洋楽リリース曲まとめ【2025年4月】
2025年4月の洋楽シーンは、これまでにない多彩な音楽体験を届けてくれます。
イギリスのアイ・シー・オレンジさんが90年代のグランジスピリッツを現代によみがえらせた渾身の1曲から、アメリカのレオン・トーマスさんとハリー・ベイリーさんによる心に寄り添うR&Bコラボレーション、そしてスコットランドとイギリスの気鋭プロデューサーが織りなす洗練されたハウスサウンドまで。
ジャンルの垣根を越えて響く感動の旋律たちが、あなたの心に新たな扉を開いてくれることでしょう。
洋楽リリース曲まとめ【2025年4月】(161〜170)
World At My FeetVictor Ray

素朴さと誠実さを備えたソウルフルな歌声で聴く人の心を掴むヴィクター・レイさん。
ウガンダ生まれでイギリス・ニューカッスル育ちのシンガーソングライターは、路上でのバスキング経験を経て、現在はロンドンを拠点に活動しています。
『i was.』『i felt.』『i tried.』と続いたEPシリーズの集大成となる『I WILL.』から公開された本作は、ソウル、R&B、ヒップホップの要素を融合させた力強いメッセージソング。
挫折や葛藤を乗り越えてきた経験と自己肯定感を前向きに歌い上げ、リスナーに希望の光を灯す音楽性が見事です。
2025年3月に英国でのアコースティックツアーを成功させたばかりで、5月からはオーストラリアツアーも予定。
感情豊かな歌声と誠実な歌詞が心に響く、聴く人の背中を優しく押してくれる曲となっています。
What Are We Fighting ForW.E.T

スウェーデンのメロディアスハードロック界を代表するスーパーグループW.E.T.がアルバム『Apex』から放つフォーク的な要素を取り入れた珠玉のナンバーです。
2人のリードシンガーによる迫力のある歌唱は、対立や闘争への疑問を投げかける深いメッセージを力強く伝えてくれます。
2025年3月のアルバム収録曲でありながら、通常のハードロックとは異なりスローなテンポに乗せたモダンなサウンドは新境地といえるでしょう。
2009年のデビューから着実にキャリアを重ねてきた彼らの音楽的成熟を十分に感じさせる作品で、タリスマンのドラマー、ジェイミー・ボーガーさんの参加により一層深みのある仕上がりとなっています。
クラシカルなメロディアスロックファンにはもちろん、フォーク色の強い楽曲に興味のある方にもおすすめです。
VIGILANTESWARGASM

イギリス・ロンドンを拠点に活動するエレクトロパンク・デュオWARGASMが2025年4月に放つニューシングルは、パンクロックとニューメタルを巧みに融合させた渾身のキラーチューンです。
攻撃的なリフとエレクトロニックなビートの上に、サム・マトロックさんとミルキー・ウェイさんによる感情的なツインボーカルが絡み合い、現代社会への不満と怒りを力強く表現しています。
本作は、UKロック&メタルアルバムチャートで19位を記録したアルバム『Venom』に続く期待の一作。
2023年にはHeavy Music Awardsで「Best Single」を受賞した実力派デュオの真骨頂が詰まった楽曲で、エッジの効いたサウンドとメッセージ性に惹かれる方にぜひおすすめです。
GonerWavves

カリフォルニア州サンディエゴのインディーロックシーンから飛び出したWavvesの新作は、パワフルでメロディアスなサウンドと、キャッチーなフックが特徴的な1曲です。
Blink-182のドラマー、トラヴィス・バーカーさんがプロデュースを手掛け、バンドの持ち味であるサーフロックとパンクの要素を見事に調和させた仕上がりとなっています。
本作は2025年6月発売予定のアルバム『Spun』からの先行シングルで、ミュージックビデオはロサンゼルスのライブハウスZebulonでの山火事被害者支援チャリティーショーの模様が収められています。
エネルギッシュなギターリフと爽快なメロディラインが、夏の開放感を存分に味わえる一曲となっており、ガレージロックやパワーポップが好きな方にぜひおすすめしたい作品です。
bad luckWe Came As Romans

