アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ
イタリアの作曲家でありヴァイオリニストでもあるアルカンジェロ・コレッリ。
バロック音楽を代表する作曲家として名を残し、後にバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラフマニノフなどに影響を与えました。
コレッリの音楽は旋律の美しい流れと伴奏パートの丁寧な扱いが特徴的で、彼だから作れる世界観に心が癒されるような作品ばかりです。
しかし作品数は比較的少なく、『合奏協奏曲』と『トリオ・ソナタ』、『ヴァイオリン・ソナタ』が主な作品となっています。
本記事では、その作品の中から名曲、人気曲をピックアップしました。
教会で聴きたくなるような繊細で優雅な旋律を、どうぞお楽しみください。
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アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ(1〜10)
シンフォニア ニ短調 WoO.1Arcangelo Corelli

バロック音楽を代表するコレッリの手による美しい序曲です。
689年に発表されたこの曲は、優雅な旋律が特徴的で、オラトリオの幕開けを飾るために書かれました。
緩やかなテンポで始まり、やがて生き生きとした音楽へと変化していく様子は、まるで物語の展開を予感させるかのよう。
繊細な対位法や和声の使い方も見事で、コレッリならではの音楽的魅力に満ちています。
バロック音楽に興味のある方はもちろん、心を落ち着かせたい時にもオススメです。
静かに耳を傾けると、優美な旋律の中に込められた深い情感が伝わってくるでしょう。
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 作品5 第3番Arcangelo Corelli

バロック音楽の優雅さを存分に味わえるこの作品。
5つの楽章から成り、内省的なアダージョから活気あふれるフーガへと移り変わる構成が魅力的です。
とくに印象的なのは、ヴァイオリンの即興的な装飾が許される第1楽章。
演奏者の技量が存分に発揮される場面でもあります。
1700年に出版された際、ローマの音楽界に大きな衝撃を与えました。
旋律の美しさと和声の精緻さを追求したい方にオススメです。
ゆったりとした時間の中で、バロック音楽の真髄に触れてみてはいかがでしょうか。
トリオ・ソナタ ハ長調 作品4の1Arcangelo Corelli

トリオ・ソナタ ハ長調 作品4の1(Trio Sonata C major Op.4 No.1)。
演奏はムジカ・パシフィカ。
リコーダー:Judith Linsenbergさん、ヴァイオリン:Elizabeth Blumenstockさん、チェロ:William Skeenさん、テオルボ:John Lentiさん。
オルガン:Charles Shermanさん。
アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ(11〜20)
トリオ・ソナタ ニ長調 作品3の2Arcangelo Corelli

トリオ・ソナタ ニ長調 作品3の2(Trio Sonata D major Op.3 No.2)。
演奏はTCUコレギウム。
ヴィオラ・ダ・ガンバ:スチュアート・チェイニーさん、チェンバロ:ジョセフ・バトラーさん、ヴァイオリン:チャヨン・リーさん、ジュリアン・テッロ Jr.さん。
合奏協奏曲 二長調 作品6 第4番Arcangelo Corelli

合奏協奏曲 二長調 作品6 第4番(Concerto grosso D major Op.6 No.4)。
演奏は、NTU ストリング・オーケストラ。
ヴァイオリン:クリストファー・チュアさん、ハ・クァン・トランさん、チェロ:ジョナサン・クーさん、他。
指揮:ジェラルド・チアさん。
4声のソナタ ト短調 WoO.2Arcangelo Corelli

バロック音楽の傑作として名高い本作。
2つのヴァイオリンとヴィオレッタ、通奏低音で構成されています。
緩急自在に描かれる4つの楽章は、それぞれ異なる表情を見せます。
冒頭のアダージョでは、ゆったりとした旋律が深い情感を湛え、続くアレグロでは活気に満ちた対位法が聴く者を魅了します。
静謐な第3楽章を経て、プレストの終楽章では躍動感ある軽快なリズムが特徴的。
繊細な旋律と豊かな和声が織りなす音の世界は、まるで天上の調べのよう。
バロック音楽に馴染みのない方も、きっと心癒される1曲です。
トリオ・ソナタ ロ短調 作品3の4Arcangelo Corelli

繊細で優雅な旋律が心に響く名作。
2本のヴァイオリンと通奏低音による絶妙な掛け合いが、バロック音楽の魅力を存分に引き出しています。
ロ短調の調性が醸し出す哀愁と、リズミカルな展開のコントラストが印象的。
第2楽章のテーマは、後にバッハがオルガン曲で引用したことでも知られています。
静かな情感を呼び起こす教会ソナタスタイルは、心を落ち着かせたい時にオススメ。
バロック音楽の真髄を味わいたい方や、クラシック音楽の歴史に興味がある方にぜひ聴いていただきたい1曲です。





