【80年代の卒業ソング】懐かしの名曲&今や定番となったヒット曲
卒業ソングといえば合唱曲が定番でしたが、70年代ごろからポップスの卒業ソングが登場し、80年代には多くの卒業にまつわるヒット曲が誕生するようになりました。
そこでこの記事では、そんな卒業ソングの名曲のなかでも、80年代にリリースされ人気を博した卒業ソングを紹介していきます!
この時代に学生生活を送っていた方にとっては懐かしく、今学生生活を送っている皆さんにとっては新鮮で心に刺さる名曲ばかりです。
ぜひ、彩り豊かな80年代の卒業ソングをお楽しみください!
【80年代の卒業ソング】懐かしの名曲&今や定番となったヒット曲(1〜10)
卒業斉藤由貴

尾崎豊さん、倉沢敦美さん、菊池桃子さんなどそうそうたるメンバーも『卒業』という名前の曲をリリースしています。
この卒業なる人生の節目にみんな深い思い入れがあるんですね。
斉藤由貴さんの『卒業』も80年代を思い出させる大ヒット曲の1つ。
「卒業式の日は人並みに涙を見せないと冷たいと思われるかも。
でも涙はあなたにだけ見せたい」風の歌詞は時代そのものがまだまだウブだった頃のつづり。
歌詞だけ見てもとても懐かしい昭和の匂いがします。
昔を思い出して聴きたいですね。
卒業尾崎豊

学生時代のモヤモヤとしたどうしようもないいらだちを歌ったこの曲は、やんちゃな学生時代を送ってきた人にはとくに刺さるものがあるのではないでしょうか?
そんな学生の気持ちを代弁した尾崎豊さんの熱い卒業ソング。
学生を卒業することは単なる通過点でしかないのかもしれません。
本当の意味での卒業は、学生特有のモヤモヤから解き放たれることかもしれません。
窮屈に感じていた生活、周りからの目、そうしたものから解き放たれ自由の身になること。
でもその自由の先にはまた別の不自由があること。
そうやって大人になっていくんだということを教えてくれているのかもしれません。
制服松田聖子

80年代の代表的なアイドル、松田聖子さんの卒業ソング。
大ヒット曲『赤いスイートピー』のB面として収録されたこの曲は、松本隆さん作詞、松任谷由実さんが呉田軽穂名義で作曲、そして松任谷正隆さんが編曲を手掛けたナンバーです。
同じクラスのただの友達だと思っていた人に、卒業するときに初めて友達以上の感情を抱いていたことを知り切ない気持ちになる様子が描かれています。
大切なものは失って初めて知るとよく言いますが、離れることがわかり初めて感じるその人の大切さを感じるということは、恋愛対象に限らず多くの人が感じたことのある感情ではないでしょうか。
卒業を前にそんなセンチメンタルな気持ちを感じてしまう方にオススメです。
じゃあねおニャン子クラブ

ポップに明るく別れを歌った、おニャン子クラブの卒業ソング。
この曲はおニャン子クラブのメンバーだった中島美春さんが、グループを卒業することになったのをきっかけに、彼女の卒業記念シングルとして制作されました。
卒業式には涙がつきものですが、この曲ではその涙は置いておいて、明るく「じゃあまたね!」といった感じでさよならをしようという思いが込められています。
それは卒業しても友達であることに変わりはないことや、これからの明るい未来を願ってのことなのでしょう。
涙は見せず明るく「じゃあね」と卒業を迎えたい方にオススメです!
卒業 -GRADUATION-菊池桃子

菊池桃子さんの4枚目のシングルとして、1985年にリリースされた『卒業-GRADUATION-』。
この曲は卒業式当日の歌ではなく、卒業と同時にお別れした男性を思う1曲ですね。
彼の生き方を応援するために女性は手を離したのでしょう。
好きなまま別れ、その気持ちが忘れられない切ない心情が描かれています。
春になるたびに卒業アルバムを見てしまうという真っすぐな思いに、泣けてきます。
青春時代の恋を忘れられないという女性にオススメの1曲です。
想い出がいっぱいH₂O

2000年代頃から音楽の教科書にも掲載されるようにもなったH2Oの名曲。
アニメ『みゆき』のエンディングテーマに起用されていました。
May J.さんや緒方恵美さんなどさまざまなジャンルの多くのアーティストにカバーされ、また多くの場面でタイアップ起用される、長年に渡って愛されている1曲です。
卒業アルバムに残る数々の思い出。
その思い出と卒業を迎え一歩また大人に近付く自分は、すっかり大人になってしまった自分からするとまだまだ子供だったなぁと懐かしむ様子が描かれています。
今卒業を迎えるという方にとっては、今抱えている不安もモヤモヤもいつか納得がいくだろうという希望を与えてくれるような曲でもあります。
春なのに柏原芳恵

中島みゆきさんが作詞・作曲を手掛けた、柏原芳恵さんの切ない別れを歌った卒業ソング。
春は色とりどりの花が咲いて、新たな出会いがあってと華やかなイメージがあります。
そんな楽しい気持ちになれる春は、「卒業」という別れによってその楽しい気持ちを一気になくしてしまいます。
そんな「楽」から「哀」に変わる春の心模様が『春なのに』というタイトルと曲から感じられます。
卒業は一生の別れというわけではありませんが、なぜか一生の別れに感じさせてしまうような切ない気持ちが歌われています。