メタルコアという音楽性の中で、ヘヴィなサウンドとメロディアスな要素を巧みに融合させてきたアメリカ・ミシガン州トロイ出身のWe Came As Romans。
2022年のアルバム『Darkbloom』以来となる新しい楽曲は、彼らがこれまで歩んできた軌跡を振り返りながら、前を向いて進む決意を表現したナンバーとなっています。
バンドの核となる重厚なギターリフに、エレクトロニックな要素を加えた印象的なサウンドスケープの上で、デイヴ・スティーヴンスさんのエモーショナルなボーカルが響き渡ります。
本作のリリースを記念して、2025年7月からは北米ツアー、9月からはヨーロッパツアーも予定されており、After The BurialやCurrentsなど実力派バンドも参加する見応えのあるラインナップとなっています。
人生の試練や苦悩に向き合いながらも前に進もうとする気持ちに共感できる方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
catch these fistsWet Leg

イギリスのワイト島を拠点に活動する女性デュオ、ウェット・レッグが待望の第2弾シングルを公開しています。
アルバム『Moisturizer』から先行リリースされた本作は、深夜のナンパ師たちに対する皮肉に満ちたメッセージを、ダンサブルでありながら不穏なニューウェーブサウンドで表現した意欲作。
厚みのあるベースラインと緊張感のあるギターリフが織りなす独特な世界観は、グラミー賞でも高い評価を受けた彼女たちの真骨頂といえますね。
7月にリリース予定のアルバムにはさらに個性的な楽曲も収録予定で、ポップなポストパンクの世界を知りたい方にはうってつけの1曲となっていますよ。
Get back to meWisp

耳の奥まで染み入るような幻想的なギターの轟音が印象的なサンフランシスコ出身のウィスプさんによる2025年4月の楽曲は、ファンの心を強く揺さぶります。
シューゲイズとドリームポップの要素を絶妙にブレンドさせ、そこに自己破滅的な想いを込めた歌声を乗せた本作は、断ち切れない感情の揺れに囚われた誰もが共感できるような曲調になっています。
2025年4月のコーチェラ・フェスティバルでの初披露を経て発売された本作は、インタースコープ・レコードからのシングルとして発売され、米音楽メディアからも高い評価を受けています。
ゆったりとした気分の時や、物思いに耽りたい瞬間に聴くのがおすすめです。
2004 (feat. buddy & the gang)YG

数多くの伝説的なラッパーを輩出してきたロサンゼルスはコンプトン出身の人気ラッパーにして、俳優の顔も持つYGさん。
2025年の3月にリリースされた新曲『2004』は、タイトル通り1990年生まれのYGさんにとって14歳のころに経験した過酷な性被害について赤裸々に語ったリリックが実に重い楽曲です。
西海岸ヒップホップの伝統を感じさせるトラックの中で、感情を表に出さず抑制を利かせたラップを聴かせるさすがの実力はもちろん、先述したような重いリリックもぜひ和訳などでチェックしてみてください。
The BellYeat

重厚なベースラインと鐘の音が印象的なサイケデリックトラップのサウンドは、聴く者を魅了せずにはいられません。
アメリカ出身のイートさんはトラップ、レイジ、クラウドラップなどのジャンルで独自の世界観を築いてきた実力派。
2024年にCoachella Festivalで披露されたパフォーマンスでは、高さ15メートルの巨大な金色の鐘のセットが話題となり、ジャスティン・ビーバーさんやザ・キッド・ラロイさんも観客として参加するなど、その存在感を示しました。
本作はアルバム『Lyfestyle』に続く楽曲で、ミニマルな構成の中にトランスのような没入感と中毒性を持ち合わせています。
Bashville on the SugarYumi Zouma

ニュージーランド発のドリームポップバンド、Yumi Zoumaが2025年4月に新作をリリース。
クライストチャーチの地震をきっかけに世界各地に散らばったメンバーが、オンラインでの制作を通じて生み出した珠玉のナンバーです。
メルボルン、ロンドン、ニューヨーク、ウェリントンと、それぞれの都市に暮らすメンバーが紡ぎ出す繊細な演奏と、ニューヨークの地下鉄のフィールドレコーディングが織りなす都会的な空気感が印象的。
アルバム『Present Tense』以来となる本作は、Nettwerk移籍後第一弾となる意欲作。
都市の喧騒や人々の出会い、別れを優しく包み込むような温かみのある歌声と、エネルギッシュな演奏が心地よく溶け合う楽曲です。
洋楽リリース曲まとめ【2025年4月】(171〜180)
Babyface ManiacsYung Lean

