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【アコーディオン】おしゃれ&一度聴いたら忘れられない世界の名曲

18世紀の誕生以来、ヨーロッパを中心に世界中で愛されているアコーディオン。

中国の笙をルーツに持つこの楽器は、耳にするだけで石畳が続くヨーロッパの街並みが思い浮かぶようなおしゃれで華やかな音色で、長きにわたって多くの人々の心を魅了し続けています。

今回は、そんなアコーディオンをメインに使用している作品や、アコーディオンの音色と相性の良い楽曲を集めました。

いずれも、アコーディオンの魅力を堪能できる作品ばかりですので、ぜひ最後までお楽しみください!

【アコーディオン】おしゃれ&一度聴いたら忘れられない世界の名曲(11〜20)

ラ・クンパルシータGerardo Matos Rodríguez

ラ・クンパルシータ (フアン・ダリエンソ楽団)
ラ・クンパルシータGerardo Matos Rodríguez

ウルグアイの作曲家兼ピアニスト、ヘラルド・マトス・ロドリゲスによって1916年に作曲された『ラ・クンパルシータ』は、彼の代表作であり、言わずと知れたタンゴの名曲。

作曲者の母国ウルグアイでは「第2の国歌」「タンゴの国歌」などと呼ばれ親しまれているほか、アルゼンチン・タンゴの代表曲としてアルゼンチン人の間でも「自国の歌」と愛されているのだそうです。

タンゴ特有のリズムと、情熱的な雰囲気と妖艶さを兼ね備えたアコーディオンの音色は、これ以上ないほど相性が良く、アコーディオンの名曲として多くん支持を得ています。

可愛い花Sidney Bechet

Petite Fleur – played by Theo Degler (Accordion)
可愛い花Sidney Bechet

耳にするだけでヨーロッパを旅しているような気分になれる『可愛い花』。

アメリカ人の作曲家シドニー・ベシェさん作曲のこの曲は、日本ではザ・ピーナッツのデビュー曲となったカバーバージョンが広く知られています。

懐かしさもあり異国情緒も感じられるメロディとサウンドは、まさにノスタルジックなアコーディオンの音色と相性抜群です!

世界中でカバーされているので、楽器や言語、アレンジによる違いを楽しむのもオススメですよ。

リベルタンゴAstor Piazzolla

Richard Galliano playing Libertango (Piazzolla Forever)
リベルタンゴAstor Piazzolla

正確にはアコーディオンの一種であるバンドネオン奏者、アストル・ピアソラの作曲した曲で、タンゴの名曲のうちのひとつです。

彼はタンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態をうみだしました。

この曲は1974年に発表されたもので、今でもタンゴの曲のスタンダードナンバーとして愛されています。

カチューシャMatvey Blanter

アコーディオンのしっとりとした音色が醸し出すノスタルジックな雰囲気と相性抜群の、ロシア民謡『カチューシャ』。

カチューシャと呼ばれている娘が国境警備につく恋人を思って歌う、切ない恋心と戦時下に置かれた人々の希望を描いた楽曲です。

この曲は1938年に作曲されましたが、1941年から1945年にかけてドイツとソビエト連邦の間で独ソ戦が繰り広げられた際には、兵士をたたえる歌として多くの人々によって歌われました。

心揺さぶるメロディが多くの人々に愛され、さまざまな言語に翻訳され世界中で親しまれている、ロシア音楽を代表する1曲です。

二人でお茶をVincent Youmans

1924年に作曲され、今ではジャズのスタンダードナンバーとして世界中で親しまれている『二人でお茶を』。

アコーディオンの特徴である豊かで心地よい響きを楽しめる1曲です。

気軽に口ずさめる軽快なメロディを耳にすれば、まるでヨーロッパのおしゃれな街並みをスキップしながらめぐっているような気分に!

多くのアコーディオン奏者が、ジャズならではの即興アレンジを加えて演奏していますので、お好みの演奏を探してみるのも楽しいかもしれませんね。

パリの空の下Hubert Giraud

シャンソンにはやはりアコーディオンが似合いますね。

こちらの曲はフランス映画「巴里の空の下セーヌは流れる」の挿入歌でもあり、歌詞もついている曲で、エディット・ピアフの録音が有名ですが、歌なしで演奏されることも多いようです。

三拍子のリズムとアコーディオンの音色がとけあって、いつ聴いてもすばらしい曲です。

【アコーディオン】おしゃれ&一度聴いたら忘れられない世界の名曲(21〜30)

Scabroso

Mauro Carra valzer Scabroso.mpg
Scabroso

イタリアに古くから伝わるとされているのが『Scabroso』です。

作曲者や曲が作られた詳しい背景は不明ですが、その軽やかでイタリアらしいメロディラインは、今なお多くの人に愛されています。

パッと聴いた印象は、楽し気な雰囲気ですね。

しかし、別の考察もできるんです。

実はタイトルの「Scabroso」には、「やっかいな」という意味があるんです。

それを踏まえて聴くと、トラブルに見舞われた男性がてんてこまいしている様子も思い浮かびますね。