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アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ

イタリアの作曲家でありヴァイオリニストでもあるアルカンジェロ・コレッリ。

バロック音楽を代表する作曲家として名を残し、後にバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラフマニノフなどに影響を与えました。

コレッリの音楽は旋律の美しい流れと伴奏パートの丁寧な扱いが特徴的で、彼だから作れる世界観に心が癒されるような作品ばかりです。

しかし作品数は比較的少なく、『合奏協奏曲』と『トリオ・ソナタ』、『ヴァイオリン・ソナタ』が主な作品となっています。

本記事では、その作品の中から名曲、人気曲をピックアップしました。

教会で聴きたくなるような繊細で優雅な旋律を、どうぞお楽しみください。

アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ(1〜20)

ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 作品5 第7番Arcangelo Corelli

ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 作品5 第7番(Violin Sonata D minor Op.5 No.7)1:プレリューディオ、2:クーラント、3:サラバンド、4:ジーグ。

演奏はヴァイオリン:マルウィーナMikołajczakさん、アコーディオン:クシシュトフLutrzykowskiさん。

トリオ・ソナタ イ短調 作品1の4Arcangelo Corelli

優美な旋律が心に響く珠玉の室内楽作品。

2つのヴァイオリンと通奏低音による美しい調べが、聴く人を魅了します。

1681年に発表されたこの作品は、コレッリの名を広めるきっかけとなりました。

緩急の対比が際立つ4楽章構成で、感情豊かな表現が随所にちりばめられています。

とくに緩徐楽章では、深い表現力が求められ、演奏者の技量が試されます。

バロック音楽の真髄を味わいたい方や、心静かに音楽に浸りたい方にオススメの作品ですよ。

4声のソナタ ニ長調 WoO.4Arcangelo Corelli

優雅な雰囲気と繊細な演奏が魅力のこの作品。

トランペットの華やかな音色と、ヴァイオリンの流麗な旋律が見事に調和しています。

通奏低音が全体を支え、バロック音楽特有の豊かな和声進行が耳に心地よく響きます。

優美な旋律と力強いリズムのコントラストが印象的で、バロック音楽に親しみたい方や、洗練された室内楽を楽しみたい方にオススメ。

1700年頃のイタリアで人気を博した音楽スタイルを今に伝える、貴重な作品といえるでしょう。

シンフォニア ニ短調 WoO.1Arcangelo Corelli

Corelli Sinfonia per l’Oratorio Santa Beatrice d’Este Accademia degli Astrusi Federico Ferri
シンフォニア ニ短調 WoO.1Arcangelo Corelli

バロック音楽を代表するコレッリの手による美しい序曲です。

689年に発表されたこの曲は、優雅な旋律が特徴的で、オラトリオの幕開けを飾るために書かれました。

緩やかなテンポで始まり、やがて生き生きとした音楽へと変化していく様子は、まるで物語の展開を予感させるかのよう。

繊細な対位法や和声の使い方も見事で、コレッリならではの音楽的魅力に満ちています。

バロック音楽に興味のある方はもちろん、心を落ち着かせたい時にもオススメです。

静かに耳を傾けると、優美な旋律の中に込められた深い情感が伝わってくるでしょう。

4声のソナタ ト短調 WoO.2Arcangelo Corelli

バロック音楽の傑作として名高い本作。

2つのヴァイオリンとヴィオレッタ、通奏低音で構成されています。

緩急自在に描かれる4つの楽章は、それぞれ異なる表情を見せます。

冒頭のアダージョでは、ゆったりとした旋律が深い情感を湛え、続くアレグロでは活気に満ちた対位法が聴く者を魅了します。

静謐な第3楽章を経て、プレストの終楽章では躍動感ある軽快なリズムが特徴的。

繊細な旋律と豊かな和声が織りなす音の世界は、まるで天上の調べのよう。

バロック音楽に馴染みのない方も、きっと心癒される1曲です。