スウェーデン・ストックホルム出身のクラウドラップシーンの貴重な先駆者、ヤング・リーンさんによる心を掴んで離さない作品です。
映画『トゥルー・ロマンス』や『ワイルド・アット・ハート』からインスピレーションを得た本作は、砂利道を走る若き恋人たちの儚くも美しい逃避行を描いた物語性溢れる楽曲。
矢で射られながらも前進する主人公を描いたミュージックビデオも、ビジュアルディレクターのレオ・シボーニさんが手掛け、ルネサンス絵画の聖セバスチャンを彷彿とさせる芸術性の高い作品に仕上がっています。
アルバム『Jonatan』からの2曲目のシングルとなる本作は、2025年5月2日リリース予定のアルバムの世界観を印象付ける、アーティストとしての深化を感じさせる一曲となっています。
Tell me I never knew that (ft. Caroline Polachek)Caroline

実験的なポストロックやフォークなど複数のジャンルを横断するイギリスのバンドcarolineが、アメリカのアートポップシーンで脚光を浴びるキャロライン・ポラチェックさんをフィーチャーした素敵なコラボレーション曲を2025年4月にリリースします。
ドラムやアコースティックギター、管楽器などの温かみのある楽器とデジタルサウンドの見事な融合、ポラチェックさんの透明感のある歌声がもたらす幻想的な佇まいは、まさにイギリスのフォーク音楽と現代ポップの融合を体現したような名曲ですね。
孤独や不安といった現代的な感情を歌ったデジタルアンセムで、心に寄り添うような印象をもたらしてくれますよ。
本作は、アルバム『caroline 2』のリードシングルとしても位置づけられています。
othelloHard Life

憂いを帯びたメロディと洗練されたサウンドスケープが印象的な知的なポップチューンです。
イギリス・レスターを拠点とするhard lifeが2025年4月に公開した本作は、ジャズやソウル、ローファイヒップホップの要素を巧みに織り交ぜた作品。
オーストラリア出身のプロデューサー、タカ・ペリーさんとのタッグにより生まれた美しいアンサンブルは、信頼や嫉妬といった普遍的なテーマを鮮やかに描き出しています。
アルバム『Life’s a Beach』で2位を記録した彼らの新境地となる楽曲で、BBC Radio 1でも「Hottest Record」に選出。
東京・神楽坂で撮影されたミュージックビデオの趣深い映像美も相まって、心に染み入るような余韻を残してくれる一曲ですよ。
Do I keep you upkmoe

デジタル世代の新鮮なアーティストとして注目を集めるカナダ・バンクーバー出身のケール・モーゼス・イトコネン(kmoe)さん。
エモーショナルなボーカルとデジタルサウンドが織りなす独特の世界観は、一つのジャンルに収まらない多彩な魅力に溢れています。
The 1975やFrank Oceanなど幅広いアーティストからの影響を感じさせながらも、彼ならではの表現力が光る2025年4月のシングルは、耳に残るメロディと実験的なサウンドデザインが見事に融合。
映像ディレクターのNiall Proctorが手掛けたミュージックビデオも相まって、視覚と聴覚の両面で心を揺さぶる作品に仕上がっています。
眠れない夜のドライブBGMとしてもぴったりな一曲です。
square oneredveil

驚くべきスピードで頭角を現してきた米メリーランド州のプロデューサー兼ラッパー、レッドベールさん。
幼少期からファンクやソウルに親しみ、わずか11歳でタイラー・ザ・クリエイターさんに影響を受けて音楽制作を始めたという異色の経歴の持ち主です。
2025年4月22日、21歳の誕生日直後にジョニー・メイさんとルーク・タイタスさんをプロデューサーに迎え、ジャジーでソウルフルな本作を生み出しました。
ダイナミックなスネアドラムと滑らかなフロウが織りなす洗練された世界観は、彼の成長と進化を見事に体現しています。
アルバム『Bittersweet Cry』『Niagara』『Learn 2 Swim』と着実にキャリアを重ね、ピッチフォークから称賛を受けた彼の実力が存分に発揮された一曲。
777mediaが手掛けた映像作品と共に、感性豊かな音楽に触れたい方にお勧めです。
back to friendssombr

