発声の悪い癖をつけないために
カラオケが好きな人や、ボーカルとして活動している方……。
そんなみなさんの中には独学で発声法を学び歌っている方も多いのではないでしょうか?
もしかしたらその発声法、間違っているかもしれません。
今回は発声の悪い癖をつけないためのアドバイスをお伝えします。
一度、しっかり立ち止まること
発声の悪い癖をつけてしまうと、改善するのに、少々時間を要してしまいます。
なので、「なんか声が出しづらいな~」と感じたら、一度、自分の発声を見つめなおしてみましょう。
そして、疑問を持つこと!
- なぜ、低い声は楽に出せるの?
- なぜ、裏声は、楽に出せるの?
- なぜ、プロシンガーは、楽に高音を出せるの?
こんな疑問が、悪い発声から、あなたを救ってくれたりします!
そもそも、やっていることが違うのでは?
歌がうまい人は、全く違う意識で声を出しているのでは?
そんな風に、180度、視点を変えてみてもいいと思います。
本来は、誰にでも低い声から高い声まで出せる機能が備わっています。
それができない場合は、喉の使い方に気づいていないか、間違っているか、そのどちらかでしょう。
そして、間違った声の出し方の経験値を上げていくほど、そこから抜け出すのは難しくなります。
悪い習慣が癖となり、脳から、反射的に、よくない喉の動きの指令を出してしまうからです。
「あれっ、なんか喉が苦しい」と思ったら、すぐに、その発声法をやめて楽に出せる声(裏声のような)に切り変えましょう。
体に、悪い情報を覚えさせないようにするのです。
以前、何かの本で【悪い癖のついた発声を直すのには、歌ってきた年月の「倍の年月」が必要】というのを見たことがあります。
「そんなオーバーな……!?」と思ってしまいますが、まんざら、うそでもない気がします。
それくらい無意識の癖というのは、怖いものです。
(喉の)筋肉というのは、同じ方向に動かせば、その筋力が成長していきます。
その方向が正しければ、どんどん鍛えていってOKですが、間違っていたとしたら、ムキムキにしてはいけません。
働いてもらう喉の筋肉は、他にある!
のですから。
また、精神論でなんとかしてしまうような、むちゃな発声には、気を付けてくださいね。
あなたの喉は、一生ものですからね!