アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ
イタリアの作曲家でありヴァイオリニストでもあるアルカンジェロ・コレッリ。
バロック音楽を代表する作曲家として名を残し、後にバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラフマニノフなどに影響を与えました。
コレッリの音楽は旋律の美しい流れと伴奏パートの丁寧な扱いが特徴的で、彼だから作れる世界観に心が癒されるような作品ばかりです。
しかし作品数は比較的少なく、『合奏協奏曲』と『トリオ・ソナタ』、『ヴァイオリン・ソナタ』が主な作品となっています。
本記事では、その作品の中から名曲、人気曲をピックアップしました。
教会で聴きたくなるような繊細で優雅な旋律を、どうぞお楽しみください。
アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ(11〜20)
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品5 第9番Arcangelo Corelli

バロック時代の名作『ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品5 第9番』。
たえまなく流れる旋律の美しさに心が奪われます。
ヴァイオリンの技巧的な表現力と、通奏低音との絶妙な対話が印象的。
各楽章には、ガヴォットやジーグといった舞曲の要素が取り入れられ、軽快で優雅な雰囲気を醸し出しています。
1685年にローマで出版された本作は、当時の貴族たちからも高い評価を受けました。
室内楽の醍醐味を感じられるこちらの作品、ぜひ聴いてみてくださいね。
合奏協奏曲 ヘ長調 作品6 第12番Arcangelo Corelli

優雅で流麗な旋律が印象的な合奏協奏曲。
バロック音楽の粋を集めたような本作は、コレッリの音楽的才能が存分に発揮された傑作です。
ソリストとオーケストラの絶妙な掛け合いが、聴く者の心を魅了します。
穏やかで優美な雰囲気の中にも、時折力強さが顔を覗かせる構成は、まるで貴族の舞踏会を思わせるようですね。
1714年に出版されたこの曲は、バロック音楽の真髄を感じたい方や、心を癒されたい方にオススメです。
合奏協奏曲 ヘ長調 作品6 第9番Arcangelo Corelli

バロック音楽の名手が残した珠玉の作品。
まるで精巧な宝石のように、緻密に作り込まれた音の連なりが印象的です。
コンチェルティーノとリピエーノが織りなす対話は、まるで春の息吹を感じさせるかのよう。
穏やかな前奏に始まり、軽快なアレマンデ、躍動感あふれるコレンテと続き、ガヴォットの優雅さ、アダージョの感情の深さ、そしてミヌエットの華やかさへと移り変わっていきます。
6つの楽章それぞれが異なる表情を見せながら、全体として見事な調和を生み出しているのが魅力的な作品です。
トリオ・ソナタ ニ長調 作品3の2Arcangelo Corelli

トリオ・ソナタ ニ長調 作品3の2(Trio Sonata D major Op.3 No.2)。
演奏はTCUコレギウム。
ヴィオラ・ダ・ガンバ:スチュアート・チェイニーさん、チェンバロ:ジョセフ・バトラーさん、ヴァイオリン:チャヨン・リーさん、ジュリアン・テッロ Jr.さん。
合奏協奏曲 二長調 作品6 第4番Arcangelo Corelli

合奏協奏曲 二長調 作品6 第4番(Concerto grosso D major Op.6 No.4)。
演奏は、NTU ストリング・オーケストラ。
ヴァイオリン:クリストファー・チュアさん、ハ・クァン・トランさん、チェロ:ジョナサン・クーさん、他。
指揮:ジェラルド・チアさん。
トリオ・ソナタ ト短調 作品4の2Arcangelo Corelli

トリオ・ソナタ ト短調 作品4の2(Trio Sonata G minor Op.4 No.2)。
演奏は、ルードゥス・インストゥルメンタルです。
バロック・ヴァイオリン:エフゲニー・スヴィリドフさん、アンナ・ドミットリバさん、チェンバロ:エカテリーナ・ビアズワさん。
アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ(21〜30)
合奏協奏曲 二長調 作品6 第7番Arcangelo Corelli

合奏協奏曲 二長調 作品6 第7番(Concerto grosso D major Op.6 No.7)。
演奏はコレギウム・マリアヌム。
ヴァイオリン:レンカ・トルゲシェンさん、Magdalena Maláさん、Simona Tydlitátováさん、Petra Ščevkováさん、テオルボ:Jan Krejčaさん、他。