アメリカのエレクトロニカ/アンビエントシーンで注目を集めているソンバーさん。
幼少期からクラシック音楽の教育を受け、その後エレクトロニックミュージックの制作に傾倒していった彼が2024年12月に印象的な楽曲を公開しています。
インディーロックとオルタナティブポップの要素を融合させた本作は、冒頭の特徴的なピアノのイントロが印象的。
エモーショナルなボーカルとサビで広がるリバーブが、若者の恋愛や失恋の感情を鮮やかに描き出しています。
2025年4月3日には、人気モデルのシャーロット・ダレッシオさんをフィーチャーしたミュージックビデオも公開。
心の琴線に触れるメロディと没入感のあるサウンドデザインは、静かな夜や一人の時間にじっくり聴きたい一曲です。
Evangelic Girl is a Gunyeule

シンガポール出身でロンドンを拠点に活動するナット・チミエルさんによるソロプロジェクト、ユールから、ブリストルのトリップホップと90年代ゴシック音楽から影響を受けた新曲が到着。
未加工のボーカルをフィーチャーしたダークでありながらもダンサブルなエレクトロクラッシュ風のプロダクションは、彼女の「サイボーグ的」アプローチが際立つ仕上がりです。
アルバム『Evangelic Girl is a Gun』に収録される本作は、画家としての一面を探求するチミエルさんが、ポーランドのアーティスト、ズジスワフ・ベクシンスキーからインスピレーションを得て制作。
暴力的でありながらも優しい感情を見事に音楽で表現した意欲作となっています。
アンビエントやグリッチ、シューゲイザーを愛する音楽ファンは必聴です。
IMMA RIDE 4 U$NOT
アメリカのラッパー、スノットさんが新たな音楽的挑戦を見せつける素晴らしい一曲を2025年4月にリリースしました。
フロリダ州出身のスノットさんは、2018年の『GOSHA』が100万回再生を突破するなど、10代からSoundCloudで頭角を現したアーティストです。
サックス奏者MADILLAが参加した本作は、R&Bとソウルの要素を取り入れた新たな一面を見せつける作品。
スノットさんの個性的なラップスタイルと、メロディアスなサックスの演奏が美しく調和し、これまでにない魅力的なサウンドを作り上げています。
心地よい大人の雰囲気が漂う一曲なので、夜のドライブや、穏やかな休日のリラックスタイムにもぴったりですよ。
i guess u never really cared about meArtemas

甘く切ない歌声とダークウェーブサウンドが溶け合う、オルタナティブポップの新境地を開拓した一曲です。
イギリス・オックスフォードシャー出身のアルテマスさんは、ギリシャ系キプロス人の血を引くシンガーソングライター。
16歳でニルヴァーナに感銘を受け音楽制作を始めた彼の才能が、本作で見事に開花しています。
2025年4月に公開された本作は、失恋の痛みと相手への無関心さを繊細に描いた楽曲。
ミックステープ『Yustyna』以降の作品として、Rex Orange CountyやPost Maloneと比較される独自のサウンドを確立しています。
2025年のCoachella音楽フェスティバルでの初披露も大きな話題を呼び、内省的な歌詞とムーディーなサウンドは、失恋の痛手を癒やしたい人の心に響くことでしょう。
Blink TwiceShaboozey & Myles Smith

2025年4月にリリースされたこちらの楽曲は、自己探求と再生をテーマとしたフォークとカントリーを基調とした温かみのある美しい名曲です。
2024年に『A Bar Song (Tipsy)』が爆発的なヒットを記録したナイジェリア系アメリカ人のシャブージーさんと、ブリット・アワードでライジング・スター賞を受賞した注目のイギリス人シンガーであるマイルズ・スミスさんとのタッグにより、ソウルフルな歌声と繊細なメロディが見事に絡み合って心に沁みる楽曲へと仕上がっていますよ。
おわりに
2025年4月の話題作は、ジャンルの垣根を越えた多彩な楽曲がたくさんありました。
グランジの復活からR&Bの新境地、ハウスミュージックの進化まで、それぞれが独自の世界観を築き上げています。
音楽の持つ可能性の広がりを感じさせる、心に響く楽曲たちと出会えた幸せをかみしめながら、次なる音楽体験への期待も膨らみます。

