1990年代といえば、J-POP黄金期と語られることも多い時代。
CDを中心として音楽シーンが盛り上がったこの時代にも、数多くの名曲が生まれました。
この記事ではそんな90年代の卒業ソングを一挙に紹介していきます。
定番曲はもちろん隠れた名曲まで、当時を知る方にとっては懐かしく、じっくりと楽しめるソングリストになっていますよ。
1990年代に学生だった大人の方はもちろん、現役の学生の方もぜひこの機会に当時の名曲をお聴きください。
1990年代にリリースされた卒業ソング。卒業シーズンに寄りそう思い出の名曲(1〜5)
さよならなんかは言わせないB’z

B’zの6作目のオリジナルアルバム『RUN』に収録されている曲で、1992年に発売されました。
歌詞は、稲葉さんの大学の卒業式がモチーフになっていて、卒業で離ればなれになってもまた再会できるという、前向きなものになっています。
アルバムツアーではアンコールのラストで演奏されました。
ファンの中でも人気の高い曲です。
seasonZARD

坂井泉水さんがボーカルを務める音楽ユニット、ZARD。
彼女たちのファンのみぞ知る名曲として紹介したいのが『Season』です。
というのも、この『Season』はシングル発売されていない中で、唯一人気投票上位に入る曲なんです。
その歌詞は卒業する学生の心境を描いたもの。
はっきりと曲中の人物やシチュエーションについて明言されていないので、想像の幅が広く、どんな人でも共感できるはずです。
さみしくなった時や、元気を出したい時にぜひ聴いてください。
空も飛べるはずスピッツ

4人組ロックバンドのスピッツが歌う『空も飛べるはず』です。
1994年にリリースされた楽曲。
ドラマ『白線流し』の主題歌に起用され、ミリオンセラーも記録しました。
いつの時代も違和感なく聴ける、後世に残していきたい名曲、そして今でも卒業ソングの定番ですよね。
ボーカルである草野マサムネさんの歌声はどこまでも優しいです。
激しい曲やアップテンポな曲で化ける草野さんの歌声も良いですが、こういった穏やかな雰囲気の曲はすごく落ち着きますね。
スピッツの音楽は永遠に色あせません。
旅立ちの日に

この曲を聴くと自分の卒業式のことを思い出す、という方、多いかもしれませんね。
発表されてから現在にいたるまで、全国の卒業式で歌われてきた定番中の定番です。
もともとは、埼玉県の中学校で生まれたこの曲。
それが地域に広がり、作曲家の目に留まり、音楽雑誌に取り上げられ、そうして90年代後半、全国へと広まりました。
どうしても懐かしい気分になってしまいますよね。
きっといつまでも歌い継がれて行くであろう、名曲です。
Bye For NowT-BOLAN

ビーイング系アーティストの筆頭格として1990年代に絶大な人気を誇り、一度は解散しながらも2017年より活動を再開した4人組ロックバンド、T-BOLAN。
テレビドラマ『ウーマンドリーム』の主題歌として起用された6thシングル曲『Bye For Now』は、海外へ旅立つ決意をした当時のスタッフに向けて制作されたナンバーです。
今は別れてしまっても必ずまた会えると誓う歌詞は、まさに卒業式に友人と約束したいメッセージですよね。
ロングヒットによりミリオンセラーを獲得した、ポジティブな別れのシーンを描いたロックバラードです。
1990年代にリリースされた卒業ソング。卒業シーズンに寄りそう思い出の名曲(6〜10)
卒業渡辺美里

『My Revolution』でおなじみのシンガー渡辺美里さんの『卒業』という曲です。
底抜けに明るい曲を歌う歌手というイメージですが、この曲を聴いた時にそのイメージが崩れました。
不穏なストリングスのサウンドに、渡辺美里さんの力強く、まっすぐな歌声がよく映えますね。
彼女の、表現の幅の広さに感心する1曲です。
桜川本真琴

シンガーソングライターの川本真琴さん。
彼女が卒業をテーマに制作したのが、『桜』です。
その歌詞は、学生が桜を見ながら思い出を振り返り、変わらぬ友情を誓うというもの。
幅広い世代が共感できるような内容に仕上がっているので、お友達と聴くのにも、親子で聴くのにもピッタリだと思います。
それからメロディーはピアノをメインにしていて、はかなくも美しい雰囲気です。
卒業式や送別会で演奏するのにもピッタリではないでしょうか。