた力強いメッセージソング。

挫折や葛藤を乗り越えてきた経験と自己肯定感を前向きに歌い上げ、リスナーに希望の光を灯す音楽性が見事です。

2025年3月に英国でのアコースティックツアーを成功させたばかりで、5月からはオーストラリアツアーも予定。

感情豊かな歌声と誠実な歌詞が心に響く、聴く人の背中を優しく押してくれる曲となっています。

Tell me I never knew that (ft. Caroline Polachek)Caroline

caroline – Tell me I never knew that ft. Caroline Polachek (Official Video)
Tell me I never knew that (ft. Caroline Polachek)Caroline

実験的なポストロックやフォークなど複数のジャンルを横断するイギリスのバンドcarolineが、アメリカのアートポップシーンで脚光を浴びるキャロライン・ポラチェックさんをフィーチャーした素敵なコラボレーション曲を2025年4月にリリースします。

ドラムやアコースティックギター、管楽器などの温かみのある楽器とデジタルサウンドの見事な融合、ポラチェックさんの透明感のある歌声がもたらす幻想的な佇まいは、まさにイギリスのフォーク音楽と現代ポップの融合を体現したような名曲ですね。

孤独や不安といった現代的な感情を歌ったデジタルアンセムで、心に寄り添うような印象をもたらしてくれますよ。

本作は、アルバム『caroline 2』のリードシングルとしても位置づけられています。