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ビーチ・ボーイズの名曲・人気曲まとめ【初心者向け】

1961年の結成以来、アメリカはカルフォルニアの明るい若者カルチャーを体現したような楽曲で人気を博すも、中心人物のブライアン・ウィルソンさんのアーティステックな才能が全面に出た歴史的傑作『Pet Sounds』リリース以降は音楽性も変化、後世に多大なる影響を与えた偉大なバンドのザ・ビーチ・ボーイズ。

2025年6月11日、82歳でその生涯を終えたブライアンさんの訃報は日本でも多くのメディアで報じられ、その影響力を改めて知ったという若い方々もきっといるでしょう。

こちらの記事では、特に初心者の方に向けて初期の曲からブライアンさんが表舞台を退いた70年代以降の曲も含めて、まずは聴いてほしい曲をまとめて紹介します!

ビーチ・ボーイズの名曲・人気曲まとめ【初心者向け】(11〜20)

Don’t Talk (Put Your Head On My Shoulder)The Beach Boys

歴史的傑作『Pet Sounds』に収められた珠玉のバラード『Don’t Talk (Put Your Head On My Shoulder)』。

ブライアン・ウィルソンさんの甘く繊細なソロボーカルは、弦楽器とティンパニが織りなす荘厳な響きの中へ静かに溶け込んでいきます。

まるで恋人の胸に頭を預け、心臓の鼓動を聴いているかのような、言葉を超えた親密さに包まれる感覚になりませんか?

大切な人と過ごす中で、無言の時間が何よりも愛おしいと感じた瞬間、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。

この歌は、そんな静寂の中にある真実の対話の尊さを、優しく教えてくれます。

Feel FlowsThe Beach Boys

The Beach Boys – Feel Flows (Visualizer)
Feel FlowsThe Beach Boys

ザ・ビーチ・ボーイズのアルバム『Surf’s Up』に収録されている『Feel Flows』は、カール・ウィルソンさんの才能が光る、幻想的で美しい一曲です。

心地よく響くフルートとサックスの音色、そして夢の中を漂うようなボーカルが、まるで万華鏡のようなサイケデリックな世界へと誘います。

初期の陽気なイメージとはまた違った、少しメロウで内省的な雰囲気に思わず引き込まれてしまいますよね。

この曲が持つどこか切ない魅力は、映画『あの頃ペニー・レインと』でも印象的に使われました。

抽象的な歌詞だからこそ、考え込まずに音の波にただ身を任せる、そんな聴き方でこの曲の世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。

I Know There’s an AnswerThe Beach Boys

音楽史の歴史に残る名盤『Pet Sounds』の中でも、ひときわ不思議な輝きを放つ楽曲です。

ベース・ハーモニカの印象的なソロに導かれ、バンジョーやフルートが彩る万華鏡のようなサウンドは、聴く人を一瞬で異世界へと誘います。

この深遠な雰囲気は、中心人物のブライアン・ウィルソンさんが自分自身と深く向き合ったことから生まれているんです。

「本当の自分って何だろう?」という難しい問いに、そっと寄り添ってくれるような優しさを感じませんか?

悩んだり迷ったりした時、この曲の複雑で美しいハーモニーに耳を澄ませば、心の中に新しい答えが見つかるはず。

音の迷宮を探検するような気持ちで、じっくり味わってみてください。

In My RoomThe Beach Boys

The Beach Boys – In My Room (Visualizer)
In My RoomThe Beach Boys

1963年に発表されたザ・ビーチ・ボーイズの『In My Room』は、きらびやかなサーフサウンドのイメージを覆す、内省的な美しさが際立つ珠玉のバラードです。

ブライアン・ウィルソンさんにとって聖域であったという自室を歌ったこの曲は、ウィルソン3兄弟の優しいハーモニーが心の奥まで静かに染み渡ります。

幼い頃、兄弟で歌った部屋の思い出がそのまま音になったかのような温かみと、どこか切ない孤独感が同居しているんです。

一人きりの部屋で、自分だけの世界に深く沈んでいく、あの独特の感覚を思い出しませんか?

彼らの音楽が持つもう一つの深い魅力に触れながら、じっくりと聴いてみてはいかがでしょうか。

I’m Waiting For the DayThe Beach Boys

『待ったこの日』という邦題でも知られる『I’m Waiting For the Day』は、『Pet Sounds』に収録されている壮大なオーケストラとロックサウンドが融合した、アルバムの中でもポップで聴きやすい1曲です。

美しい弦楽器や管楽器が幾重にも重なるアレンジは、まるで一本の短編映画のよう。

過去の恋で傷ついた相手に「また誰かを愛せる日まで待っているよ」といちずに寄り添う歌詞が、ブライアン・ウィルソンさんの繊細な歌声と相まって心の奥までじんわりと染み渡ります。

温かくも切ないメロディに、そっと心を委ねて聴いてみてはいかがでしょうか?

The Little Girl I Once KnewThe Beach Boys

1965年にシングルとして発表された、ザ・ビーチ・ボーイズの野心的な楽曲です。

歴史的名盤『Pet Sounds』への重要な布石となったこの曲は、途中で演奏がパタリと止まる大胆な「無音」のパートがとにかく衝撃的。

ラジオで流すにはあまりに斬新すぎたこの仕掛けは、まるで時間が魔法で止められたかのよう。

かつて知っていた少女との再会、そして大人になった彼女へのときめき。

そんな甘酸っぱいストーリーが、この静寂によって一層ドラマチックに心へ響いてくるんです。

天才ブライアン・ウィルソンさんが見せた革新的な才能のきらめきに、きっとあなたも心を奪われるはずです。

ビーチ・ボーイズの名曲・人気曲まとめ【初心者向け】(21〜30)

Surfer GirlThe Beach Boys

The Beach Boys – Surfer Girl (Visualizer)
Surfer GirlThe Beach Boys

サーフロックの代表的なバンドとして知られているザ・ビーチ・ボーイズ。

彼らの音楽は「カリフォルニア・サウンド」として世界的な人気を集めていますね。

そんな彼らが1963年7月に公開した名バラードは、甘く切ないメロディと美しいコーラスワークが胸を打つナンバーです。

本作では、夕暮れの海で波に乗る女の子に憧れる、少年の純粋な恋心が描かれています。

届かない想いと切なさが入り混じった感情は、夏の終わりのセンチメンタルな気分と重なりますね。

作曲したブライアン・ウィルソンが自身の原点と語るほど特別な一曲で、同名のアルバム『Surfer Girl』の表題曲にもなっています。

過ぎゆく夏を惜しみながら思い出に浸りたいときにぴったりの名曲です。