アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ
イタリアの作曲家でありヴァイオリニストでもあるアルカンジェロ・コレッリ。
バロック音楽を代表する作曲家として名を残し、後にバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラフマニノフなどに影響を与えました。
コレッリの音楽は旋律の美しい流れと伴奏パートの丁寧な扱いが特徴的で、彼だから作れる世界観に心が癒されるような作品ばかりです。
しかし作品数は比較的少なく、『合奏協奏曲』と『トリオ・ソナタ』、『ヴァイオリン・ソナタ』が主な作品となっています。
本記事では、その作品の中から名曲、人気曲をピックアップしました。
教会で聴きたくなるような繊細で優雅な旋律を、どうぞお楽しみください。
アルカンジェロ・コレッリの名曲、人気曲|美しく優雅な旋律の調べ(21〜40)
トリオ・ソナタ ト短調 作品1の10Arcangelo Corelli

トリオ・ソナタ ト短調 作品1の10(Trio Sonata G minor Op.1 No.10)。
演奏はフルート:ダニエル・ガリンさん、ヴァイオリン:コンスタン・イケイさん、マリエル・モラレスさん、チェロ:ブルーノ・ダンブロジオさん、ピアノ:ロシオ・ポロさんです。
合奏協奏曲 二長調 作品6 第1番Arcangelo Corelli

合奏協奏曲 二長調 作品6 第1番(Concerto grosso D major Op.6 No.1)。
演奏はニューヨーク・バロック・インコーポレーテッド。
ヴァイオリン:ロレンツォ・コリットさん、アドリアーネ・ポストさん、ハープシコード:ジェフリー・グロスマンさん、他。
ラ・フォリアArcangelo Corelli

弦楽合奏やバロック楽団の間でこの曲は非常に有名で、実はあのラフマニノフやクライスラーもこの曲を編曲されています。
覚えやすいテーマから始まり、チェンバロやオルガンにふさわしい曲調でこの曲を彩っています。
また、フィナーレになるとこれまでの曲調を華麗にまとめ上げ、説得力のある幕引きを聴かせてくれます。
合奏協奏曲第8番「クリスマス」Arcangelo Corelli

コレルリが作曲した、全12曲からなる合奏協奏曲集のなかでもっとも有名な曲です。
コレルリ自身「キリスト降誕の夜のために作曲した」と書いてあり、クリスマスの真夜中におこなうミサのために作曲されました。
チェンバロと弦楽器の音色が美しくも優しく響き渡り、教会の中でキリストの降誕を祝う姿が想像できそうな曲となっています。
合奏協奏曲集 ト短調 作品6-8「クリスマス」Arcangelo Corelli

コレッリは、イタリアの作曲者・指揮者・ヴァイオリン奏者です。
合奏協奏曲集は、1712年に出版されました。
合奏協奏曲「クリスマス」は、ヴィオラ、ヴァイオリンチェロなどの弦楽器の奏でるト短調の旋律が、平和で神聖なクリスマスの雰囲気です。
おわりに
コレッリの名曲、人気曲を紹介しました。
ヴァイオリン・ソナタ の『ラ・フォリア』と、合奏協奏曲の 『クリスマス協奏曲』が最も有名ですが、それ以外の曲も美しい作品ばかりですよね。
こちらで紹介した曲以外にもまだ作品は少しあるので、気になった方は聴いてみてくださいね。
ラフマニノフが作曲した『コレッリの主題による変奏曲』もとても有名なので、ぜひ合わせて聴いてみてください!